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作品解説「package」

作品解説
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「package」

size 2500×1700×600 mm

素材 和紙、銅、真鍮、洋白

 

 

この作品は大学の卒業時に制作した作品である。

 

 

高校から大学までおよそ7年近く金工を学んではいたが、急に方向転換して和紙を使った作品に変えた。

今まで金工学んできたにも関わらず、

 

なぜ変えたのかというと、金工の世界ではすでに日本の伝統工芸であるとか、ドイツの金工の世界がもう確立されているため、そこに自分が当てはまるかというと少し違うなと思ってしまったからである。

 

ちょうどその時に和紙を扱うようになったこともあり、和紙をメインにして、今まで確立されていない作品のジャンになるようなものを制作した。

 

金工の作品としてはかなり異色であったと思うが、むしろそれが評価にもつながった。

私としても少し戦略的にしたところもある。

 

 

 

作品のコンセプトは”抜け殻”であって、生命を包むもの=packageとした。

 

私の今まで見て一番美しかったものが、子供の時に見たセミの抜け殻であった。

皆さんは見たことがあるだろうか。もしなかったらぜひ見てほしい。

夏の夜中に公園の木の上で見ることができる。

 

茶色い幼虫から白くエメラルドの筋を持った蝉が羽化する瞬間。

その鮮烈な印象が幼いながら脳裏に焼き付いていた。

 

それから17年ほどたった今卒業制作の作品として制作した。

それが「package」である。

 

 

「かつて中にいた”それ”は

 自らの器をつくり、抜け出ていく

残された”から”を通して私は”それ”を予感する」

 

これがこの作品のコンセプトだ。

 

コメント

  1. 作品のコンセプトとは何か。アートを難しいと思わせる原因 | アートと日常 より:

    […] 作品解説「package」 […]

  2. 唐木千咲 より:

    これが言葉に出来ないけど✨✨キラキラですね。今年の夏を楽しみにしています。

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