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卒業制作「package」制作

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今回は節目の作品である卒業制作について話していきたいと思います。

 

美術系大学では他大学と違って卒業論文はありません。

かわりに大作の作品を制作する卒業制作というものがあります。

 

期間は半年~1年の長~~~い時間をかけて制作します。

 

その長~~~い時間の中、学生はいろいろ悩みながら制作していくわけですね。

 

 

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なぜ悩むのか。

最初に卒業制作で何を作るかという作品のコンセプトの問題があります。

これはかなり重要で、制作自体が長い期間ですから当然何にしようか悩みます。悩む人は制作の半分の期間は悩んでます。

一度決まっても本当にこれでいいのか?という不安が押し寄せてきてなかなか決めることが出来ない。残りの迫る期日に焦りながらうまく折り合いをつけて制作に移るわけです。

 

 

作品の子コンセプトについて

私の場合は何にしようかと考えたときに、「私は今まで見たものの中で一番美しかったものを作る」をテーマにして考えていきました。

それが幼少のころに見た、蝉の羽化だったのです。

 

蝉の羽化を見たことがない人はぜひ生で見てほしいのですが、

(夏の深夜に桜の木などによくぶら下がってます。)

茶色いセミの殻から真っ白く、エメラルド色の筋のある蝉が出てくる光景はあまりのギャップ、美しさに子供心に感動しました。

 

この感動をテーマに作品を何か作れないかと考え、

「package」という作品が出来上がりました。そしてこれが運よく優秀作品に選ばれることになりました。

 


「package」

かつて中にいた”それ”は

自らの器を作り抜け出ていく

残された殻を通して

私は”それ”を予感する


 

「生物の抜け殻はその殻から中にいたものを想像させる」ということがコンセプトです。

 

蝉の羽化の感動の記憶がその殻を見るたびに呼び起こされるのです。

 

「他の生物の蛹であるとか、浜に打ち上げれられた殻であるとかそういうものを見ると人はその中を予感させられる。

殻からある種の儚さであるとか未来のようなものを感じとる。」

 

言葉にはうまくできないですが、そのような意味をこの作品にこめております。

 

 

私の卒業制作のコンセプトはこのような感じです。。

 

 

そのコンセプトが決まったらやっと制作に移ることができます。

制作も果てしないもので、半年も作品と向き合うわけですから制作の過程でいろいろな不安に襲われます。

 

人によっては就活と並行するので、そちらの焦りであるとか、

作品制作自体が自分と向き合うことであるのでその不安であるとか

人の作品のほうがよく見えてきたりとか。

 

そうしたそうした葛藤や不安、焦りの中で制作をしていきます。

卒業制作はそのいろいろなものが渦巻いた中から生まれるものからできあがっていくのです。

 

制作の疲れや同じ専攻の人もライバルなので雰囲気もピリピリした感じになります。

 

 

こうした過程を経て生まれてきたものが”卒業制作”であるのです。

 

 

 

 

 

もしこの記事を見て美術大学の卒業制作に興味を持った方はぜひ行ってみるといいと思います。

 

 

大体1、2月ごろに各大学やるところが多いので、行ってみてください。

 

 

もし作者の人がいたら作品の制作過程やコンセプトについて聞いてみるのも良いと思います。シャイな人もいますが、基本的に自分の作品について聞かれると嬉しいとおもう人がほどんどなので気になった作品があったら聞いてみてください!

 

 

 

コメント

  1. […] 卒業制作「package」制作 […]

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