泡絵に至るまでの経緯

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泡絵に至るまでの経緯

今回は現在の私の作風である「泡絵」にいたる経緯について書いていきます。
作家の作風の変化について書いた記事ってあんまりないんじゃないでしょうか?

これは作家になりたい!っていうひとや、泡絵って何?という人向けの記事です。

作風は移り変わる!大学生の時の作品

作家にとって作品の作風は少しずつ移り変わっていきます!
私は初め、武蔵野美術大学の学生の頃は主に金属を使って作品を制作していました。

こんな感じですね。↓

結構がっつり作ってました笑

いわゆるからくり系の作品で、ハンドル部分を回すと作品が動くというやつです。

制作にめっちゃ時間がかかるので、毎日21時ぐらいまで大学に残って作業をしていました。
それでも3ヶ月に1個のペースでしたね。

もうめっちゃ作品制作だけに没頭してました。
教授には「大学にいすぎ!」と言われる始末、、(笑)
ですが、1つの作品に3ヶ月かけられるって今思うとめちゃくちゃ贅沢な時間ですね。
大学を出ちゃうとそんな時間ないよ!!!!

それから大学4年生の卒業制作の時に、和紙を用いて、それを金属と組み合わせた作品を制作。
しかも、なんと、これが卒業制作の優秀賞をとりました。

その時の作品がこちら↓

大学の卒業制作(優秀作品賞)

「えっ!全然さっきのと違うじゃん!」と思った方

そうです。その通りです。

しかもこれ、金工専攻のはずなのに金属をほぼ使っていない作品です。ある意味問題作です笑
一応、金属の型を鍛金で作ってはいますが、最終的には金属がほとんどないです。

ただ、金工専攻の作品としては作風が新しく、それが評価されました。
で、なぜか卒業制作優秀を受賞しています。
これが金工の代表の作品でいいのか?とおもいつつ。

それから大学を卒業後はそれを器や壺状にした作品を制作していきます。(↓)
左の作品は結構気に入っています!この年で制作した中では左の作品が一番いいですね。
和紙の花器って他にはないので、これはこれで面白いのかなって思います。

大学を卒業してから、、、

そして1年ぐらい制作したのちに立体ではなく、和紙を用いたレリーフ作品を作るようになりました。

どうしても同じような作品を作り続けるとマンネリ化するので、気分を変えないといけないんです!

しかも立体にするのはかなり時間がかかるので、テクスチャをいろいろ試すのに、レリーフ作品を制作していました。
こっちのほうが割と飾りやすいですしね!

だんだん立体から離れて平面に

その後はそれを絵画に落とし込んで、抽象的な作品を多く描いていました。

実は元々絵を描くのはそこまで好きではなかったのです。
美術大学の受験の時にさんざん絵を描かされて嫌な思い出がありますし、、

で、大学を卒業してから描いた絵がおもにこんな感じ!

これが現在の画風の「泡絵」の原点になっています。

泡絵完成目前!

この画風のままだと抽象的すぎるので、この泡で何かモチーフを描けないかな?とふと思ったのが泡絵のきっかけでした。
事実、抽象的な作品って日本ではなかなか受けないんです。
やっぱり、何か具体的なものが描かれていた方が分かりやすいし、とっつきやすいんでよね。

そこで、最初は海の生き物と思って、泡でタコを描こうとしたのですが、意外と難しい、、!
絵の表現としては独特な描き進め方をするし、立体感の出し方が普通の絵と違います。

普通の絵は、立体感を明るい、暗い、影の部分を描いて立体感を出すのですが、
泡絵の場合、そのように立体感が描けません!

なので、泡の大きさや形、密度に変化を付けて立体感を出していきます。

その時の作品がコレ↓

左のタコが最初で、右のイカが2枚目の作品。

最初はこれめっちゃ時間かかる、、、って思いながら描いていましたが、慣れると割と早く描けます。
タコのほうは個人的に好き!

どのように立体感を出すか、どこの形を崩して消え行った感じを出すかを考えるのが難しいですね!

泡絵の作品の経緯まとめ!

このように、「泡絵」に至るまで、作品は少しずつ変化してきています。
急に思いつきで描いたというわけではありません!

泡絵の作品のコンセプトは「生命の輝き」です。泡をに消え行くも力強く生きる生命を表しています。
和紙のころの作品もはかなくも美しい生命についてがコンセプトだったので、その点は共通しています。
その和紙のころから少しずつ作品が段階を踏んで変わって今の泡絵になっていますね。

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