今回は素材についての話をしたいと思います。
彫刻や工芸の分野で立体作品を作る上で重要なものの1つにどの素材を使うかという問題があります。
素材は
・木
・金属
・ガラス
・布
・陶
・石
・樹脂
・紙
などなどいろいろあり、素材の特性によってできることとできないことがあります。
曲げやすさ、削りやすさ、固さなど加工のしやすさが異なります。
なので基本的には自分に適した素材を見つける必要があります。
それではどのようにして自分に合った素材を見つけるのか。
一番いいのは一通り触れてみるのがいいのですが、なかなかそうはいかない場いいもあると思います。
それである程度目安になるのがデッサンをしてみることです。
デッサンをすると結構わかったりします。
素材ごとにデッサンをすると、結構素材ごとに良い悪いが出たりします。
あとは自分がどれに一番興味を持って書けるかとか
デッサンは以前の記事でも書いたように観察から生まれるものですから、普段自分がどのように物を見ているかということがわかるわけですね。
ですから、その自分のものの見方に適した素材があるのです。
この特徴はデッサンを描き始めて間もない人の方が特徴がわかりやすい気がします。
私の場合は、デッサンで得意な素材は
金属、ガラス、石
など比較的重さと硬さ、密度のある素材と、
透明な素材でした。
苦手なものは花や野菜などの有機物です。
生き生きした感じを出すのが苦手でした。
また、デッサンを描くと画風が物の量感に行く傾向がありました。
デッサンを重ねるうちに、光の印象で捉える傾向が強くなってきましたが、
なので私の場合は、量感のある立体(金属や石)と、光の印象で捉えることが得意なのだろうと感じてます。
そのため、金属を高校から大学にかけて扱ってきましたし、和紙についても光の印象を大切にして制作しています。
もしこれから作品を作ろうとしている方で、何を素材にしていこうかと考えている方は、まず自分の今までに描いた絵を思い返してみてください!
そこから自分の得意な素材が見つかるかもしれません。
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コメント
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