盗めるアート展で実際にアートはどのように盗まれたのか

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「盗めるアート展」で起こった出来事

先日「盗めるアート展」というものが開催されたのはご存知でしょうか。

「盗めるアート展」は実際に展示された作品を自由に「盗む」ことができる展示として気企画されました

展示の狙いは「盗める」で、

・盗まれる前提の展示では、どのような作品が並ぶのか

・実際に人はどのように盗むのか(盗まれるまでの行為自体がアートとして捉えている)

この2点がポイントです。

当日は深夜0時開場。

さて、どうなったのでしょうか。

展示作品はどんな作品?

まず、どのような作品が並んだのでしょうか。

もちろん作品は盗まれることを前提としているので、盗まれることがコンセプトの作品になっています。

僕は実際に行くことができなかったので、Twitterから作品を掲載します。

主な作品のコンセプト

・アイディアを作品にしてそれを「盗む」

・お金にまつわる作品

・すでに盗まれた作品

この辺りが目立ったかなと思います。

展示の当日に起こった出来事。

当日は0時に開場するので、それまでの流れをまとめました

作品を設営後、作家のテレビ取材。

展示を見る人はそれまで、近くのファミレスで時間を潰していたみたいです。

ファミレスの中はその展示を観るためのお客ばかりで、どこもアートの話をしていました。

0時の開場の時間の前に、ギャラリーには大量の人だかりが

大学生をはじめとした若い人が中心。

中にはコスプレをした人も多数

あまりの人の多さ、異様さに引き返す人も

ここで警察も歩道整理のために駆けつける

開場した途端、大量の人が雪崩れ込む。

みんな我先にと作品を持ち出すが、

中では、転倒してしまう人もいた。

すぐに作品はなくなり、ギャラリー内はもぬけの殻に。

作品の多くが転売屋によってメルカリやヤフオクに出品される

(クレジットカードに似せた作品が4000円ほどで販売されていたり)

実際の展示作品とは全く関係ないものまで便乗して出品されて、大荒れに

ここまでが一連の流れでした。

個人的な感想

僕の意見としてはこの企画のイメージはもっと紳士的な盗み方をする感じだと思っていました。

そこまで人もこないで、ゆっくり盗むか悩みながら鑑賞するというものです。

しかし、現実は異なりました。

多くの人が我先にと作品を盗みに押し寄せたのです。

イメージとしてはバーゲンセール。

紳士的とは程遠く、作品の鑑賞なども無し

そこは戦場になってしまいました。

作品を観に来た人、盗むという行為を面白がって来た人、転売目的で来た人、野次馬的に来た人。

そこにはいろんな目的の人がいたとは思いますが、「盗む」という行為によって作品の内容が全く意味の無いものになってしまったような気がしました。

例えば、洋服のバーゲンセールでも人は多く押し寄せますよね。

それが無料だったらどうなるでしょうか。

安いだけでも人が押し寄せるので、余計に押し寄せます。

それが自分に似合うかどうかは関係無くです。

これは恐らく、おもちゃでも本でも人が押し寄せるのだろうと予想できます。(少なくとも販売できる程度の価値があれば、転売屋が殺到します。)

そのものがどんなものであるかはあまり関係無いんです。

今回の「盗めるアート展」に置いては、作品を盗む行為に作品それぞれにどのように人が盗むのかというコンセプトがあったと思いますが、

結果的にその内容は無視され、どれも一緒くたにされて盗まれてしまいました。

結果的に今回の騒動が話題となり、人間のリアルな嫌な面を垣間見れたという点で企画としては成功したのかと思いつつも、

作品そのものはすぐに盗まれて転売されてしまっていたり、鑑賞も無視されてしまっていたので、作家の立場はかなり複雑かなと思いました。

以上が僕の感じた感想です。

他の意見として面白いと思ったのが、

「盗まれること=その物に価値があること」なので、盗む行為が作品に価値を与えているという意見です。

皆さんは今回の件をどう感じたでしょうか。

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