今回はナイロン筆についてまとめました!
筆の中でも最近よく見かける毛の種類のもので、
100円ショップでもよく販売されています。
そんなナイロン筆の特徴や、おすすめについて今回はまとめてみました。
ナイロン筆とは
ナイロン筆とは、毛の種類がナイロンでできた筆全般を指すものです。
筆の毛の種類のうち、人口の毛はすべてナイロンでできています。
動物の毛ではないのでキューティクルなども存在せず、触った感じがとてもつるつる。
毛の色はオレンジや白が一般的で、パッと見ただけでナイロン筆だとわかります。
ナイロン筆の特徴
ナイロン筆の特徴
・コシがかなり強い
・水の含みはかなり悪い
・価格が安い
ナイロン筆の特徴として、腰がかなり強い代わりに水の含みがかなり悪いという尖った性質をしています。
そのため、万能の筆ではなく使いどころを割と選ぶ筆。
・コシがかなり強い
ナイロン筆はコシがかなり強い筆です。
筆の毛の種類の中で腰の強さはno1!
油絵具やアクリル絵の具のような粘り気の強い絵の具を薄めずに使うときに、その粘り気を十分に耐えるほどのコシを持ちます。
そのため、絵の具を厚く盛り上げたいときや、ほとんど薄めずに使うときに重宝します。
絵の具をキャンバスにこすりつけるように使うような筆です。
腰が強い分、絵の具を少しだけとってかすれた表現をしたり、厚く盛るような表現に向いているので、
使いどころによってはかなり使える筆。
価格も安いので、割と大胆に筆を使えます。
・水の含みはかなり悪い
コシが強い一方で、逆に水の含み安さはワースト1です。
ほとんど水を含むことができません。
そのため、絵の具で長い線を引くことはほぼ不可能。
水を絵の具に含ませて使うことの多い水彩絵の具とは相性が悪いです。
あえて使うとしたらかすれた表現をするときなどでしょうか。
・価格が安い
ナイロン筆は動物の毛と比べてかなり安いです。
ここはかなりうれしいポイントかと思います。
だいたい2分の1~5分の1ほどの価格。
特に乾燥の早いアクリル絵の具を使っていると、ついつい筆先に絵の具を固まらせてしまったり、
大胆に筆を使うことが多いので、筆を痛めがち。
そんな時にナイロンの筆だと交換がしやすいのでうれしいですね。
また、安い筆でも毛の抜けが少ないので割と使えます。
相性のいい絵の具や画材
ナイロン筆は腰が強く水の含みが悪いので、アクリル絵の具や油絵具と相性がいいです。
これらを薄めずに絵の具を盛り付けるように描く場合、絵の具の粘り気にも十分耐えてくれます。
また、絵の具の性質上、毛先を痛めやすかったりもするので、絵の初心者はまずアクリル筆からそろえるのがいいかなと思います。
価格も安いので、たくさんそろえやすいのもうれしいポイント。
慣れてきたら少しいい動物の毛のものや、リセーブル筆を買い足していきましょう。
オススメのナイロン筆
一通りそろえるなら海外の安い物を
初めて絵を描く人で、まずは一通り筆をそろえたいよという人にはこちらの筆がおすすめ。
価格はかなり安いのですが、特に目立った問題もなく十分に使えます。
形状の違う筆がそろうので、まずこれを購入すれば問題ないです。
ナイロンの刷毛
ナイロンの刷毛はあると便利です。
ジェッソで絵の下地を作るときに重宝します。
価格も安く、たくさんそろえるのがおすすめ。
液体のバーニッシュを使うときもこの刷毛を使いましょう。
慣れてきたらワンランク上の筆を
ナイロン筆に慣れてきたら少しワンランク上のものを選びましょう。
ナイロン筆はランクが上がるとリセーブル筆が増えてきます。
これは動物毛と混合させたもので、ナイロン筆の特徴を併せ持ちながら、毛先のまとまりや水の含みが向上した筆になります。
主なメーカーはホルベインなど。
書き味はかなり良くなるのでぜひ試してみて下さい!
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