透明感を表現する方法

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透明感の表現は重なりが大事

透明を表現するには基本的に背後に何かものを置いて、透過して見えるようにすることが大切です。

透明な素材を扱う場合にはデザインの構図の段階でうまく重なるように配置することが大切。

この記事では透明感を表現するための方法をいくつか解説していきます。

色相を変える

まず重なった部分の色相を2つの色の間にすると重なった感じが出ます。

どちらの色に寄せるかで、重なり具合も変わって見えます。

上記の画像では左上は中間色で、どちらが上になっているかわかりません。

右上は青寄りになっており、青が上に見えます。

逆に左下は赤寄りの色になっていて、赤が上に重なって見えますね。

完全な中間に近いほど、透明感は強くなります。

こざかい
こざかい

色相だけの変化では透明感は弱いものの、一応透き通っている感じはします。

色相+明度を変える

先ほどの画像で、さらに重なっている部分を暗くトーンを落としてみました。

こうするとより自然に見えますね。

背景が白い場合、重なった部分は暗いトーンになります。

これは重なりがある分、背景の影響を受けにくくなるためです。(明るい背景がより隠されているので、より暗くなる)

こざかい
こざかい

カラーセロハンを重ねたような感じになりましたね!

逆に背景が暗い場合には重なった部分の明度は上がって見えます。

重なりによって、地の黒がより隠れるので、明るくなるように見えます。

無色透明の表現

完全に無色透明なものでも、重なった部分の明度は明るくしてあげると良いです。

多少曇っているように見えてしまいますが、それでも透明の表現は伝わりやすくなります

プラスチック板を描くときとかには有効

とはいえ、ガラスのコップのような立体の場合はそのまま描いてあげるだけで十分透明に見えますね

透明なものを描く場合、それ自体の影を使って透明感を表現することも可能です。

どうしてもものを重ねたくない場合に有効なことがあるので覚えておきましょう。

ハイライトを入れる

ハイライトを入れると透明感はぐっと出てきます。

実際、このようなハイライトは見られませんが、イラスト表現として入れるのはアリですね。

背景のものとかぶせることでぐっと透け感が出ます。

ハイライトは描きすぎると嫌味っぽくなってしまうので、いい感じに入れます。

透明なものの影は特徴的な影が落ちます。

特に立体物だとそうで、真ん中が明るく、周りが暗い影が落ちやすいです。

影を丁寧に表現することでも透明感は出てくるので、よく観察しましょう。

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