構成の動き・ムーブメントの作り方(美術・デザイン)

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動き・ムーブメントを作る

今回は構成で役立つ動きの作り方について解説していきます。

美大受験の平面構成や、ポスター制作の参考にしてください。

動きのあるかたち

図形一つでも動きのあるものとそうでないものがあります。

基本的に正○○とつく図形は動きが無く、逆に縦横に長い図形はそれよりも動きがあるように見えます。

特に2等辺三角形は動きが強く見えますね。

連続した形はリズムと動きを生みます。

単調な正方形の連続だとそこまで動きはないですが、少し形を変えていくと動きがより生まれていきます。

大きいほうから小さいほうへ目線は動きやすいです。

三角形の矢印にあるように、本能的にそう動いてしまいますね。

こちらも大きいほうから小さいほうへ目線が動く例です。

配置の仕方でも動きを作ることができます。

細長い形をうまく配置することで、視線の誘導につながります。

色の変化で生まれる動き

色によっても動きは生まれます。

例えば、下記のようなグラデーションもその一つです。

トーンの差でグラデーションを作っています。

こちらは色相のグラデーションです。

動きとしては弱いですが、つながりが動きにつながっています。

目を引く色を効果的に配置することで動きが生まれます。

この場合、色が目立っていることが重要。

動きを整理する

動きは多く詰め込むほどわかりにくくなることがあります。

例えば下記のような例で、いろんな要素が詰め込まれてしまい、逆に動きが止まっています。

その場合は下記のように流れを整理してあげると動きが生まれてきます。

また、一部を目立たせることで、動きを整理することもできます。

デザインは足すだけではなく、このように減らしたり整理することが大切です。

制作していると意外と忘れがちになるので、よく覚えておきましょう。

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