絵の具のローラーのおすすめ
今回は絵の具のローラーについて解説していきます
ローラーを使おう!
絵を描くときに、均一に下地を塗るときにはローラーがやはりおすすめ。
ハケで塗るとどうしても刷毛の跡ができたり、塗りむらができたりしてしまいます。
道具を洗うのは少し手間ですが、ローラーで塗るのがやはり1番綺麗です。
ローラーの選び方
ローラーの選び方は基本的にはサイズで選びます。
大きめのものは10cm、中くらいで6cm、小さいもので3cmぐらいまであります。
品質ですが、やはり安物よりも画材メーカーの製造するしっかりとした作りのものが使いやすいです、
例えば、取っ手が木製で円筒形になっており、ローラーを支える部分が金属製の芯になっているものを選びましょう。
安いものだと、先端が緩かったりするので、うまく均一に塗れないこともあります。
ローラーの先端部分は交換も可能で長く使えるので、しっかりとしたものを選びたいところ。
例えば、上記のようなローラーはとても安いのですが、取ってのプラスチック部分がかなりもにくく、
ローラー自体もがたがたすることが多いので注意
ローラーの素材
ローラーの素材には大きく分けて2つの素材があります。
・スポンジ(水溶性の絵の具や粉系の画材に使用 おもにアクリル系の絵の具やパステル)
・ゴム(油性系の絵の具に使用 油絵具や油性のペンキ、版画など)
スポンジローラーは水溶性の絵の具だけではなく、鉛筆やパステルの粉を伸ばすときにも使えるので覚えておくと良いです。
僕の予備校時代に油絵科の友達がデッサンでよく使っていました。
ティッシュでこするよりもはるかにきれいに伸ばせるのでオススメ。
また、ローラーは使う絵の具の種類によって、ローラーの素材が変わるので気を付けましょう!
これを間違えると、洗うときにかなり面倒なことになります。
例えば、油性の絵の具をスポンジローラーで使うと、スポンジの中に吸収された絵の具はまず落ちません。
水溶性絵の具をゴムローラーで使うことは可能ですが、水で薄めた絵の具はローラーに吸収されないので、うまく延ばすことができないので注意。
大きめのローラー
このローラーは10cm サイズと大きめのローラーです。
30号ぐらいのサイズの大きな絵の下地に使うときに便利。
均一なジェッソの下地を作るときはこのぐらいのサイズのものがあると便利ですね。
自宅で絵を描く場合にはこの大きさのローラーが1つあれば大丈夫です。
小さめのローラー
このローラーはスポンジの幅が6cmサイズのローラーです。
使い道は多く、F10サイズ以下の絵の下地を作るときに便利。
ひとつは持っておきたいローラーですね。
パネルの側面を塗るときにも便利です。
ローラー手入れの方法
ローラーの手入れについても簡単に説明しておきます。
スポンジローラーの手入れ方法は使い終わったらすぐに沢山の水で洗って乾かします。
特に乾いたら耐水性になるアクリル系の絵の具の場合は早めに洗いましょう。
屋外で使っていてどうしてもすぐに洗えない場合は、ビニール袋を被せたり、ラップを巻いておくと乾くのを防止できます。
洗ったらしっかりと絞って乾燥させます。
ゴムローラーの場合は、布やティッシュなどである程度絵の具を落とした後に、
使った絵の具に合った有機溶剤を布などにしみこませてぬぐいます。
油絵具の場合は筆洗液、ペンキ類はシンナー・ラッカー系溶剤で落とせます。
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