紙粘土とは?
紙粘土とは原材料が紙と同じ木の繊維(パルプ)をメインに作られた粘土のことです。
木のパルプと水、糊、防腐剤などを加えて作られています。
紙粘土の特徴
紙粘土はほかの粘土と比べて比較的軽い粘土です。
さらに、紙粘土の中でも軽量紙粘土と呼ばれるものはかなり軽く、あまり持っている感じがしないほどのものもあります。
軽量紙粘土は小さな子どもが使うときはあまり負担にならなくてい良いかもしれません。
置物のようなしっかりとしたものを作るときは軽量のもので作ってしまうと簡単に倒れてしまうので、その場合は普通の紙粘土を使いましょう。
逆に軽さを生かして、クリスマスツリーの飾りやモビールなどを作るときにはいいですね。
紙粘土の価格はかなり安価で、100円ショップでもよく見かけます。
そのため、気軽にたくさん使って作れます。
粘土自体も軽いので、その分同じ粘土の価格で比べるとほかの粘土よりも量が多くなります。
コスパはいいですね!
紙粘土は粘土自体のきめはあまり細かくなく、硬化後の加工はむずかしいです。
例えば、紙やすりで磨こうとしても表面がけば立ってしまったりします。
硬化後も加工をしたいときは石粉粘土を使いましょう。
こちらは加工をしても表面がけば立たずになめらかになります。
紙粘土は固まる前の状態でしかほぼ加工できません。
細かい造形や精度の必要な造形には基本的に向かないので注意しましょう。
・全体的に軽い(軽量紙粘土はめちゃくちゃ軽い)
・値段が安い
・硬化後の加工はむずかしい
紙粘土のオススメ
ここで粘土のオススメを3つ紹介していきます。
今回おすすめするのはハーフ・セラ、粘土の王様、楽しい紙粘土の3つ。
この3つはほかの紙粘土と比べて造形がしやすく、硬化後の加工ができるものもあるので、今回オススメしました。
ハーフ・セラ
ハーフ・セラは軽量粘土ではありますが粘土のきめが細かく、石粉粘土ように硬化後の加工ができます。
硬化前は伸びが少なく、ポサポサとした綿あめのような感じ。
粘土がかなり硬くなるので紙やすりで表面を整えたり、刃物で削り出したりなどもできます。
硬化前も刃物で切ったりしても切断したところの角が丸くならずにきれいに切れたりもします。
道具を使ってきれいに加工したいときに使いたい紙粘土といっていいですね。
内容量は多めの270g
粘土の王様
粘土の王様は伸びが良い軽量紙粘土です。
粘土同士のまとまりが良く、そのため部屋も汚しにくいという特徴もあります。
伸びが良いので、おもに手で造形するときにオススメな粘土で、小さい子どもに特に向いています。
柔軟性があるので、乾燥後のひび割れも少ないのもメリット。
芯材に巻き付けても割れたりしにくくしっかりととまってくれます
楽しい紙粘土
石粉粘土で有名なパジコのメーカーの紙粘土です。
この紙粘土には石粉が混ざっており、石粉粘土の性質も合わさっています。
紙粘土の苦手な硬化後の加工も得意なので、紙やすりや彫刻刀が使えます。
また重さも石粉粘土に近く、どっしりとした重さがあるので置物やブローチなどを作るときに向いています。
この粘土を使うならもう石粉粘土を使えばいいのではと思っています(笑)
パジコの石粉粘土のラドールはかなり品質的にも使い勝手も良いのでそちらもオススメ。
今回は紙粘土の記事なので、これを紹介しました。
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