美大生にオススメなアルバイトの職種
美大生にオススメなアルバイトについて今回は話しておこうと思います。
僕自身も武蔵野美術大学を卒業しており、友達のいろんなアルバイト情報なども聞いていたので、その経験をもとに今回は記事にしていきたいと思います。
美大のアルバイトの職種について
美術系の大学は都心に無いことが多く、探すのが大変。
美術やデザインに関係する会社の多くは都市部に集中しています。
そのため、学校から近いアルバイトを探すと、飲食店やショップの店員になってしまいます。
ですが、アルバイトで自分の将来の職種に近い仕事をしたいという人向けに、今回は職種をいくつか紹介していきます
ちなみにアルバイトの職種ですが、在宅でできるものもオススメ。
美大生の場合、動画編集やライターなどに向いている場合が多く、一度アルバイトで経験してから在宅で自分で仕事を受注できるようにもなります。
作家志望の人向けのアルバイトについて
作家志望の人は、大学卒業後にどこかの会社に勤めずに続けられるようなアルバイトをすることがおすすめ。
ライターや動画編集などは自分で仕事を受注することもできるので、副業として続けることができます。
場所と時間の制約が少なく、展覧会をするときにも困らないので、挑戦してみてはいかがでしょうか。
作家志望の人にとって、時間に縛られないことはとても重要な要素です。
アルバイトの求人の探し方
アルバイトの探し方については下記の記事で詳しく解説しています。
僕のオススメは大学の専用の求人票です。
理由は美術系の職種がかなり多くあるためで、ほかの大手求人サイトには乗らない求人も多く出るためです。
専用のサイトがあったり、学生生活課に置いてあるので、確認してみましょう。
美術予備校講師
東京藝大、タマビやムサビなどに在籍していれば、受験向けの美術予備校の講師のアルバイトに入ることができます。
とはいえ、美術予備校の講師は枠が少ないので、なかなかハードルが高いのが現状。
もし、知り合いに美大を目指している人がいれば、交渉して家庭教師として教えることは可能です。
受験向けではなく、子ども向けの絵画・造形教室であれば枠が広めなので採用率が上がります。
アルバイトの求人を探してみても、ちらほら見かけます。
教職をとっている人であればこちらがオススメ。
ライター
ライターをしていると文章力が付いてくるので、意外とほかのことにもやくだちます。
例えば人にものをわかりやすく伝えるスキルが付いてくるので、作品のコンセプトの説明をするとき便利。
デザイン系の人はプレゼン能力が高くなるので、一度やってみてはいかがでしょうか。
ライターは在宅でも可能になってくるのでオススメ。
一度アルバイトをしてから、自分でフリーで仕事をとることも可能に。
ファイン系の作家志望の人にとっては自分で仕事が取れることは、経済の自立のために役立ちます。
そのため、副業として卒業後も続けられる仕事にもなります。
インテリア・雑貨・服などの小売り
小売り店の店員は接客スキルが付きます。
作家志望の人だと、展示の時に自分の作品を販売するときに接客する必要があったり、
デザイン志望だと、プレゼンスキルやマーケティングスキルが付くので、おすすめ。
なるべく自分のやっていることと近いお店にしましょう。
物の単価が高めな方がお客さんの質が高くなるので、店舗の大きさよりも販売単価で決めましょう。
カメラマン
映像学科であればカメラマンやそのアシスタントの仕事がオススメ。
冠婚葬祭や、イベント事、マンションや物撮りの撮影など、カメラマンの仕事の需要は大きいです。
また、撮影だけではなく、撮った写真のレタッチ(加工修正)も仕事に入ります。
WEBデザイン
グラフィック系であればWEBデザインがオススメ。
WEBデザインは需要がまだまだ多く、独立して仕事を受けることができる職種にもなります。
WEB系の就職を希望であれば、アルバイトで経験してみるといいと思います。
また、学生のうちにWEBデザインと並行してプログラミング(HTML、CSSなど)を学んでおくと、デザイン系の就職がより有利になります。
自分でもゼロからサイトを作ってみて、それをポートフォリオにしてみましょう。
Webデザインはむずかしそうに見えますが、意外とすぐにできます。
WEBデザインは独学も可能ですが、独学だとモチベーションが上がらない人は下記のようなスクールに通うのもアリです。
動画編集
映像系の学科であれば動画編集がオススメ。
こちらもフリーランスで仕事もとれるので、将来的に独立したい人は動画編集のアルバイトをしてみるといいと思います。
また、動画編集は現在Youtubeの切り抜き動画が流行っていることもあり、自分で動画を編集したものを投稿するのもオススメ。
造形屋
造形屋とは、お店のディスプレイやウィンドウ、テーマパークに置かれるような造形物を作る仕事です。
FRP成形や、発泡スチロールを加工したりして作ります。
造形屋は美大の彫刻科の需要が高いのでオススメ。
注意点として、体質的に有機溶剤に弱い人はおすすめしません
僕の友人は造形屋でアルバイトをしていましたが、体質的に長時間作業をすると気持ち悪くなるので、苦労していました。
インテリアの販売や家具のリペア
彫刻科の人は素材に関しての知識が豊富なので、インテリア関係のアルバイトも向いていることが多いです。
手の器用な人は家具のリペアもいいと思います。
部屋のリペアをするような職種もあり、それは僕の友達が勤めていました。絵画系の人に人気があります。
作家のアシスタント
作家のアシスタントの求人は作家志望の人にオススメ。
こちらも求人数はかなり少なめ
有名なところだと、村上隆さんの運営しているカイカイキキや、Mr.さん、名和さんのスタジオのサンドウィッチです。
仕事は厳しいことが多いですが、ほかの仕事ではできないような経験もできます。
工芸系の教室
工芸系の教室は少数ですが募集している場合があります。
募集がかなり少ないので、常にネットで検索している必要があります。
ネットの場合、大手のアルバイト求人サイトではなく、個人のHPに募集がかかれていることが多く、
ネットの検索の上位に表示されないことが多いので、根気よく下まで見ていきましょう。
また、その大学専用の求人情報にのっていることが多いので、そちらも定期的に確認しておきましょう
僕は青山の陶芸教室でアルバイトしていましたが、その時は武蔵野美術大学の専用の求人を見て、見つけました。
それまでは毎週のようにネットで検索するほどかなり探すのに必死でした。
アルバイト代を出さない代わりに工房を使わせるなんてところもあったりで、
仕事を探すのは大変です。
・その他
ここからはその他として、アルバイトではないものの、美大生に在学中にオススメなものを紹介します。
それはyoutubeとSNSなのですが、どちらも発信するもので、美大生においては自分の活動を知ってもらうというのがとても大切なので今回紹介します。
うまくいくとそれだけで仕事にもつながるので、時間のある在学中にぜひ試してみてください。
今では自分で発信する力をつけることはかなり重要になってきました。
作品の販売にもつながるので、合間にぜひ挑戦してみて下さい
youtube
youtubeは動画編集で切り抜き動画を作ったり、自分で面白い企画を作ったり、普段の制作の動画を投稿してみたりと、美大生の得意なことを発信できるのでオススメ
youtubeは想像以上に撮影と編集に時間がかかるので、在学中にやってしまいましょう
最初はスマホ1台で撮影から編集までこなして、試しに投稿してみましょう。
抵抗がありますが、
SNS
SNSは今では自分の作品を売るための有力な手段になりました。
なので、在学中からコツコツと作品をSNSで宣伝してファンを付けてみましょう。
僕もInstagramで作品が売れた経験が何度もあります。
作品はギャラリーで販売することも1つの方法ではありますが、お金がかなりかかったりして何度もできません。
そのため、毎日SNSで投稿してファンを増やすことで、自分の作品のファンを付け、ファンが付いたら展覧会にも来てくれる。
そのように行うことが大切です。
社会人になってどこかに就職してしまうと、そもそも展覧会に参加すること自体むずかしくなってしまうことが増えるので、在学中にやっておいてほしいです。
補足 アルバイトは休業中に短期で入るのもアリ
美大だと、科によっては毎日の課題で忙しいのでアルバイトが難しいこともあります。
その場合は長期休暇の時に短期バイトに入るのがオススメ。
大学の休みは長いので、その時に集中してガッツリ稼ぐことで、学校があるときには課題に集中して取り組むことができます。
僕の友達は、夏と冬にリゾートバイトをしている人がいました。
結構稼げるようなので、オススメです。
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