美術大学で学べることの本音

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今回は私が感じた美大で学べることについて、なるべく本音で言っていこうと思います。

 

 

まず学科についてです。

美術大学では、各学科に分けれており、

おおむね

  1. ファインアート系 ・油絵 ・日本画 ・彫刻
  2. デザイン系 ・工芸 ・プロダクト ・インテリア ・空間 ・服飾 ・グラフィック ・総合的なデザイン ・映像、写真
  3. 学術系

に分かれています。

ちなみにファインアートというのは純粋芸術という意味で、絵画と彫刻がこれにあたり、工芸はデザインに分かれます。

 

また、それぞれに専門のカリキュラム(実習科目)があり、これとは別にどの学科の人も受講できる教養科目があります。

 

実習について

 

実習はどんな風に授業を進めるのかというと、基本的に最初の授業だけ教授か講師の人が来て、軽く説明を受けたあとは放置です!

 

なぜ放置なのかというと、作品は自分のものだから自分で考えて作るということなのですが、これに関して個人的にある点で疑問を持っています。これは後述します。

 

 

そして制作に没頭し、大体2~3週間後に講評をします。

講評は学生がプレゼンをし、担当の講師や教授たちが作品の批評をして成績をつけます。

 

その繰り返しを4年間続けることになります。

 

 

ここで身につくスキルというのは、ただ「いい作品を作る」ことのみです。

 

 

ここで問題なのは、作家としての仕事は作品を作る以外の仕事(営業、マーケティング、接客、マナー、経理などなど)があるにも関わらず、大学では作品を作ることしか教わらないわけです。

これは非常に大きな問題で、社会に出て作家になろうとしたときに「何も出来ない」「どうしていいのか分からない」わけです。

 

正直に言うと、大学の教授ですら作家で食べていけない人が多くいるわけで、その人は売り方について教えられないのです。

 

作家になりたいのにもかかわらず、その方法を知ることが出来なかったために作家をやめる人って結構多いと思います。もちろん最初から作家志望ではなく、一般企業に就職する大半の人には関係のないことではありますが、、

 

 

 

偶々私の場合は、大学三年生の時に社会で作家として活躍している方のアシスタントについたので、作品を作ること以外の必要性について知ることが出来ましたが、基本的に作品の売り方について大学以外で学んでいくしかないわけです。

 

なので美術大学に行く意味って本当にあるのかなと私自身疑問に思っています。

高い学費を払って「いい作品」を作ることだけを学ぶ。このことに意味があったのかと

 

 

ただ、もちろんプラスになった面も多くあり、同年代の人たちと交流できることや、いろいろなコネクションを作ったりだとか、図書館の美術書を読んだり、あと教養科目は美術の視点からほかの分野のことを学べるのが面白いです。

 

美大に行く意味はその辺にあるのかなって思います。

また、一応「学士」「修士」はとれるので、美術の専門家としての肩書にはなります。

 

 

 

まだ美大に行くか考えている人がいたら参考になれば幸いです。

コメント

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