紙に絵の具で描くと、ベコベコにふやけてしまった経験はないでしょうか。
かなり描きづらくなって、仕上がりも悪くなってがっかりしますよね。
今回はその対策について紹介していきます。
絵の具で描くと紙はふやける
水彩絵の具やアクリル絵の具に水をたっぷりと含ませて描くとほぼ100%、紙がふやけてべこべこになります。
これは水分によって紙の繊維が動いて、部分的に偏ったり膨らんだりしてしまうために起こる現象。
よほど特殊な紙でない限り、どんな紙でもふやけます。
水をほとんど使わずに描けばふやけませんが、絵を描くときはそんなことに気を使っていたくはないですよね。
そこで今回は対策方法を3つ紹介します。
紙がふやけないための3つの対策方法
紙がふやけないための対策方法は、主に以下の3つのやり方があります。
・水張りをする
・イラストボードを使う
・ブロックタイプの水彩紙を使う
・水張りをする
1番ふやけさせない確実な方法は水張りをすること。
水張りとは水で紙を湿らせて、その状態でパネルに専用のテープ(水張りテープ)で留める方法。
紙が乾くとピンと張った紙が出来上がります。
この水張りをしておくと、描いている途中で多少はベコベコにふやけますが、また乾くとピンと伸びます。
そのため、ふやけることを全く気にせずに描けるので、絵に集中することが可能。
水張りは結構めんどくさい作業ですが、しっかりと描きたいときには必須なので覚えておきましょう。
絵の具で描く以外にも、鉛筆で絵を描くときなどにも使える方法です。
僕は美術の予備校の時に教わりました。
初めて知った時は目からうろこ。
こんなやり方があるなんて!と感動しました・
必要な道具は、水張りテープ、刷毛、木製パネルです。
刷毛は水刷毛と呼ばれるものが使いやすく、幅広のものを選びましょう。
イラストボードを使う
イラストボードを使う方法はお手軽な方法です。
イラストボードは簡単に言うと画用紙の超厚紙のようなものです。
厚みが代替2~3mmほどあり、紙が厚くなっている分ふやけにくいという感じ。
とはいえ、かなり湿らすとやっぱりふやけるので注意。
ですが、水張りと比べるとかなりお手軽なので、めんどくさがりやな人にはおすすめ。
紙全体を一度に濡らすようなことをしなければ、変形しにくいです。
ブロックタイプの水彩紙を使う
ブロックタイプの水彩紙を使うのもお手軽な方法です。
この紙は地層のように何層にも紙が積み重なってできています。
四方がのりで固められており、描いたら上の一枚をめくって使っていきます。
何枚にも重なっているので、紙が濡れてもベコベコになりにくいです。
価格は高めですが、使い勝手は抜群。
ストレスなく絵を描くことができます。
ブロックタイプの水彩紙は画材店でもあまり見かけないので、ネットでの購入がおすすめ。
選ぶ際はかならず”四方のり固め”のものを選びましょう
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