デザインのセンスが無い?解決法は?今回はデザインのセンスやアイディアについて考えて行きたいと思います。
センスや才能が無いって言われたことありますか?
デザインをしていく上で、言われるとショックな言葉ナンバー1は「センスが無い」ですよね。
「センス無いね」なんて言われると、自分自身を全否定されているような気がしてきます。
言った本人は軽いノリで言うこともありますが、言われるとかなりきついですね。
「自分はデザイナーに向いていないんじゃないか」
とか
「自分には才能がないんじゃないか」
なんて考えてしまいます。
「俺のことをセンスが無いなんて言うお前のほうがセンス無い!」
なんて思える人であれば良いのですが、そんな人ばかりではありません。
でもよく考えると「センス」って言葉はとても曖昧ですよね。
そんな答えのないような「センス」について、一体センスとは何だろう?って考えると路頭に迷いそうな気がしてきます。
センスや才能は生まれつき?
センスや才能は一体どこからやってくるのでしょうか。
一般的には「生まれつき」なんて言われますが本当にそうでしょうか?
結論を言うと、センスや才能は”経験”です。
経験からアイディアを生み出すことと、よりよいものを選ぶ力が身に付きます。
まず、アイディアについてですが、アイディアとは”組み合わせ”です。
例えばものすごく簡単な例だと、ショートケーキとチョコを組み合わせたらショートケーキのチョコレート菓子ができるとかそんな感じです。
組み合わせるものは、その人の過去に経験や見聞きしたこと、知識も入っています。
人が何かを作る時に自然とそれらが組み合わされて、新しいものが生まれます。
それがアイディアと言われます。
そして、経験は自分の”価値観のものさし”も一緒に作ってくれるので、多くのアイディアからより優れたものを選ぶ”力”が身に付きます。
その積み重ねの結果が、「センス」とか「才能」なんて言われます。
なので、「センス」は伸ばすことが可能です。
自分の引き出しを増やすことで自然と「センス」が生まれます。
解決方法と勉強方法は?
センスや才能は経験から生まれるということで、ここからは具体的な解決法と勉強方法について解説していきます。
方法は主に3つ!
・美術館にいく
・上手い人の研究をしてみる
・スクラップブックを作る
それぞれ具体的に解説していきます。
・美術館にいく
普段から美術館にいくことは新しいインスピレーションを受ける上でとても大切です。
展示されている作品から多くのことを学べます。色彩や形、アイディア、思想などなど。
展示のジャンルは絵画や彫刻、デザインなど様々ですが、自分の分野じゃなくてもオッケーです。
「アイディア」とは”もの”と”もの”の組み合わせなので、それらがより違うジャンルの方が新鮮で新しいアイディアが生まれやすいです。
・上手い人の研究をしてみる
上手い人の真似をしてみるのもオススメです。
実は「学ぶ」という言葉の語源は「まねぶ」から来ていて、昔からまねをすることは学ぶ方法の一番の方法でした。
なので、まねをすることで早く上達することができます。
パクったり、トレースするのは厳禁ですが、勉強として行うのは問題ないです。
実際に同じものを作ってみることで、そこに秘められたデザインのノウハウを学ぶことができます。
・スクラップブックを作る
スクラップブックを作ることも昔から言われているセンスを磨く方法の一つです。
スクラップブックとは、自分の好きな雑誌の切り抜きや写真などをノートに切り貼りして、寄せ集めたものです。
スクラップブックを作ることで、自分の好みや特徴がつかめるようになってきます。
もしわからなければ人に見てもらって感想を言ってもらうと、わかるようになりますよ!
自分の好みや特徴を知ることで、デザインの方向性が定まります。
例えば、イラストレーターでかわいい系が得意とわかったら、子ども向けの案件を多くとるようにしよう!とか。
より自分の強みを生かせるところで勝負できるようになります!
オススメの書籍の紹介
ここからはせっかくなので、参考に”才能”について書かれている本をいくつか紹介します!
もし余力があれば読むことをおススメします。
アーティストのためのハンドブック 制作につきまとう不安との付き合い方
この本は制作につきまとう様々な”不安”についてどのように対処すればいいのかについて書かれています。
「才能がない」とか、「人に認めてもらえない」とか。
悩みの種は考えれば考えるだけ尽きません。
ですが、この本を読むと多少はその不安が和らぎます。
アーティスト向けですが、デザイナーも多く当てはまることが書いてあります。
クリエイティブな仕事をする人にはぜひ読んでもらいたい一冊ですね。
センスは知識からはじまる
この本は「くまもん」のキャラクターをデザインした水野学さんの著書です。
あいまいな言葉の「センス」について、その正体を解説してくれています。
このブログ記事でも「センス」についてある程度解説していますが、より詳しくりりたい方はこちらの本をおすすめします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「センスが無い」「才能が無い」と悩んでいやになってしまっているときに、少しでも気持ちをやわらげられれば幸いです。
おそらくこの言葉はデザイナーのほとんどが一度は言われたことのある言葉だと思うので、あまり気にしすぎないことも大切です。
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