芯が硬めな色鉛筆を紹介します!
今回は芯が硬めな色鉛筆について紹介していきます。
色鉛筆は一般的にやわらかめのものが好まれていますが、時にはもっと芯が硬ければと思うときもありますよね。
特に高価格帯の色鉛筆の多くは芯が柔らかくなっており、芯が硬いものを探すのは一苦労します。
そこで今回は芯が硬い色鉛筆のおすすめをまとめたのでぜひ参考にしてみてください!
ちなみに芯が柔らかい色鉛筆についてはこちらで紹介しています↓
芯が硬いメリット
芯が硬いことによるメリットは細い線を引いたり、細かい部分を描くのが得意なこと。
芯の先がしっかりと尖り、簡単に摩耗しないので色鉛筆ではありながら鉛筆のように細い線を引くのが得意です。
人物の髪の毛の表現のような線の描写に最適。
また、硬質の色鉛筆の多くは消しゴムでも消しやすくなっています。
色鉛筆の柔らかさのもととなる蝋の成分が少ないため、鉛筆のように消しゴムで消えやすいです。
硬質の色鉛筆はアニメ業界では昔からよく使われており、塗り絵のような線画の下絵に色塗りの指示を描くときにこの硬質の色鉛筆は使われてきました。
これは後から消しゴムで消せるのが大きなメリットだったためです。
一般的には柔らかい色鉛筆が好まれますが、一部の界隈では硬質の色鉛筆が好まれます。
芯が硬い色鉛筆のおすすめ3選!
三菱色鉛筆 7700(油性)
→日本のアニメ界を支えてきた硬質色鉛筆。
ダーウェント アーチスト色鉛筆(油性)
→芯が硬いことでとても有名な色鉛筆。絵を描くならこれがおすすめ
スタビロ 硬質水彩色鉛筆(水性)
→水彩色鉛筆の中でも硬質な色鉛筆。水彩のものを探すならこれ。
三菱色鉛筆 7700
三菱色鉛筆7700は日本のアニメ業界では古くから使われてきた色鉛筆です。
主にアニメの下絵の色の指示だしに使います。
消しゴムで簡単に消すことができ、黒の本線と見分けがつきやすいので色鉛筆が使われてきました。
2015年ごろに製造中止になりかけたことがありましたが、その時のアニメ業界の熱烈な要望から現在も製造が続いています。
アニメ業界以外でも、答案のチェックや図面作成などで使われています。
現在はセットで購入することはかなり難しく、単色でのダース買いが基本になります。
そのため、絵を描くにはあまり向いておらず、絵を描くなら次に紹介するダーウェント アーチスト色鉛筆がおすすめ。
※新宿の世界堂本店などのかなり大きめの画材店だと単色で取り扱っている可能性があります。
ダーウェント アーチスト色鉛筆
ダーウェントアーチスト色鉛筆は色鉛筆画家の界隈では芯が硬いことでとても有名な色鉛筆。
ほかの色鉛筆とは使った感じがかなり異なるので、普通の色鉛筆と思って使うとかなり驚きます。
口コミの評判が悪いこともありますが、それはみんなこの色鉛筆が硬質だと知らなかったため。
硬質の色鉛筆としては十分すぎるほどの役割を果たしています。
混色や重ね塗りは程よくでき、細い線をばっちり引くことのできる色鉛筆。
絵を描くならこの色鉛筆を使いましょう。
色は全体的に落ち着いた色合いになっており、特に風景や自然物を描くに適しています。
芯が硬いので色は乗りにくいですが、丁寧に塗っていけばきれいに発色します。
数ある色鉛筆の中でも最も硬いのではないかと思う色鉛筆です。
スタビロ 硬質水彩色鉛筆
水彩色鉛筆で硬質のものを選ぶならこのスタビロのものがおすすめ。
細い線も滑らかにしっかりと引くことができます。
水に溶かす前も芯は硬質ですが、水に溶かすときもかなり溶けにくく硬質な感じ。
やや水でにじむかな?という感じなので使用感はかなり独特。
そのため、やはり一般的な水彩色鉛筆とは違う感じですね
このあまり水に溶けない感じを狙って絵を描くと面白い表現ができるかもしれません。
細密画に向いている色鉛筆です。
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