今回は豚毛の筆についてまとめてみました!
豚毛の筆とは?
豚毛の筆は画材店でもよく見かける筆です。
主に国内で販売されているものは中国の豚の毛を使ったものが多いです。
中国の原毛を日本で毛を痛めないように丁寧に晒した飴色のものが最も良質とされており、
加工の時に煮すぎたり晒しすぎたりするとこの毛の色が不自然に白っぽかったり黒ずみや黄ばみが出て、本来のコシが出ないこともあります。
とりあえず大手メーカーのものを選んでおけば大丈夫です。
豚毛の筆の特徴
豚毛の筆の特徴は下記のとおりです。
・コシが強い
・毛先のまとまりや水の含みは程よくある
・価格はピンキリ
・コシが強い
豚毛は動物毛の中では最もコシが強い筆の種類です。
油絵具のように粘り気のある絵の具にも負けないぐらい、筆に弾力があります。
油絵具をあまり薄めずに使うときにとても役に立つ筆。
しっかりと絵の具をキャンバスにのせることができます。
コシの強い筆を選ぶならこの豚毛を選びましょう。
・毛先のまとまりや水の含みは程よくある
豚毛は毛先のまとまりや水の含みはほどほどです。
質のいい豚毛の筆ほどこの質はよくなります。
とはいえ、水の含みは動物毛の中ではそこまで高くないので、
絵の具をよく薄めて使う場合はほかの筆を選ぶことが多くなります。
・価格はピンキリ
豚毛の筆は価格に開きがあります。
安いものだと数百円(本当に安いものは100円ショップでも販売されています)~1000円を超えるものまで幅広いです。
とはいえ、安いものは豚毛の性質である腰の強さはほぼ無く、水の含みや毛先のまとまりも悪いため、筆としてはあまり使えません。
安い豚毛の筆を選ぶなら同じ価格帯のナイロン筆のほうが良いです。
豚毛の筆の良さを実感するには大手メーカーの販売している筆を選ぶことが大切です。
主な使い道
豚毛の筆の主な使い道は油絵の具を使うときです。
豚毛はコシが強いので、そのコシの強さを生かすために粘り気の強い油絵で好まれて使われています。
絵の具をしっかりとキャンバスに定着させるようにのせられます。
おすすめのメーカーは?最初にそろえるならセットを
豚毛の筆は基本的にばら売りで販売されていますが、セットで購入するなら下記のものが一番お勧めです。
最初にこれを購入し、足りないものを買い足していく感じにしましょう。
製造元の中里は国内の京都に会社があります。
日本画用や油絵用の筆を幅広く製造しており、日本ではよく使われている筆のメーカー。
コスパがいいスタールビー
豚毛の筆でコスパがいいメーカーがスタールビーです。
1本が数百円と質が良いながらも価格が抑えられています。
油絵に少し慣れてきたらこちらのシリーズで筆をそろえるのがおすすめ
プロ向けならラファエルシリーズ
プロ向けの高価格帯の筆ならラファエルシリーズがおすすめ。
コシの強さ、毛先のまとまり、水の含みの良さがかなり高水準で使いやすくなっています。
油絵具の粘り気にも負けずに思い通りにスムーズに描くことができます。
価格は1本1000円を超えてくるので、プロや余裕のある人におすすめ
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