絵の具で固まったの筆ケアの方法について解説
今回は筆に絵の具が固まった時のなおしかたについての解説です。
絵を描いているといつの間にか絵の具が筆に固まって、筆をダメにしてしまった経験は無いでしょうか。
ちょっと筆がもったいなくてがっかりしますよね。
そんな時に、筆を長く使うための方法を書いていきます。
ぜひ参考にしてみて下さい。
水溶性絵の具の場合
水溶性絵の具の場合、40度ぐらいのお湯でよく揉むようにしておけば簡単に絵の具を落とすことができます。
絵具自体に耐水性が無いので、落とすときも簡単。
この時、筆が動物の毛を使っている(ナイロン以外はすべて動物)場合には、シャンプーとリンスをしてあげると毛が保湿され、長持ちします。
人の髪の毛と同じ動物の毛なので、髪の毛の手入れと同じように筆を手入れしてあげると良いです。
水溶性の絵の具とは、水彩絵の具や墨汁、ポスターカラーを指します。
手入れが簡単なので、子どもにも向いています。
アクリル絵の具の場合
アクリル絵の具の場合、落とすのがかなり困難です。
乾くと耐水性があるので、結構大変。
絵の具が薄く固まっている場合は、しばらくお湯につけてよく揉むと落ちることがあります。
(このお湯に浸ける間は毛先に癖がつくのでどこにも触れないように注意。)
絵の具が強固についている場合は専用のリムーバーにしばらく(30分ぐらい?)つけておくと落ちる可能性があります。
アクリル絵の具はそもそも固まらないように普段から気を付ける必要があります。
筆に絵の具がつけっぱなしにならないようにこまめに水で洗いましょう。
アクリル絵の具は筆を痛めやすいので、絵を描き始めたてのうちは安めのナイロン系の筆がおすすめ。
慣れてから少しずついい筆を増やしていきましょう。
ちなみにアクリル画の筆のおすすめはこちらで解説しています↓
油絵絵の具の場合
油絵具の場合は専用のブラシクリーナー(リムーバー、筆洗液とも呼ばれます)を使います。
ブラシクリーナーにはいくつか種類があり、成分によって少しだけ性質が変わります。
基本的には石油系の下記のようなものが強力でおすすめ。
これを油絵具の筆洗器に入れて使います。
有機溶剤で、揮発するので換気は必須。
上記のものは臭いが少ないですが、それでもしっかりと換気をしておきましょう。
また、使用後は密閉しておきます。
筆洗液で洗った後は石鹸とリンスでよく洗ってあげましょう。
油絵具用のおすすめの筆についてはこちら↓
絵の具の筆の手入れは石鹸とリンスが大切
筆の手入れはお湯で揉んだり、リムーバーを使ったあとにしっかりと石鹸やシャンプーとリンスをしてあげることが大切。
人の髪の手入れと同じようにケアしてあげると長持ちします。
乾かすときは毛に癖がつかないように毛先を整えて乾燥させましょう。
よく筆を購入した時にキャップがついてきますが、それは使わないので捨てましょう。
キャップを使うと筆の中に湿気がこもり、カビの原因になります。
筆は乾燥後は毛先を上にして缶や瓶に差しておきましょう、
キャップは買ったときについているので、なんとなくもったいなくて使ってしまいがちですが、基本的には使わないようにしましょう。
捨ててしまって問題ありません。
コメント