色彩遠近法とは?
今回は色彩遠近法について簡単に解説していきます。
色彩遠近法は遠近法の中で色に関するもので、特に絵画では重要な要素です。
この機会にぜひ頭にいれておきましょう!
色の変化で生まれる遠近法
色彩遠近法とは、色によって起きる遠近法です。
ほかの遠近法と比べると弱い遠近感ですね。
↑例えば上記の画像では色によって手前に見えるものと、奥に見えるものがありますよね。
鮮やかだったり、暖色系だったり、背景のとの色の差が強いものは手前に見えやすいと思います。
こざかい
色彩遠近法によってたとえ風景画や静物画ではなくて、上記のような色が塗られただけのものでも、多少の遠近感が生まれています。
抽象画では意外と重要な要素かもしれませんね。
上記の図も色彩遠近法の説明でよく見かけます
左のものは中央の色が暖色・高明度なので手前に出っ張って見えます。
右は逆に中央が寒色・低明度なのでへこんでいるように見えますね。
こざかい
このように見える理由は生物の記憶に刻み込まれているものからきています。
おそらく遠くの山が青っぽかったり、暗く見えるような機会が多いためだと思われます。
風景の遠近
風景では空気遠近法と一緒に用いられます。(作用が被ります)
空気遠近法は遠くに行くほど輪郭がかすんで、色が大気の色の影響を受けます。
青空の時は遠くの山が青っぽくなったりしますよね。
それも色による遠近法なので、色彩遠近法と被っています。
他の遠近法について
重畳遠近法
上下遠近法
大小遠近法
空気遠近法
色彩遠近法
消失遠近法
幾何学遠近法(透視図法)
他の遠近法はこちらでまとめています↓
もっと詳しく遠近法を知る
今回は遠近法の種類についてザックリと説明しましたが、実際はもっと奥が深いです。
より深く知るには下記の本がおすすめ。
これらを知ることでより完成度のある絵を描くことができるのでぜひ参考にしてみてください。
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