美大の専攻と学科はどうやって決める?
今回は美大の専攻や学科の決め方について解説していきます。
これから美大を受験しようと考えている人にはぜひ参考になる記事です。
僕自身も美大を卒業しているのですが、学科と専攻選びには結構迷いました。
その時の経験をもとに選び方を解説していきます。
美大の専攻選びは結構悩みますよね!
学科・専攻選びの3つのポイント
学科と専攻選びは主に下記の3つのポイントがあると思います。
・自分の得意なこと、好きなことで決める
・将来のつきたい職業で決める
・授業内容で決める
・自分の得意なこと、好きなことで決める
決める1番のポイントは得意なことや好きなことで決めるということですね。
せっかく美大に通うので、その学科の将来性とかは抜きにして自分のやりたいことで決めてしまうのはアリです。
漫画を描いていた人はグラフィック系、映画が好きな人は映像学科、粘土が好きな人は工芸科など。
自分の普段の休みの日や、子どものころによくやっていることや好きなものを思い出してみると決めやすいですね。
とはいえ、それがわからないから学科選びに苦労してるんだよ!という人もいると思います。(笑)
そのような人は一通り美大のいろんな学科の実技試験を体験してみることも一つの見分ける方法です。
やってみると、意外と着彩が好きだなとか、立体造形が好きだなとかがわかってきます。
もし、通う美術予備校で融通が利くならいろいろ試せるか聞いてみましょう。
デッサン1枚からでも、自分の得意な学科がわかったりします。
特に初心者のデッサンでは、自分が物事をどのようにとらえているかの特徴が出てきやすいですね。
・将来のつきたい職業で決める
将来就きたい仕事が決まっているなら、その仕事に近い学科を選ぶことも一つの決め方です。
美大の就職先は割と専門性が問われることが多いので、どの学科に行くかで就職先もある程度分かれます。
アニメーションの背景やキャラデザインだったら、絵画系を選ぶのがいいですし、
商品デザインなどをしたいのであればプロダクト系、
家具や内装をしたいのであれば空間系や、工芸の木工を選びましょう。
もちろん全く別の分野で就職することも可能ですが、就職のしやすさは大きく変わってきます。
また、作家になりたい人であれば、ファイン系の学科のほうが展示の際にギャラリーの人が見に来る機会が多いですし、教授とのコネや人脈も作りやすいです。
採用する立場からすると同じような人だと専攻で決めることが多くなると思います。
グラフィックやデザインだとadobeが使える人が多かったりしますからね。
・授業内容で決める
学科によって当然授業内容も変わります。
実技の実習では、どの科でも受けられる共通のものがありますが、その科でしか受けられないものがほとんど。
特に彫刻科や工芸科では扱いに気を付けないといけない設備があるので、ほかの科ではできない実習が多いです。
また、同じような職種でも学科によって違うことがあります。
例えば武蔵野美術大学の場合、家具を作りたいときは工芸工業デザイン学科の木工専攻、インテリア専攻、空間演出学科の家具・内装がこれに当たります。
内容も少し違うので、授業内容でこのうちどれにするかを決める必要がありますね。
自分のやりたいことや職業が決まっていても、どの学科に行くかでアプローチが変わります。
美大では転科も可能
美大は入学後に学科を変えることも一応可能です。
主に3年次に多く、他大学からの転入に合わせて転科を行うことが多いです。
美大では1~2年次は基礎課題が多く、3年次から専門性がぐっと高くなるので、転科は大変ですが一応ついていけるかなという感じ。
美大の学科選びは悩ましいですが、楽しいですよね。
ぜひ後悔の無いように考えてみてください!
最後に
このブログでは美大受験に役立つ記事を多数掲載しています。
僕自身の経験をもとに書いているので、美大合格の助けになります。
どうしても合格したい!という人は是非参考にしてみてください。
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