美大には勉強ができなくても入れるの?
今回は美大と学科の勉強について解説していきます。
美大受験をする人にとって、学科の勉強の話は耳の痛い話ではないでしょうか。
この大きな問題である学科の話について、僕の体験談を踏まえてお話します。
多くの美大では実技以外の学科試験の配点が高い
結論から言うと、学科の勉強は受験ではものすごく大切です。
これは東京藝術大学を除く、上位の美大では学科と実技の配点が4対6または5対5と高いため。
実技の点数の採点基準は各美大によってばらつくので、学科がどのくらい重要かは大学によって異なります。
例えば0から100点まで広く点数が分かれるのか、それともほとんど60点台になるのとでは学科の重要性が大きく変わります。
なので、どのくらい重要かははっきりとは言えませんが、それでも学科の比重は大きいです。
文武両道ならぬ、文美両道といったところでしょうか。
絵も描けて勉強もできないといけないので、ほかの一般的なの受験生よりも2倍大変だと言えますね。
美大の受験生は勉強もできないといけない
美大を受験する人は勉強ができないといけません。
絵が描けるだけでは美大への合格はむずかしいです。
実際、僕自身もこの学科の勉強に苦労した苦い思い出があります。
現在の美大の傾向として、なんとなく実技よりも学科の勉強が重要になってきた傾向があります。
これは建築科などに多く、理由としては少子化のために定員割れが起こるので、受験者を増やすために実技試験を廃止しているところもあるため。
美大は年々受験者数が減っており、定員割れを起こしているところもありますが、上位の大学では以前高めの倍率になっています。
大学に入れてしまえば学科の勉強はほぼ必要なくなる
美大は大学に入ってしまえば、英語以外は学科の勉強が役に立つことはあまりないです。
なのでこれが最後の学科の勉強だと思いながら割り切って勉強するしかないです。
とはいえ、美大受験をする人の多くは勉強嫌いが多く、実技のほうが楽しいので勉強はおろそかになりがち。
もちろん大学に入ってからは、受験時代の実技の基礎が生きてくるので、(受験のデッサンなどはキホンなので、美大で教わらないです。)実技がいいには越したことはありません。
学科の勉強は大切だとわかってはいながらも、なかなかできないですね。
学科ができなくて苦労した僕の体験談
ここからは僕自身の体験談をお話します。
僕は当時、美術系の高校に通っており、偏差値的には54とかそのぐらいでした。
その高校は家具やデザインも学べる高校で、実習は楽しかったのですが、
その分勉強をしなくなるので、どんどん勉強ができなくなってしまいました。
実際、高校3年生でセンター試験を受けたときも、あまり点数が良くなかったです(平均50~60ぐらい)
美術予備校に通うようになってからはデッサンなどの実技で忙しくなり、
学科の勉強をするかというと、ほとんどしていませんでした。
受験のためとはいえ、気持ち的になかなか身が入らなかったのが実際です。
これは言い訳になってしまいますが、デッサンの疲れや、一人で勉強すること、勉強自体がつまらないことなどの理由から、勉強をあまりしませんでした。
ちなみに、一応センター試験も受けたのですが、タマビとムサビで確かC判定だった気がします。
勉強はオンライン家庭教師などの利用がオススメ
美術予備校に通う場合、ほかの塾に通わせることは難しいです。
美術予備校は夜間だと9時くらいまでありますし、休みは日曜日だけ。
また、日曜日だけ学習塾に通うにしても、周りの子との差にモチベーションが上がりにくいです。
なので、勉強をするとしたら、個別指導のできる家庭教師がオススメ。
オンラインのものもあるので、もしかしたら予備校の終わった後の平日の夜間でも対応してくれるところもあるかもしれません。
夏休みや冬休みは割と時間が空くので、その時に集中して家庭教師に頼むこともできます。
オンライン家庭教師とは例えば上記のようなものがおすすめ。
個別対応で受講できるので、時間の調整の難しい美大受験生に向いています。
日本のデザイン業界では、有名な会社はムサビやタマビ、東京藝大などのトップの美大の人がほとんどなので、学歴をかなり重視しています。
大学は就職時の年収にも大きくかかわるので、美大受験でできるだけ上位の大学に進学するためにもオンライン家庭教師などを利用することをオススメします。
デザイン業界は年収の差が大きく、トップの電通や博報堂に入れてしまえば年収1000万円を超えることが可能なので、勉強は頑張りましょう。
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