学校の美術の授業で良い成績を取りたい!
今回は美術の成績を上げたい人向けに記事を書いていきます。
僕自身は美大で美術教育を学んでおり、その時の経験をもとに解説するのでぜひ参考にしてみてください。
絵を上達させるのは時間がかかる
社会や数学などのほかの授業は授業の内容を復習したり、テストに出るところを暗記すれば成績が比較的すぐに上がりますよね。
一方で絵は上達させるのに時間がかかります。
元からうまい人もいますが、その人は小さいときからずっと絵を描いていたり、学校以外のところで何かしら制作をしていたりしています。
なので、美術の成績は他の強化と比べて結構上げにくいですね。
とはいえ、成績をよくする方法もあるので、今回紹介していきます。
美術の評価は絵や作品のうまさだけではない
美術の評価は観点がいくつかあり、絵のうまさはその一部です。
他には鑑賞であったり、創意工夫など、評価点があり、抜粋するとこのようになっています。
・美術への関心・意欲・態度
美術の創造活動の喜びを味わい,主体的に表現や鑑賞の学習に取り組もうとする。
・発想や構想の能力
感性や想像力を働かせて豊かに発想し,よさや美しさなどを考え心豊かで創造的な表現の構想を練っている。
・創造的な技能
感性や造形感覚などを働かせて,表現の技能を身に付け,意図に応じて表現方法などを創意工夫し創造的に表している。
・鑑賞の能力
感性や想像力を働かせて,美術作品などからよさや美しさなどを感じ取り味わったり,美術文化を理解したりしている。
絵のうまさは創造的な技能に入っています。
美術の成績を上げたいときはこれ以外を上げることでもよくなりますよ
美術の授業に積極的に参加するのはもちろんのこと
制作は工夫が大切
制作は工夫することが大切です。
例えば、犬の絵がテーマだった場合、迫力を表現したいときはそれを表すために犬をかなり大きく描いてみたり、力強いタッチで描いてみたりなど。
そのまま描いたり制作するのではなく、一歩考えてみてから制作してみましょう。
そして、授業内で感想カードみたいなのがあるとおもうので、そこに必ずその工夫のことを書きます。
ちなみにこの工夫とは絵のうまい下手にはあまり関係がありません。
なので、絵に自信がない人でも大丈夫です。
自分は絵が下手だから、、と思いながら描くのは作品もよくならないのでもったいないです。
美術の先生もうまいへたはほとんど気にしていません。
自信をもって制作すれば自然と作品もよくなります。
鑑賞について
鑑賞も美術の成績を上げる重要なポイント。
美術の授業の中で、自分やほかの人の作った作品や、歴史上のアーティストの作品の鑑賞をして感じたことを書くことがあると思います。
その記述がこの鑑賞の評価に大きくかかわります。
とはいえ、感想ってどう書けばいいかかなり悩みますよね。
作品を見ても何も感じないし、、とか。
感想って書くのが難しいですよね。
紙の空白をいかに埋めるかって考えてしまって書くのが苦痛でした。
感想を書くコツはなるべく具体的に書くこと。
例えば、色がきれいだと思ったら、「なぜ」きれいなのか。
人が描かれている絵ではその人が「何」を考えていそうか、「どんな」性格の人物だと思うのか。
このように自分で疑問を作ってみて、自分なりの考えを書いていくと鑑賞が深まります。
ちなみにこの方法は僕が大学で美術教育を学んだときに教わった方法です。
具体的なやり方はこちらの記事で解説しているので参考にしてみてください↓
最後に
絵がうまくかけなくても美術の成績を上げることはできます。
とはいえ、成績を上げることよりも美術を楽しむことが何より大切。
苦手でも嫌いにならないでほしいと僕は思っています。
僕自身はスポーツがめちゃくちゃ苦手ですが、スポーツ観戦は楽しめたり、スポーツ系の漫画もよく読みます。
同じように美術も制作だけでなく、美術館やギャラリーで良い作品を見たり、美術系の漫画を読んでみたりと苦手でも楽しめる分野。
なので、ぜひ美術を楽しんでみてほしいです。
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