今回は小学生向けの工作キットについておすすめなものを解説していきます。
僕は武蔵野美術大学で教職課程を履修していたことがあり、美術教育について学んできました。
その時の経験をもとに、美術・造形の観点から見ておすすめのものを選びました。
ぜひ参考にしてみてください。
工作キットの選び方のポイント
工作のキットを選ぶポイントは下記のとおりです。
・完成されすぎていないこと
・自分で学びや発見のあるもの
・自由度が高いこと
・完成されすぎていないこと
工作キットは手軽に使えて、ある程度クオリティが出るので便利ですが、
美術教育的にはそれ単体で完成されすぎるものはあまりよくありません。
それよりも自分で工夫し、学びがあるものを選ぶこと大切です。
最近は見栄えが良く、説明書の手順通りに作ればだれでもクオリティの高いものが作れるキットが増えてきました。
販売する側としても見栄えが良いので、売れやすいのだと思います。
もちろん、それを作っていて楽しいのですが、実は美術教育の観点としてはあまりよくありません。
美術教育としては自分で考えて工夫する力をつけることが重要視されています。
どのように形を作るのか、色を塗るのかを自分で自由に決められる余地があることが大切。
作品が完成してたクオリティよりも、過程が大事だということですね。
手順通りに作れば完成するキットよりも、自分で色を塗れたり、カスタマイズできるものを選びましょう。
ここからは実際に僕が選んだおすすめのキットについていくつか紹介していきます。
ぜひ子どもと一緒に作ってみてはいかがでしょうか。
手作りウクレレ
このウクレレのキットは形がシンプルながら無着色なので、
自分で組み立てた後に自由に色を塗れる点が良いですね。
本物のウクレレのような塗装もできますし、エレキギターのようなカラフルな着色も可能。
ウクレレも自分で弦を張れるので、愛着がわきそうです。
木製品なので、色を塗る場合はアクリル絵の具がおすすめ。
ウクレレも自分で弦を張る本格派タイプなので、大人でも楽しめるレベルのキット。
子どもと一緒に作って弾いてみると盛り上がりますね!
手作り時計用ムーブメント 時計シャフト & 針セット
これは手作りの時計のキットです。
時計のパーツをはめるだけで時計は完成し、自分で自由に文字盤をデザインすることができます。
こちらも上記のウクレレと同様に、自分で自由に着色したり、デザインできる点で優秀ですね。
板も、上記のものだけでなく、丸型や、プラスチック製などいろんなメーカーが販売されているので、自分の好みに合わせて選んでみましょう。
こちらも木製品なので、色を塗るときにはアクリル絵の具を使いましょう。
時計を作ること自体はかなり簡単なので、小学生の低学年でもできます。
砂絵キット
砂絵キットは定番の画材ですね。
紙の表面に砂を置いて定着させる描き方をします。
砂絵のいいところは絵が細かすぎないこと。
大まかな形の絵でいいので絵のデザインが簡単で、絵が苦手な人でも楽しめます。
小学生の低学年にもおすすめ。
砂絵は僕も小学生の時にやりました。
大人になった今でも楽しめます。
ランプ工作キット
こちらはランプを作れるキットです。
ランプの工作キットはいくつかありますが、このキットは割と造形の自由度も高く、見た目にも良いので選びました。
内側にセロハンを使ったランプを作るのですが、セロハンの形や重ね方で工夫できますね。
完成した時に、ライトを点灯するとテンションが上がります。
ハロウィンやクリスマスの飾りを作るときにも活躍しそうです。
家を飾れる楽しみが増えますね。
コメント