木の磨き方
今回は木の磨き方について解説していきます!
工作や木彫り、アクセサリー作りなどで木を磨く機会もあると思いますが、
木を磨くということにも意外と道具や磨き方は奥が深いです。
使う道具や、磨き方、木の仕上げ方などについて詳しくまとめたのでぜひ参考にしてみてください!
紙やすりの種類について
これは木工用に適した紙やすりで、荒い目の種類も豊富。
また、価格は若干高くなりますが空研ぎペーパーと呼ばれる白い紙やすりもあります。
この紙やすりは木工用で、木やプラスチックなどに向いており、目詰まりを防ぐためのコーティングがされています。
そのためガーネットペーパーよりも耐久性があり、より効率的に研磨することが可能。
木を磨くには空研ぎペーパー(紙やすり)がオススメ!
紙やすりは目の細かさが違うものがあります。
目の細かさは#○○(数字)で表記されており、数字が大きくなればなるほど目が細かくなります。
木を磨くときは目の粗いものから段階的に使って磨き、#80ぐらいから始めて#120、#180、#240、#360と磨いていきます。
磨きは♯400~#600ぐらいまでで十分。
好みによってつるつるにしたい人はより細かいもので終わらせます。
木をサンドペーパーで削る
木をサンドペーパーで削るコツはいくつかあります。
まず、木目に沿って磨きましょう。
木目に沿うと木の表面の毛羽立ちが少なりなり、より滑らかに磨くことができます。
また、紙やすりの目の細かさは荒いものから順に次第に細かくしていくことがとても重要。
そうすることで、荒い目のやすりでできた傷もきれいに消えていき、最終的に傷の無い木の表面が出来上がります。
例えば、♯60のやすりで磨いてたら、その♯60の傷が消えるまで♯120番のやすりで磨きます。
その次に♯120のやすりでできた傷が消えるまで♯180のやすりで磨く。これを繰り返していきます。
紙やすりでテーブルの天板のような平らな木を削る場合、紙やすりのホルダーを使うと便利。
紙やすりは手だけで使うと手の丸みで削れ方にムラができてしまいます。
また、木の角や辺も丸くなってしまいがちなので、そうならないためにもホルダーを使うことをオススメしています。
大きな家具などにはサンダーを使おう
大きめの家具などを作った時には電動工具のサンダーがあると便利です。
主に平らな平面を磨くときに適しており、簡単に磨くことができます。
サンダーとは紙やすりを取り付け、その部分が振動することで自動的に磨いてくれます。
紙やすりではとてもじゃないけど磨くのが大変なときに使いましょう。
低価格なものだと3000円からあります。
手で何時間も磨くよりはコスパがいいのでサンダーを使いましょう。
細かいものならリューターを使うのもアリ
紙やすりの入りにくい細かいものなら電動のリューターを使うのもアリです。
リューターは歯医者さんが使っている先端が回転する工具のことで、
木工用のものも存在します。
主にアクセサリーや、彫刻に使われ、細かい隙間なども磨くことが可能。
価格が高いほど回転力が落ちずに磨けます。
木を磨くのであれば5000円以上の価格帯がオススメ。
仕上げについて
木を磨いた後の仕上げにはいくつかあります。
特に塗装をしない場合はオイル仕上げや蜜蝋仕上げがオススメ。
塗装する場合はオイルステインやウレタン塗装などができますが、これらの塗装の違いについてよくわからないひとも多いと思います。
これらの詳しい仕上げ方については下記の記事でまとめています。
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