金属を磨くおすすめの道具と種類、磨き方を解説!

金属を磨くおすすめの道具と種類、磨き方を解説!クラフト
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今回は金属の磨き方について紹介していきます。

僕自身は美大で金属工芸を学んでおり、その時の経験をもとに解説するのでぜひ参考にしてみてください。

金属を磨く道具

金属を磨く道具は主に下記の通りです。

・鉄工ヤスリ

・耐水ペーパー

・研磨剤

・グラインダー、サンダー

・リューター

・鉄工ヤスリ

金属を大きく削りたいときには鉄鋼ヤスリを使います。

形が変わるレベルで削りたいときに必要。

板の棒状になっており、面の形状によって平や甲丸などがあります。

鉄工ヤスリは粗目と細目があり、1本で片面ずつ付いているものが便利です。

ジュエリーのような細かいものを加工するときには精密ヤスリを使いましょう。

こざかい
こざかい

精密ヤスリはダイヤモンドの粒がついたものと、金属の目の2種類があります。

ダイヤモンドのほうが安いですが、金属のほうが長持ちします。

・耐水ペーパー

耐水ペーパーはいわゆる紙やすりです。

木工用の茶色い紙やすり(ガーネットペーパー)とは異なり、こちらは黒やグレーっぽい色をしています。

耐水ペーパーは金属やガラス、アクリルなどの硬質なものを磨くのに適したやすりで、水にぬらしながら磨くことで粒子が流れ落ち、きれいに磨くことが可能。

(濡らさなくても使えます。)

目の粗さは#○○(数字)で表記されており、荒いものほど数字は小さく、細かいものほど数字は大きくなります。

金属を磨く場合、#400~#1800を200番刻みで持っておくのがおすすめ。

こざかい
こざかい

ネットだと上記のような目の粗さの違いのセットが変えて便利です。

店頭だとまず見かけないですね。

バラで買うと大変だったりするので、上記の商品はおすすめ。

・研磨剤

研磨剤は最後の仕上げに使います。

金属を鏡のように光らせたいときには必須なので必ず使いましょう。

こざかい
こざかい

研磨剤は何でもOK。

もっともポピュラーなのは上記のピカールです。

名前の通り、しっかりピカります(笑)

・グラインダー、サンダー

大型のものやさび付いたものを磨くには、グラインダーやサンダーがあると便利です。

これらは電動工具で、あると断然磨くのが楽。

騒音が出るので場所を選びますが、持っておくといですね。

グラインダーは回転式、サンダーは振動式になっています。

・リューター

リューターは主にジュエリーのような小さな金属を磨くのに適した電動工具です。

ヤスリがけからバフ(研磨)までこれ一台で一通りこなせます。

自分でアクセサリーを頻繁に作ったり、販売するような人にはおすすめ。

リューターは価格がピンキリで、安いものは2000円ぐらいからありますが、金属用の場合にはトルク(馬力)が足りないので、最低でも15000円以上のものにしましょう。

こざかい
こざかい

ホビー用ではなく、彫金用や歯科用と書かれているものを購入しましょう。

おすすめのリューターの選び方についてはこちらで解説しています↓

磨く手順

磨く手順は主に下記の3ステップ

・鉄工ヤスリで削る

・耐水ペーパーを使う

・研磨剤を使う

・鉄工ヤスリで削る

金属に大きな傷があるときは鉄工ヤスリを使って傷を浅くします。

鉄工ヤスリを使うときは削るものをしっかりと万力やクランプなどで固定して削るのがおすすめ。

大きな鉄工ヤスリは基本的に両手で持って使い、片方は持ち手、もう片方は先端に添えて包丁を研ぐような持ち方で使います。

一定方向に動かして削っていき、大きな傷が消えたら耐水ペーパーを使っていきましょう。

小さなジュエリーなどを磨く場合には精密ヤスリを使います。

こざかい
こざかい

鉄工ヤスリや押したときだけ削れます。

そのため、押すときだけ力を入れればOK

・耐水ペーパーを使う

次に耐水ペーパーで磨いていきます。

目の粗いものから順番に使って磨いていきますが、結構根気が必要な作業になります。

ここで手を抜いてしまうと途中で傷が残り、最初からやり直すことになるので面倒ですがしっかりと磨くのがコツ。

磨くときに水で濡らしながら磨くと粒子が流れていくのでよりきれいに磨けます。

耐水ペーパーを使うときは折りたたんで強度を強くして使うか、角材に巻き付けて使うと持ちやすくなります。

金属を鏡のように光らせたい場合には#1500~2000番くらいまで磨きましょう。

こざかい
こざかい

手を抜くと余計に時間がかかるので、最初から丁寧にやるのがポイント。

・研磨剤を使う

ここまで来たらあとは簡単!最後に研磨剤を使います。

布に少量の研磨剤を取り、ひたすらこすっていきましょう。

ここまでで丁寧に耐水ペーパーで磨けていれば鏡のように光っているはず。

もし曇ってしまった場合、鏡面にするには耐水ペーパーからやり直しになってしまいます。

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