ステッドラー鉛筆の特徴について解説
今回はステッドラーのマルスルモグラフ鉛筆の特徴について簡単にまとめました。
日本では三菱のハイユニと並んでかなり人気のある鉛筆で、一般の人はあまり使いませんが、
デッサンを描いたことがある人では有名なメーカー。
青いパッケージが特徴的です。
正式な商品名はマルス ルモグラフですが、みんな覚えられないのでステッドラーで呼んでいます。
ステッドラーってどんなメーカー?
ステッドラーはドイツのメーカー。
主に製図用品を中心に製造しています。
ドイツの真面目な感じが製品にも表れており、品質はかなり良いです。
僕も鉛筆以外では、コンパスや色鉛筆削りをこのステッドラーのものを使っています。
ステッドラー鉛筆の特徴
ステッドラーの特徴は主に下記の3つ。
・日本ではハイユニと並ぶ人気の鉛筆
・かなり硬め
・グレーがきれい
・白象紙との相性が良い
・日本ではハイユニと並ぶ人気の鉛筆
ステッドラーは日本では三菱のハイユニと並ぶほどの人気。
僕の美大の受験時代でも、この2つのどっちを使うかで派閥がありました。
これ以外の鉛筆を使っている人は見たことがありません。
併用している人も多く、鉛筆デッサンはこのどちらかを使っていれば問題ありません。
・かなり硬め
ステッドラーは日本の鉛筆と比べて硬めです。
同じ硬度が記載されていても、体感で1~2段階ぐらい変わります。
例えば、三菱のユニのHBの硬さとステッドラーの2~3Bが同じ硬さ。
なので、日本の鉛筆と同じ感覚で使っているとめっちゃ硬い!って感じますね。
購入するときはこのことを考慮して柔らかめのものを選んでおきましょう。
ちなみにステッドラーは書き味はサラサラ、
ハイユニはふわふわした感じなどの違いもあります。
感覚的にはハイユニはソフトパステル、ステッドラーはハードパステルのような感じでしょうか。
芯が硬いと、金属やガラスなどの表現や、細部の描き込みと相性が良いので、ぜひ使ってみてほしいところ。
・グレーがきれい
ステッドラーはグレーがきれいな色鉛筆です。
これは黒がきれいなハイユニとは対照的。
芯が硬い分、紙にしっかりと定着した時の色がきれいで、硬い鉛筆の色がきれいです。
僕はよくステッドラーのFを使っていました。
色味がきれいで、デッサンの描き込みに最適だったので好きでしたね。
僕の周りの人は柔らかい硬度はハイユニ、硬い硬度はステッドラーで使い分けている人が多かったです。
・白象紙との相性が良い
これは僕の意見ですが、ステッドラーは画用紙よりも白象紙との相性がいいと思っています。
ステッドラーは紙の目をつぶしやすいので、画用紙の目がつぶれやすいです。
一方で白象紙は性質上、鉛筆を立てて描き込むことが多く、ステッドラーの芯の硬さが生きてきますね。
ちなみに白象紙は画材店で購入ができます。
大抵カウンターの後ろの棚に入っているので、店員に聞けば出してくれます。
白象紙はマイナーな紙ですが、東京藝大の工芸科、日本画のデッサンの試験ではよく使われています。
僕も受けたのでよく描いていました。
ステッドラーの鉛筆はこんな人におすすめ
ステッドラーの鉛筆はこんな人におすすめ
・デッサンの描き込みの精度を上げたい人
・硬めの鉛筆が好きな人
ステッドラーは芯が硬く、書き込みが結構得意です。
絵の完成度も上がるので、ぜひ使ってみてほしいところ。
今美大受験真っただ中という人は合格のためにもいい鉛筆を使うことはかなり重要です。
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