今回は絵に使うマスキングの画材についてまとめました。
マスキングテープのほかにもマスキングシート、マスキング液などがあり、うまく使いこなすことでぐっと絵の表現の幅が広がります。
ぜひ参考にしてみてください。
マスキングの画材の種類
絵のマスキングには主に3種類あります。
・マスキングテープ
→幅広から細いものまで一番メジャーなマスキング
・マスキングシート
→広い面をマスキングするにはこれ。価格は高め
・マスキング液
→細かいマスキングにはこれ。独特な絵画表現もできます。
これらをうまく使いこなすことができると絵の表現が広がるので知っておきましょう!
マスキングテープ
マスキングとしてよく使われるのがテープタイプのものです。
コストも安く、どんなお店でも手に入りやすいのが特徴。
マスキングテープがほかのテープ類と違うところは粘着力が弱いこと。
下地を傷めずに貼ったりはがしたりできます。
注意点として、長く貼りっぱなしにするとテープの跡が付くことがあるので注意しましょう。
マスキングテープには幅の種類があります。
細いのもだと1mm程度から、幅広のものでは5㎝ほどのものも。
いくつか種類を持っておくといざという時に便利ですよ。
例えば線状にマスキングしたいときに、適したマスキングテープがあると簡単です。
幅広のテープがあれば広い面積をマスキングするときにも便利。
マスキングテープの特徴
・安い
・手に入りやすい
・幅に種類がある。
・線状にマスキングするときにも便利
マスキングシート
マスキングシートはより広い面のマスキングに適した画材です。
広い面をマスキングするときに、テープだと何度も貼らないといけませんが、このシートを使うと一発です。
また、マスキングシートは透明なので、マスキングしたところが隠れて見えなくなることもありません。
そのため、使い勝手はかなり良いですよ!
コストは高めなので注意。
↑こちらは文房堂のマスキングシート。
12.5cm×10m程度で4000円ほどでちょっと割高に感じます。
ですが、マスキングの下が透けるので使い勝手は◎
マスキングシートはプロ向けの印象ですね。
幅広のマスキングテープでも代用は可能です。
マスキングシートの特徴
・広い面積を一度にマスキングできる
・透明なので、マスキングしても色が隠れなくて使いやすい。
・テープに比べると割高
マスキング液
マスキング液は塗って乾かすとゴム状になり、後ではがすことができるもの。
はがすときは表面を軽くこするようにして剥がします。
マスキング液は主に水彩画やプロモデル制作でよく使われます。
液状なので、細かい部分のマスキングが得意。
また、液状を生かしてマスキング液を画面に飛沫のように垂らすと独特なマチエールもつくれたりします。
マスキング液は定着がすこし弱めなので注意。アクリル画や油絵で絵の具を強くのせようとするとはがれることも
↑ホルベイン 水彩用メディウム マスキングインクがおすすめ
絵の具のメーカーで大手のホルベインが販売しているマスキング液です。
水彩画用のもので、要らない筆を使って塗りましょう。
マスキング液を筆から落とすには専用のクリーナーが必要です。
買うのがめんどくさい人はいらない筆もしくは100円ショップの安い筆を使いましょう。
ちなみにペンタイプもあります。
ペンタイプは筆が要らないので使いやすいですよ!
マスキング液の特徴
・細かい部分のマスキングに向いている
・独特な表現もできる
・定着が弱いので、水彩画向き
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