作家の作る名刺制作のコツ
アーティストの仕事をする際に名刺やDMを作成する機会は多いと思います。
ネット社会になった今でも、いまだに根強く残っています。
今回はその名刺の作成についてまとめました。
DMの作り方についてはこちら↓
そもそも名刺は必要?
今はSNSでの連絡手段が豊富になってきているので、そもそも名刺は必要なのかという疑問があります。
実際、僕も仕事の連絡をInstagramで行っていることが多いです。
そのため、名刺を使う機会自体はかなり少ないのが現状。
とはいえ、名刺があるメリットもいくつかあります。
・作品を覚えてもらいやすい
・イベントなどで人が多いときに対応がしやすい
・QRコードを記載すると超絶便利
SNSでの連絡先交換だとこの人の連絡先どこだっけ?となりがちですが、名刺だと作品と名前がセットなので、記憶に残りやすいメリットがあります。
また、アート系のイベント(independent tokyoやアートフェアなど)で出展するときはかなり人が多いです。
そのため、いちいちInstagramで連絡先を登録してもらう時間が無かったりもするので、そんな時に名刺を渡せるのは結構便利。
僕もこの時には300枚などまとめて名刺を刷って持っていきます。
QRコードを記載しておけばそのまま渡せて、後でSNSに登録をお願いしますなんて言えます。
印刷自体はまとめて刷ってしまえばそこまで高くありません。
なので、今後仕事として活動するのであればぜひ印刷しておきましょう。
どのサイトで作ればいいの?
まず制作するサイトですが、ネット印刷はいくつかあります。
最初はグラフィック印刷がおすすめ
慣れてきたら他の印刷会社にするといいかなと思います。
なるべくコストをかけたくなければライオン名刺がめっちゃ安いのでおすすめ!
僕が普段使うオンライン印刷はこの3つのメーカーです。
グラフィック印刷のほうが紙質の種類が多かったり、データの校正がしっかりしているので安心。
ライオン印刷は自社で広告費をかけていない分、かなり安く印刷できます。
グラフィック印刷がおすすめな理由
・データの入稿の不備に対してスタッフの対応が丁寧
→入稿データはスタッフがしっかりとチェックするため、データの間違いがあればメールで連絡が来て制作をストップしてくれます。
印刷の発注に多いのがデータのミスです。
「文字が切れてしまった、、」「印刷の色が変わってしまった、、」「あるはずのものがない、、」
などの問題を回避しやすいです。
・選べる紙、サイズや形、オプション加工が豊富
→印刷会社の中では一番といってもいいぐらい豊富です。
基本的なものはすべてそろっています。
グラフィック印刷をベースに、ここにないものだけを他の印刷会社に発注するかたちになります。
・大手なので信用がある
この三つです!
データの作成について
まず、データ作成の際に使うソフトですが、
・illustrator
・Photoshop
・Indesign
・officeソフト(Word、Excel)
・Quark
・その他デザインソフトでPDF入稿
これらのソフトで作成可能です。
おすすめはillustratorとPhotoshop。
その理由はデザインやレイアウトの自由度が高く、凝ったデザインも可能なためです。
グラフィック印刷に入稿する際は対応も手厚いです。
まだソフトが入っていないという方はMicrosoft officeのソフトを使ってもいいでしょう。
ただ、今後アーティストとして活動するのであれば、
adobeのソフト(illustrator、Photoshopなど)はポートフォリオを作成する際や、複製画を作成するときにも必ず必要になってくるので購入した方がいいです。
しかし、価格もそれなりにするので、お金をかけたくない場合は、無料ソフトでGIMPというソフトを利用する方法があります。
その場合はこちらで作成してPDFにし、入稿します。
作成に関してはまず入稿ガイドとテンプレートをチェック!
グラフィック印刷では入稿の手順とテンプレートがそろっているのでまずはそちらをご覧ください。
基本的にはテンプレートをダウンロードし、入稿ガイドに沿って作成すればまず問題ないです。
実際のテンプレートはこんな感じです↓↓
このガイドの線に沿って文字と画像を入れていきます。
グラフィック印刷の場合、入稿時のデータの種類(.ai、.pdfなど)がいくつかありますが、名刺の場合はpdfデータでの入稿が最も簡単です。
名刺に必要な情報
・代表作の作品の画像(ひとめで自分の画風の作品だと思われるような作品)
→自分の作品だとわかることが重要です!名刺を見たときに思い出してもらうためなので一番の代表作にします。
また、名刺にするとかなりサイズが小さくなるため、作品を見やすくするために部分で拡大するなどの工夫をします。
写真はな最大限大きくし、表と裏に大きくのせるのが効果的です。
写真の加工は必須です。明度や彩度、コントラストの調整は最低限行いましょう。
作品の部分をのせている人もいますが、なるべく全体が分かる方がいいです。
他の人が見たときに、一目でどんな作品を作っている人かを思い出してくれるように写真を配置することが大切
・名前、連絡先、HP、SNSのアドレス
→文字の記載ですが、最低限この4つの記載は必要。
SNSやHPに関してはQRコードを自作してそれを張り付ける方法があります。
この方法だと、受け手としては記載されている情報へのアクセスが楽になるのでありがたいです。
文字はできるだけはっきり読みやすくを心がけます。
※QRコードのサイズについて
QRコードは小さいとかなり読み込みにくくなります。
そのため、大体2cmぐらいの大きさで記載しておきましょう。
複数のQRコードを掲載する場合、名刺だとサイズ的に厳しくなります。
そのため、QRコードをHPに飛ぶもので1つにし、HPから各種SNSに飛べるようにするのがおすすめ。
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