絵画を勉強するためにおすすめな本をまとめました!
今回はこれから絵画を学びたい!という人向けに、おすすめな本をまとめてみました。
これから紹介する本は、描き方の技法書ではなく鑑賞のための本です。
アートに興味が出てきた人で、どの本を読めばいいのかわからないよ~っていう人はぜひ参考にしてみてください。
今回は興味を持つための本と、深く学ぶための本の主に2つに分けて紹介します。
興味を持つための本
いきなりアートや絵画の難しい本を読むと、難しいカタカナの言葉が多く、理解ができないことがあります。
文章ばかりの美術史や、現代アートから入るのはアート嫌いになるのでお勧めしません。
そこで最初に興味を持つための入り口の本をまとめました。
ここで紹介する本はできる限り難しい言葉や専門用語を省いた本になっています。
「興味をもつ」ということにフォーカスしてご紹介。
13歳からのアート思考
この本は絵の「鑑賞の方法」が面白く、わかりやすく書かれています。
アートについて全く興味が無い人にも是非読んでみてほしい一冊。
今まで美術の授業や図工の時間が嫌いだった人にもオススメ。
僕がアートや絵画について最初に何を読めばいい?って聞かれたらこの本を一番オススメします。
「アートってなんだかよくわからない」「なんでこんな作品が数千万円もするの?」
こんな疑問に答えてくれます。
一般的に、アートは絵を描かない自分には関係無いと思われがちですが、実際は考え方を学べたり、発想方法を学べたりと深くかかわる部分が多いです。
アートをより身近に感じれるそんな一冊。
この本を読んだ前と後ではアートの見方が全く変わります。
ぜひ本を読んだ後は美術館にいってみてください。
怖い絵
怖い絵は絵画に興味を持つきっかけとして、ぴったりな本です。
丁寧に絵の内容が書かれており、読み進めるうちにどんどん絵に描かれた内容を深読みしていくかたちになっていきます。
この本を読むことで絵の内容を表面的にではなく、
「なんでここにこんなものが描かれているんだろう」とか、
「この絵画にはどんな意味が込められているんだろう」といった、
深く考えられるようになる面白みを発見することができます。
この本の文章は絵画の○○様式や技法についての専門用語はほとんどありません。
絵に描かれているものを文章で事細かく、わかりやすく解説がされています。
ちなみに現在はAmazonのkindleUnlimitedにも登録されています。
ブルーピリオド
ここで漫画も紹介。
この漫画は美術大学の受験を描いた漫画です。
主人公の矢口八虎が高校の先生や先輩に触発されて、自分のやりたいこと(美術)に目覚め、美大を受験する物語。
絵を描くときにどんな勉強をするのか。どんな悩みがあるのかなど、作家の裏側を垣間見られる作品です。
この漫画は丁寧な取材が行われており、内容もかなりリアルな内容。
僕が読んでもこれ実際にあるあるなことばかりでした。
美術は一見楽しそうなことばかりに見えますが、実際はとても悩みが多いもの。
そんなリアルな心理描写も包み隠さず書かれているので、読みごたえがあります。
美大生の話なので、現実感があり、アートをより身近に感じられる。
そんな一冊になっています。
本格的に学べる本
アートに興味を持ったら、本格的に学ぶために美術の歴史の本を読んでみましょう。
美術の歴史をざっくり知っておくと、理解が深まります。
作品は時代ごとにある程度作風が決まっているので、知っておいて損はないです。
美術史を読んだ後に、好きな作家がいたらその作家の本を読んでみましょう。
美術史を学ぶ
美術史に関してはこの下のシリーズの本が定番でオススメ。
内容も分かりやすく、ざっくり歴史を知ることができます。
ほかにも美術史の本はありますが、この本はジャンルの偏りが少なく、一番オーソドックスです。
ほかの美術史の本によっては著者の好みが激しいものがあるので注意。
また、この本は写真も多く載っているので、本を読みながら作家をパソコンで調べる手間が省けます。
主に・西洋美術・日本美術・現代美術の3つに分かれています。
ぜひ好きなものを読んでみてください。
好きな作家の本を読もう!
好きな絵画や作品が見つかったら、その作家について書かれた本を読んでみましょう。
作家がどんな考えでその作品を作ったのか、作家自身がどのような人なのか。
バックストーリーを知るともっと楽しく作品を見ることができるようになります・
例えば、岡本太郎ではこのような本があります。
岡本太郎は大阪万博の「太陽の塔」や、「芸術は爆発だ」というキャチコピーで有名ですね。
この本は自伝ですが、岡本太郎自身のストイックな性格や熱い気持ちがストレートに伝わってきます。
皆さんそれぞれ好きな作家は違うと思うので、好みの作家の本をぜひ探して読んでみてください!
本を読んだら美術館へ
本を読み終わったらぜひ近くの美術館へ行ってみてください。
ここで紹介した本を読んでおくと、今まで見ていた作品が違った見え方をしているはず。
絵画や作品は本の中ではなく、実際に見ると見え方が全く変わるので、ぜひ見てほしいです。
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