漫画ブルーピリオドから見る美大受験の現実と大変さを解説

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こんばんはこざかいです!

皆さんは漫画のブルーピリオドはご存知ですか?

この漫画は美大・芸大受験をする若者を描いた作品です。

2020年の漫画大賞にもなり、人気の漫画。

かなりリアルな受験生活が描かれているので、これから美大受験をする人にとっては参考になります。

また、美大受験をしたことがない人にとっては「こんなに大変なんだぁ、」って思うところもあると思います。

今回のこの記事で漫画と照らし合わせて美大受験の大変さについてお話ししようと思います。

こざかい
こざかい

最新刊まで読みましたが、めちゃくちゃはまりました。

僕自身美大受験を経験したので、懐かしさと当時のつらさとで泣きそうになるシーンが多々ありました。

※この記事はすでに漫画を読んだ人向けの記事になっています。

ブルーピリオドをより深掘りするための実際の美大受験について詳しく解説していく記事です。

ネタバレも含みますのでご容赦ください。

美大受験の大変ポイント

美術の大きな壁は4つあります。

これらはブルーピリオドでも語られていました。

・学費がめっちゃかかる

・親の理解が得られない

・絵の上達の難しさ

・メンタルにくる

ひとつずつ解説していきます。

学費がめっちゃかかる

出典 講談社 ブルーピリオド 山口つばさ

美大は他の大学と比べて学費が高額。

大学自体の設備費にものすごくお金がかかっています。

美大は国公立の大学はほぼ芸大のみでほとんどが私立の大学。

美大の学費は私立の4年制でトータル640万円ほど。

加えて、予備校費が年額50~100万円前後

美大は浪人生が大半なのでこれもかさみます。

こざかい
こざかい

最高にお金がかかります。

高い理由は大学の設備費なんですよね。

電気代だけでも年間で数千万円レベルのようです。

予備校費がかなりかさむので、予備校を通っていた僕としても浪人はしたくないとかなり不安の中通っていました。

またもちろんのこと制作費もかかるので私大であればトータルで800万円前後かかります。

藝大は費用がぐっと安くなるものの、倍率が10〜20倍程度とかなり高く、

矢虎は金銭的な理由から芸大一本でしたが、合格率などを考えると相当な博打ですね。

(ちなみに藝大の大学院は他の美大からの転入が多いです。私大に行ってから転入を目指す人も少なくありません。)

こざかい
こざかい

国立の美大が藝大以外にもあればいいのに、、って思いますね。

一方で就職はどうかというと、

WEBデザインやイラストレーター業界での平均の給料は低め。

博報堂や電通などの広告代理店、大手メーカーのデザイン職への入社は給料が高くなります。

また、アーティストとしての活動は依然困難な状況が続いています。

ブルーピリオドではこの辺りの方が1巻の美術の先生が話していましたよね。

あのコマで書かれていたことはかなり現実に即しています。

こざかい
こざかい

美大で学費がめっちゃかかるのに、医者のように専門職にはならないので高給取りになることは困難、、!

出典 講談社 ブルーピリオド 山口つばさ

僕は単純にお金の面だけから見れば最高にコスパが悪いと思っています。

とはいえ、

やはり美大。

ものを新しく生み出せる点が強みです。

最近ではブロガーやYoutuberなどの新しい仕事が生まれて、自分で仕事がしやすい時代になってきました。

その時に、新しいアイデアやクリエイティブなことは生かされてより価値が高まってくると思います。

まぁむしろそう思わないとやっていられない感もありますね。

親の理解が得られない

出典 講談社 ブルーピリオド 山口つばさ

親の理解を得ることが美大受験では大変です。

人によっては最難関。

ここでひとつのふるいにかけられると言っても過言ではありません。

実際、美大に行きたい!って思っても学費や就職面の不安から反対されることが多いです。

反対されて諦める子もいますね。

予備校に通わせてもらえるようになっても、なかなか美大に受からなかったりするとお互いに辛いです。

芸大は国立なので学費が安いですが、最難関で入学人数も限られます。

芸大を目指して受からず、最終的に美大自体を諦めることも。

こざかい
こざかい

ほかの大学だと後押ししてくれるのに美大は世間的には風当たりが強め。

両親が美大卒でも、進路の厳しさから子供にあきらめさせた人も知っています。

ブルーピリオドの場合は八虎の絵の成長を見て結果的に後押ししてくれる形になってました。

漫画ではあまり描かれていませんでしたが、八虎の絵の悩み以上に現実的に大きな悩みだったと思います。

八虎が頭を下げてお願いするシーンは泣きそうになります。

僕はこのシーンは結構読んでいて辛かったです。

絵の上達の難しさ

出典 講談社 ブルーピリオド 山口つばさ

ブルーピリオドの漫画では、かなり丁寧に美大受験の苦悩について丁寧に描かれています。

美大受験を実際に経験している僕から見ても結構リアル。

上のシーンは僕の心にかなり刺さったシーンです。

本当にそう。

すごく好きなことだけど同じぐらいつらかったりもします。

美大受験で難しいと思うのは、絵は描けば良いわけではないということ。

絵を描けば描くほど受かりにくくなるケースもあります。

普通の勉強なら勉強しただけ安定的に点数が上がるのに対して、絵の場合はなかなか上振れと下振れの下が激しいんですよね。

八虎が高校の美術の先生の勧めで大作を描いた後に、それを真似して惰性で描いてしまって評価が下がっていました。

褒められてからの一気に落とされましたね。

桑名マキも今まで予備校ではトップ成績でしたが最終的に落ちました。

受験の本番で萎縮してしまうことが原因でしたが、こうしたメンタルでも左右されることが美大受験の難しいところ。

最高の1枚を描いた次の絵が最低な1枚になることもよくあります。

また、絵は明確に答えが無いので、どうすればよくなるのかがかなりわかりにくいんですよね。

講師のアドバイスが抽象的なので何を言ってるかわからなかったり、

(なんかパッとしないねー。とか、ダサい。とか。)

絵の評価がよくて褒められても自分でなんでよかったのかが分からない感じ。

「良い絵を描く」というかなり漠然としたものを目標にしているので、迷いながら絵を描き続けることになります。

こざかい
こざかい

絵には正解がないんです。

なのでひたすら苦悩することに。

メンタルにくる

美大受験をしていると、メンタルがやられます。

八虎も右腕の蕁麻疹が悪化していました。

こざかい
こざかい

僕も手にアレルギーを発症しました。

原因は立体の課題で使う水粘土。

ストレスもあり、アレルギーになったみたいです。

手が真っ赤にはれ上がりました。

絵の講評は毎回つらくて、

いつも「自分の順位がどこなんだろう。」「落ちていたらどうしよう」

「なんで落とされただろう」「こんなんじゃ受からないかも」

こんなことを考えていました。

上位になったらなったで、1位になると受からないジンクスでさいなまれることになります。

絵にある程度良くなる方法があるものの、正解がないので、悩み続けることになります。

なので、ドツボにはまると絵を描くことが嫌になって美大受験を辞めてしまうことも。

実際に僕が予備校にいたとき、周りの人が辞めていく姿を目にしました。

具合が悪くて休む→そのまま来ない みたいな

この美大受験の辛さはなかなか他の人には理解されない部分があります。

矢虎のお母さんが美術予備校のことをお絵描き教室と言っているのがそれを物語っていますよね。

八虎自身も他の人に美大受験のことを「お絵かきしてるんだ」と言っているので、他人に理解されない苦しさを感じます。

このブルーピリオドの漫画を読んで、美大受験について興味を持って知ってくれる人が増えると嬉しいですね。

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