デッサン最速上達!立体感の出し方編

デッサン
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前回は形の取り方についてお話ししました。

今回は立体感の出し方について書いていきます!

クロッキーで形が取れたら、今度は立体感を付けてみましょう!

ただ、立体感を出すにはコツがあります。

まずは光の当たり方について理解しなくてはなりません。

デッサン上達の立体感は光で決まる!

立体感を付けるためには光の当たり方で決まります。

光には2種類あって、

・直射光

・反射光

の2種類です。

直射光は物を見たときに直接光が当たっているところです。

特に白く光って見えるところがそうです。

一方で反射光があります。

反射光は周りのものから跳ね返った光のことです。これはなじみがないかもしれませんが、白い紙の上に物を置くとわかりやすいです。

この二つの光が合わさることで立体感が生まれます。

5つの明暗の種類

ものにあたる光の状況によっていくつかの部分に分かれます。

・ハイライト

→白くなって光っている部分。特に金属やガラスによく見られるキラっとした部分。

・明部

→直接光が当たって、明るくなっている部分。色が明るい場所。

・中間

→明部と暗部の間の場所で物の本来の固有色があらわれる。色はもっとも鮮やか。質感も現れやすい。

・暗部

→光が当たらない、最も暗い場所。色は暗い。

・反射光

→直接光は当たらないが、周りのものや床からあたった光が跳ね返って、暗部よりやや明るい場所。

これらを正確に表すと、物の立体感が生まれます。

反射光についてはあまりなじみがないかもしれませんが、よく注意してモチーフを見ると見つけることができます。

これらの光の当たり方を段階で表すとこのようになります。

①中間色のみ(特に光が当たっていない時)

特に立体感がなく、ペラペラです。

②明部を入れる(直射光を当てる)

少し立体感が出てきましたが、まだまだです。

③暗部を入れる

結構出てきました!あと一歩です。

④反射光を入れる

これで完璧です。

陰も付け加えるとよりリアルになります。

自然に付けるとこんな感じです

このように段階を踏みながら明暗を付けていくのがデッサンでは重要です。

光のつけ方で物の質感が決まる!

特にこの光をどのように描くかでモチーフの質感が変わります

例えば、これらを見比べると違いが分かると思います。

同じ形の球でも印象がかなり違いますよね。

左から マットな質感 金属質な質感 ごわごわとした質感 です。

特に白の明部やハイライトのかたちによって物の質感の印象が変わりますよね。

このぐらい明暗というのは大切なんです。

これがうまく描けると質感もうまく表すことができます。

実際にデッサンと比べる

この明暗が大切というのは分かったと思いますが、

今度は実際のデッサンと比較してみたいと思います。

分かりやすいので玉ねぎやリンゴとの比較です。

いかがでしょうか。なんとなく見えてきましたか?

このように明暗を理解したうえでデッサンに落とし込んでいきます。

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