クラフト・工作向け石膏の種類と選び方

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工作向けの石膏の選びかた

今回は工作向けの石膏の選び方についてざっくりと解説していきます。

石膏のメーカーについて

工作用に使える石膏のメーカーはいくつかあります。

吉野石膏、丸石石膏、家庭化学工業など

この中で吉野石膏が最もよく使われ、商品バリエーションも多いので特にこだわりが無ければ吉野石膏を選びましょう。

石膏の種類

石膏にもいくつか細かい種類があります。

大きく2つあり、焼石膏と樹脂石膏です。

焼石膏の中にも特級、A級、B級などの違いがあります。

・焼石膏

焼石膏は一般的な石膏です。

混水率の違いにより、いくつかバリエーションがあります。

迷ったら基本的にA級石膏がおすすめ。

特級、A級、B級の違い(吉野石膏の場合)

石膏にはそれぞれ等級があります。

その違いは混水率で、例えば吉野石膏の場合は下記のようになっています。

特級石膏:混水率62%
A級石膏:混水率72%
B級石膏:混水率75%

混水率が少ないほど、下記の特徴が出ます。

・硬化時の硬度が上がる
・固まるときの膨張が大きくなる
・硬化前の粘度が高くなる
・硬化時の表面が滑らかになる

石膏をかたどり材として使うときは混水率の少ない特級やA級を使った方が、型を繰り返し使う場合に破損がややしにくくなるのでいいです。

粘度は高くなるので、気泡をきれいに抜くようには注意しましょう。

・樹脂石膏

樹脂石膏はその名の通り樹脂が石膏に混ぜられています。

一般的な石膏のイメージとは異なります。

樹脂石膏は焼石膏よりも強度がはるかに高い石膏。

叩いても崩れず、水もあまり吸いません。

主な使い道としては、かたどりの時に型を繰り返し使いたい場合に便利。

こざかい
こざかい

硬化後はプラスチックのように硬くなります。

割れがほとんど起こらなくなるため、型を再利用したいときに便利。

石膏そのものを作品にする場合

石膏そのものを作品にしたい場合は焼石膏だと強度のために特級がおすすめ。

また、吉野石膏ではハイストーンNがより強固に固まる石膏になっています。

こちらは価格は高価になりますが、かなり強靭になります。

主にアロマストーンなどに使われていることが多いみたいですね。

使う量が多くない場合は検討の余地ありです。

かたどりに使う場合

型として使う場合ですが、

1度きりの場合は焼石膏を選び、繰り返し使いたい場合は樹脂入りを選びましょう。

焼石膏の場合、特級のほうがより表面がきれいに仕上がります。

そのため、特級がおすすめ。

また節約したいときは、作品に触れる部分だけ特級にして、強度のかさましにはB級を使うなどの使い分けもできます。

また、銀粘土やパートドヴェールのように高温で使う場合は専用の石膏を使います。

普通の石膏の耐熱温度は400度程度ですが、専用のものは高温に耐えられるようになっています。

吉野石膏では、パートドヴェール用では非発泡鋳造用石膏 ハイストーン C-2型G、宝飾金属用では石膏系埋没材 ハイストーン C-5型が該当します。

石膏の扱い方

石膏使い方の手順についても簡単に解説します。

・ゴム容器に水を入れる

・少しずつ石膏を入れる

・石膏が十分に水を吸って、水の上澄みがなくなったらしっかりとかき混ぜる

・石膏を使う

・かたどりの場合は石膏を流し込んだ後、気泡を抜くために振動を加えてあげる

・硬化は一度固まるときに熱が出るので、その熱がなくなった後

・石膏はカビやすいので、よく乾燥させておく

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