13歳のアート思考はどんな本?
13歳のアート思考とは、一言でいうとアート作品の基本的な考え方がかなりわかりやすく、面白く解説されている本です。
アート作品ってなんだか難しくてよくわからないという人にも興味を持ってもらえる本です。
アートに関する本は今までにいくつあり、僕も何冊か読んではいますが、
その中でもダントツで分かりやすく、人に紹介するときはこの本を一番に勧めます。
13歳のアート思考とはどのような内容なのか
13歳のアート思考で書かれているテーマは以下の通りです。
・アート思考とは何か
・いい作品とは何か
・絵のリアルさとは何か
・アート作品をどのように見ればいいのか
・アートとアートでないものは何か
この本はこれらの一般的には言葉で伝えにくいテーマが、ワークショップ形式で分かりやすく解説されています。
これを読むと、アートの全体像についてざっくりと知ることができます。
この本のテーマになっている疑問について、僕自身もよく友達に聞かれます。
自分で説明するのも大変なので、その時には”この本読んで”ってすすめています。
本の具体的な内容についてはぜひ購入して読んでみて下さい。
なぜ13歳のアート思考をオススメするのか
僕が13歳のアート思考をオススメする理由は著者がアーティストであるからです。
アート思考に関する本は一時期(2019年ごろ)にプチブームになり、その時にいくつもアート思考をテーマにした本が出版されました。
しかし、その著者はいずれもアーティストではない評論家や経営者、ビジネスマンなどが書いた本で、
アート思考とは書かれているものの、アーティストから見ると内容がデザイン的であったり、経営の話であったりと、アートが中心の話ではないものがほとんどでした。
その一方で、この13歳のアート思考はアートに関する話がメインで、具体的な作品をもとにアートとは何かについてわかりやすく解説されています。
ビジネスマンが書いたアート思考の本があふれているので、「アート思考 胡散臭い」なんてキーワードがGoogleの検索候補に出てきてしまっています。
著者の末永幸歩さんについて
末永幸歩さんは武蔵野美術大学を卒業し、東京学芸大学の教育学研究科に進学。
その後、中学、高校の教員になり、美術を教えていました。
中学校では美術嫌いになる生徒も多い中、美術をいかに楽しんでもらえるかについて研究し、ワークショップ形式の授業を行っていました。
現在では、子ども向けの想像力をはぐくむワークショップを展開しています。(ひろば100)
美術の教育者として活躍されている方です。
中学校でも教えていたので、本のタイトルが「13歳からのアート思考」なんですね
13歳のアート思考はこんな人におすすめ
・これからアートを学んでいきたい人
・美大にこれから通う人
・美術館やギャラリーに行くの知識として
総評として、これからアートについて学びたい人にとって、アートの全体像が一番わかりやすい本でオススメです。
1冊2~3時間程度で読めてしまうので、ぜひこの機会に読んでみてはいかがでしょうか。
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