趣味で木彫りを始めよう!必要な道具は?【彫刻・食器】

彫刻
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家で木彫りを趣味で始めてみよう!

今回はこれから趣味で木彫りを始めたい人に向けて、必要な道具やおすすめの本を紹介していきます。

木彫りは趣味としてはなかなか渋いですが、道具や木の種類をこだわったり、作った作品を飾れたりとなかなか奥が深く面白いと思います。

今回はこれから木彫りをはじめたい人向けに、どのように始めればいいかを解説していきます!

木彫りで作れるものをイメージしよう!

木彫で作れるものはどんなものをイメージするでしょうか。

はじめる前に自分がどんなものを作りたいか考えておくと、道具や本をそろえやすいので少し考えてみましょう。

木彫の道具で作れるもの

・木の食器(スプーン、お皿、鍋敷きなど)

・小物(ドアプレート、小物入れなど)

・木の置物(動物や魚、鳥の彫刻など)

工夫次第でいろいろなものを作ることができます。

特に、食器類は日常でも使いやすいので、作る楽しみと使う楽しみがあり、モチベーションが上がります。

ここからは具体的にどんな道具をそろえればいいのかや、おすすめの本なども紹介していきます。

木彫りに必要な道具

木彫りに必要な道具は以下の通りです。

これらがあれば、一通り好きなものが作れます。

・彫刻刀(またはカービングナイフ)

・ノミ

・切り出し

・木槌

・のこぎり

・クランプ

・彫刻用木材

こざかい
こざかい

最低限必要なもので1万円~3万円ほどで道具が一通りそろいます。

ちなみに木彫りの木の選び方についてはこちらの記事で簡単に解説しています。↓

・彫刻刀

彫刻刀は木彫には必須です。

一般的な3000円前後のものが多いですが、長く木彫をやるなら切れ味の長持ちするハイス鋼がオススメ。

価格がかなり高めですが、自分で研ぐ手間が少なくなるので、かなりストレスフリーです。

また、彫刻刀は自分で研ぐのが難しいので、その場合は外注に出すのもアリ。

こざかい
こざかい

彫刻刀を研ぐには、自分で砥石を数種類用意したり、時間がかかったりと意外と面倒。

なので切れ味の長持ちする彫刻刀を使う+外注で研いでもらうが最高の組み合わせだと思います。

また、彫刻刀はかぎづめのように刃が曲がっているものがあると便利。(丸曲型)

これは木をくりぬくように掘り進められるので、お皿やスプーンを作るときにも使えます。

下のものはハイス鋼のタイプ。

価格は通常の4倍ほどしますが、切れ味は3倍長持ちします。

本格的に木彫りをはじめたい人にオススメ。

・カービングナイフ

カービングナイフは主に木をくりぬくために使うナイフです。

木のお皿やスプーンの中をくぼませるときに使います。

頑張れば木のマグカップなどの制作可能。

主に海外だとこのカービングナイフがよく使われています。

・ノミ

ノミは少し大きめのものを作るときに使います。

必須ではありませんが、あると良いでしょう。

ノミは大まかに形を掘り出したりするときに便利。

これがあると大きめのお皿なども簡単に作ることができます。

彫刻刀が少し大きくなったものと考えてよいでしょう。

ノミを木槌を使ってたたきながら使う場合は、騒音が出る関係でマンションでは使えない点に注意。

手で押しながら頑張って掘り進めますが。

また、ノミの代わりに大きい刃の彫刻刀や、切り出しナイフを代わりに使うのもアリです。

・切り出しナイフ

切り出しナイフは小物を作るときに使います。

木を切り出した後に、周りの外形を整えるときに使用。

・木槌

ノミを使うのであれば木槌が必要です。

木槌は小さめのもので大丈夫。1000円ほどで購入可能。

・のこぎり

のこぎりは木工用の両刃のものを購入しましょう。

両刃の理由は、木の木目に合わせて刃を使い分けるためです。

板材をメインに使う場合は片手ほどの小さいものでも大丈夫ですが、

ブロック状の塊を切る場合は大きいものが必要です。

・クランプ

クランプは彫刻用のあて木を机に固定するときに使います。

あて木をつかうと力が入りやすくなり、木を削りやすくなります。

そのため、クランプがあるとなにかと便利。

クランプは2個あると固定がしっかりとできます。

・彫刻用木材

彫刻用の木材は作るものの大きさより少し大きいものを選びましょう。

使いやすい木材の材質はヒノキ・シナ・桂・楠などで、木材は近くの材木店で探します。

桂などはホームセンターでも手に入りますが、品ぞろえは少ないので、ネットで購入すると希望のサイズが手に入りやすいです。

探す際は”彫刻用”と書かれたものを選んでおきましょう。

木の節目が無い木材で加工しやすくなっています。

こざかい
こざかい

木材は重いので、大きめの板材を購入する場合はネットで購入してもいいかもしれません。

ちなみに、東京近辺に住んでいる方であれば、新木場にある”もくもく”の材木店がおすすめ。

材木の種類がかなり豊富で、カットや配送も行ってくれます。

木の仕上げ方について

木の仕上げにはいくつか種類があります。

作品が完成したら、汚れを防ぐために必ず行っておきましょう。

個人的にはオイル仕上げや蜜蝋仕上げが簡単で、食器にも使えて木のぬくもりも残るのでオススメ。

ごま油やこめ油はスーパーでも手に入りやすいのもうれしいポイント。

やり方は少量の油を布に取り、刷り込むようにしてオイルを浸透させます。

詳しくはこちらの記事で解説しています。

木彫りのステップアップ

ここからは木彫りのステップアップとして、段階ごとに木彫りについて解説。

ステップ1 木のスプーンを作ろう

ステップ2 木のお皿を作ろう

ステップ3 木の彫刻の置物を作ろう

ステップ1 木のスプーンを作ろう

木のスプーンづくりは木彫りの入門としておすすめ。

スプーンは実用的なので、作る楽しみと完成してから食事もできる2度のたのしみがあります。

木材は自分で用意してもいいですが、のこぎりで切り出すのも面倒という人は、すでに大まかに形ができている木を購入して作りましょう。

下の木材はブナとクルミがセットになっています。

くぼみを作るときは普通の彫刻刀(版画刀)だと難しいところがあるので、

道具はカービングナイフや彫刻刀の下記ような丸曲型があると便利です。

木でスプーンを作ったら、最後は全体的に紙やすりを軽くかけて完成させます。

なめらかな口当たりにしたいときは粗目の600番ぐらいから。

木の手作り感を生かしたいときは1000番ぐらいのやすりを使ってあげます。

最後はオイルフィニッシュ(こめ油やくるみ油など)をして完成。

ステップ2 木のお皿を作ろう

木のお皿は作りごたえがあります。

木のお皿はを作るときは下のような木材がちょうど良いです。

サイズは125x100x50mmで小さめの小皿を作ることができます。

材質はヒノキなので、比較的柔らかく、彫刻刀だけでも掘ることができます。

こざかい
こざかい

ヒノキは水や湿気に強く、抗菌作用もあるので、食器用の木材としておすすめ

最初に角を大まかにのこぎりで削り落としてから彫刻刀で掘り進めます。

この時に使うカービングナイフや彫刻刀は大きめのフック状になったものを使うと便利。(浅曲型)

ステップ3 木の彫刻の置物を作ろう

スプーンやお皿を彫って彫刻刀の扱いに慣れてきたら、少し本格的に彫刻の置物を作ってみましょう。

モチーフは果物(桃、柿)や動物(ペンギン、ウサギ、クジラなど)などの丸みのあるものが彫りやすくておすすめ

もちろん、気の向くままに抽象的なものを彫っても大丈夫です。

立体的な彫刻をするときのポイントは、木のブロックの6つの面にしっかりと下書きをすることです。

むずかしいのは木を彫っていると最初、どこをどのくらい掘り進めていいかわからなくなること。

なので、6つの面からそれぞれ下書きをすることで間違いなく進められます。

このあたりは解説すると長くなるので、詳しくは本を読んで参考にしてみてください。

作品のアイディアにはこの田島享央己さんの作品集が参考になります。

シンプルながらユーモアのある作品もあるので、読むだけで楽しさが伝わってくる一冊。

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