水彩色鉛筆を使おう!
今回は水彩色鉛筆の使い方について解説していきます!
水彩色鉛筆は普通の油性の色鉛筆とは違って、水に溶かすことができます。
そのため、表現が多彩で使っていて面白い画材。
最近は100円ショップでも販売されるようになったので、手に入りやすくなりました。
まだ使ったことが無い人はぜひ試してみてください。
僕は水彩色鉛筆を使うようになってからは、油性の色鉛筆はほとんど使わなくなりました。
ちなみに普段僕が使っているのはこちらのファーバーカステルの水彩色鉛筆、アルブレヒトデューラーです。
オススメの水彩色鉛筆についてはこちらの記事で解説していきます↓
水彩色鉛筆の4つの使い方
水彩色鉛筆には以下の4つの使い方があります。
それぞれ詳しく解説していきます。
・そのまま描く
・描いてから筆で濡らす
・筆で、直接色鉛筆から色をとる
・パレットの上で色鉛筆を溶かして使う
・そのまま描く
まずは油性の色のようにそのまま描く方法があります。
油性の色鉛筆で塗るときと同じですね。
紙の凸凹によって表情の違いが生まれやすく、
画用紙に描くとザラザラとし感じに、ケント紙に描くとさらっとした感じになります。
水彩色鉛筆は油性の色鉛筆よりも芯が硬めなため、淡い、色鉛筆らしい風合いになります。
濡らすことが前提の色鉛筆のため
水彩色鉛筆で水を使わずに濃い色を出すのは難しいです。
・描いてから筆で濡らす
こちらは水で濡らす前と後の比較。
濡らした後のほうが鮮やかで濃くなっているのが分かると思います。
水彩絵の具で塗った時のような風合いを得られます。
特に暗い色(こげ茶や黒、赤など)の色の変化が大きいですね。
思ったよりも濃くなることがあるので、水で濡らす前提のところは最初に色を塗るときに薄めに塗るのがポイント。
水彩色鉛筆は色の変化が強いので扱いに慣れが必要ですが、
その変化が面白いです。
濡らしていない色鉛筆の風合いと、水彩絵の具調の風合いが同居できるのが水彩色鉛筆の強みですね。
ちなみに、僕のオススメの使い方として、陰影の部分にのみ濡らして、明るい部分は濡らさない描き方をしています。
陰影の色はしっとりとしているので、それが水で濡らした時の感じとぴったりです。
とても描きやすい方法でもあるので、ぜひ試してみてください。
詳しいやり方は、このブログ記事の一番下にある僕のYouTubeから確認できます。
・筆で、直接色鉛筆から色をとる
塗れた筆で色鉛筆の先を濡らして、直接色をとる使い方のできます。
この方法は、主に絵の仕上げに使われる方法。
色鉛筆では描けない細いラインや、細部を筆で塗るときに使います。
また、色がかなり濃くなるので、絵の輪郭を引き締めたりするような仕上げに使われます。
↑特にメタリックなものを描くときにこの方法は向いています。
黒い反射の線や、影を描いて形を引き締めています。
些細な作業ですが、これを行うと立体感が出てきたり、絵が引き締まって見えるので完成度が上がります。
完成させる前にやっておきたい作業ですね!
・パレットの上で色鉛筆を溶かして使う
少し特殊な使い方として、パレットの上に色鉛筆の芯をカッターで削り取り、
絵具のように溶かして使う方法もあります。
この方法は水彩絵の具の代用的な方法なので、水彩絵の具があればそちらを使った方が良いです。
水彩色鉛筆と相性のいい画材
ここからは水彩色鉛筆と一緒に使える画材を紹介していきます。
・耐水性のペン
耐水性のペンは僕は水彩色鉛筆と相性がいいと思っています。
主にSARASAやjuiceなどのボールペンは水に溶けないので、併用ができ、イラストにも向いています。
僕は普段、イラストを描くときはボールペンで線画を描いてから、水彩色鉛筆で色を塗っています。
太さは絵の大きさにもよりますが、0.5mmが使いやすいです。
ペンで描いておくと、水彩色鉛筆での彩色が簡単なので、オススメ。
ペン画もうまくなりますよ!
・水筆ペン
水筆ペンとは、インクが入っていない水だけの筆ペンのこと。
水彩色鉛筆を水で濡らすときは、筆と水の用意が必要ですが、水筆ペンがあるとこれ一つで事足りるので便利。
・水彩絵の具
水彩絵の具は水彩色鉛筆と扱いが同じで、絵の雰囲気も一緒なので、相性が良いです。
水彩色鉛筆は薄い色を広い面積に塗るのが苦手なので、そのようなときに水彩絵の具があると便利。
水彩色鉛筆でしかできないこと、水彩絵の具でしかできないこと、それぞれ良さがあるので、使い分けましょう。
おすすめの水彩色鉛筆はファーバーカステル
水彩色鉛筆はいろんなメーカーが販売されていますが、
特にこだわりが無ければ、ファーバーカステルの水彩色鉛筆がオススメ。
ファーバーカステルは色鉛筆メーカーの中では王道で、色鉛筆らしい柔らかい風合いです。
また、濡らしたときにはかなり発色が良いので、僕も普段使っているお気に入りの水彩色鉛筆。
ぜひ皆さんもこの機会に試してみてください。
YouTubeで使い方を解説しています。
youtubeでは水彩色鉛筆とペンを使った色鉛筆の使い方を動画にしています。
より詳しい使い方が分かるので、ぜひ参考にしてみてください。
絵が苦手な人でも、参考になるような動画を心掛けているので見ていただけるとうれしいです!
チャンネル登録もぜひしていただけると嬉しいです!
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