筆のメンテナンスと手入れの方法
今回は絵を描くときに使う筆の管理とメンテナンスについて解説していきます。
アナログで絵を描いている人なら良くわかると思いますが、筆はダメにしてしまったことがよくあるのではないでしょうか。(僕はよくあります!笑)
いい絵を描こうと思ってちょっと高い筆を奮発して買っても、管理が悪いと一瞬でダメになってしまいます。
そうなると金銭的にも結構ショックですよね。
なので、筆の管理について覚えておきたいポイントをこの記事に簡潔にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください!
筆は消耗品です。
とはいえ、できるだけ長く大切に使っていきたいですよね!
筆のメンテナンスと手入れの4つのポイント
筆の管理とメンテナンスのポイントは主に4つあります。
これさえ覚えておけば大丈夫。
・毛先を下にして立てて入れない
・キャップはしないこと
・乾燥は風通しの良いところで
・動物毛の場合はリンスでもみ洗いをする
・毛先を下にして立てて入れない
筆を筆洗の中などに立てて入れっぱなしにしないことは一番重要です。
特に細いラウンドの筆の先を底に沈めておくと、毛が寝ぐせのように斜めに曲がって癖になってしまいます。
寝ぐせと違うのは、一度曲がるともう元には戻せないこと。
これをやるとものの数十分で筆がダメになるときもあります。
これは絵を描いている時によくやりがち。
筆は筆洗の中に入れっぱなしにしないようにしましょう。
特に毛先が細くて長い毛ほど気を付けましょう。
筆洗の中に筆を立てておいておくのは、絵を描いているとついやってしまいがちです。
なので、直す癖をつけましょう。
筆をおいておくときは、必ず寝かせておいておきます。
・キャップはしないこと
筆はキャップはしないことが大切。
これはキャップをすると筆の中に湿気がこもり、カビなどの原因になるため。
筆を買うときは最初にほぼ必ずキャップがついていますよね。
ですが、使うときには捨ててしまってください。
筆を買った時についているキャップをそのまま使っている人も多いのでは?
筆を使うときには用済みになるので、捨てましょう。
筆を使って洗った後にキャップをするとその水分がこもり、傷んでしまう原因になるので、キャップは使う機会がありません
完全に筆が乾燥してしまえばキャップも使えなくはないのですが、
筆をしっかり乾かしたとしても、筆の中は筒状になっていたりするので、意外とその中に水分が残っていたりします。
なので、よほど筆を持ち歩いて描くような人でない限りはほぼ必要ないです。
・乾燥は風通しの良いところで
筆の乾燥は風通しの良いところで行います。
小さな筆であれば寝かせて乾かし、大きなハケは吊るして乾燥させるのがベストです。
乾かすときには必ず毛先の形整えておきます。
・動物毛の場合はリンスでもみ洗いをする
筆を洗うときには石鹸と一緒にリンスをすると良いです。
リンスは弱酸性で、毛に優しいため。
僕は以前美容院で、シャンプーとリンスの仕組みについて教わりました。
シャンプーはアルカリ性のため、動物質のタンパク質などの汚れを溶かす働きがあります。
ですが、アルカリ性は毛も一緒に痛めてしまう原因になるので、弱酸性のリンスで石鹸やシャンプーのアルカリ性を中和させる必要があります。
動物の毛の筆は、人の髪と同じメンテナンスが必要。
石鹸類で洗ったら、必ずリンスをさせましょう。
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