パステルやクレヨンの仕上げに必須!保存とコーティングについて

パステルやクレヨンの仕上げに必須! 保存とコーティングについてクレヨン・パステル
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パステルとクレヨンの絵の保存の方法について解説していきます!

今回はパステルとクレヨンの絵の保存の方法について解説していきます。

描いた絵をずっと長く保たせるためには専用のコーティングで保護する必要があります。

具体的なコーティング剤の選び方と商品についても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

クレヨンもオイルパステルと似た画材なので、一緒に解説していきます。

パステル、クレヨン画はそのままだと絵が崩れる

パステルは絵の具と違って固まらない画材です。

また、色鉛筆などとも違って定着力も強くありません。

なので、パステル画を描いた後には専用のコーティング剤を使って絵を保護する必要があります。

保護しないで描きっぱなしにすると、ほかのものとこすれたりして、どんどん絵が崩れていきます。

紙の間に挟んでそのままにしておく人もたまにいますが、それでもかなり崩れるのでやめましょう。

時間をかけて描いた絵が崩れるととてもショックです。

なので、パステル画を描く前に必ず保護剤も画材と一緒に購入しておきましょう。

専用のコーティング剤の種類について

コーティング剤にもいくつかありますが、大まかに2つ種類があります。

・ドライパステル用

・オイルパステル、クレヨン用

この2つです。

性質が少し違うので、使い分ける必要があります。

こざかい
こざかい

オイルパステル用のほうが定着力が強めになっています

ドライパステルのコーティング

ドライパステルにはフィキサチーフを使います。

フィキサチーフには鉛筆画用のものとパステル用のものがあり、見た目がとても似ていて紛らわしいのですが、必ずパステルのほうを使いましょう。

おそらくパステル用のほうが定着力が強めになっています。

絵の最後の仕上げはホルベインの青いほうを使います。

画面から2~30cmほど離して軽く吹きかけるだけ。

ソフトパステルだと複数回かけてもいいかもしれません。

ちなみに、絵の途中で使う保護剤もあります。

途中で使うと今の状態の絵で固定され、そのまま上から描き重ねることができるようになります。

うまく使えると表現の幅が広がるので使いこなせるようになっておきましょう。

上記の青いフィキサチーフでも使えなくはないのですが、こちらのターレンスのピンクのほうがパステルの食いつきがいいです。

オイルパステル・クレヨンのコーティング

オイルパステルやクレヨンは専用のコート剤を使いましょう。

ドライパステルなどのコーティング剤よりも強いものになります。

おなじみのサクラクレパスから専用のコート剤が販売されているので、これを使います。

オイルパステルやクレヨンは定着が難しいので、何度か塗り重ねた方がいいですね。

絵の途中で固めたいときはテクニカルコートを使います。

こちらは絵を途中で固定して、下の色と混ざらないように上から描くことができるようになります。

上記のものでもできなくはないのですが、やはりテクニカルコートのほうが画材の食いつきがいいので描きやすいですね。

セットで購入しておきましょう。

ちなみにオイルパステルやクレヨンの場合、がっつりと厚くのせるように絵を描いているとコーティング剤を使っても保護が難しい時があります。

その場合はコーティング剤を吹きかけた後に額に入れておきましょう。

額はガラスよりアクリル額のほうが退色を防ぎ、より完璧に保存できます。

額に入れる場合でも、コーティングはした方がいい

パステルやクレヨンで描いた後にすぐに額に入れる場合でもコーティング剤は使った方がいいです。

ドライパステルは粉がどんどん下に落ちてきますし、オイルパステルとクレヨンは額のアクリルやガラス面にへばりついてしまいます。

コーティング剤をしてから額に入れれば完璧。

保存のために安い額でいいので、大切な絵は入れておきましょう。

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