ニスのひび割れの原因と対策方法まとめ

ニスのひび割れの原因と対策方法まとめ仕上げ・コーティング
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ニスがひび割れる原因

今回はニスがひび割れる原因について簡単に解説していきます。

作品が完成した後にニスを塗りますが、ひび割れて失敗したことは無いでしょうか。

せっかくの作品が一気に台無しになってしまうので、そうならないための対策についてもまとめておきます。

このブログに質問が届きました

先日、このブログに下記の質問が届きました

はじめまして。プロの方に初心者がお聞きするのは大変申し訳ないのですが、質問よろしくお願いします。

石粉粘土ラドールプレミックスで小さいアクセサリーを作ったのですが、ニスの塗り方が悪かったのか、室温の寒暖差がありすぎたのか、何日かたったらヒビが入ってしまいました。粘土もアクリル絵の具も乾燥には問題がないと思います。

ニスはパジコ水性アクリルニス 厚塗りツヤだし です。2日おきに3度重ね塗りしました。同じものをたくさん作りましたが、ヒビのないものあります。

アドバイスよろしくお願いします。

その時の僕の回答が下記です。

こんにちは

ひび割れの多くの原因は収縮率の差です。

粘土やニスの乾燥が不完全なまま、上からニスを塗るとひび割れの原因になったりします。

粘土は固まりにすると表面は乾いていても、内部がまだ乾燥していないことがあります。

何日か経った後のひび割れとのことで、おそらくこれが原因だと思います。

また、温度によってもひび割れは起きます。

ドライヤーやストーブなどでの急な乾燥などです。

防ぐ方法は制作から完全乾燥までを温度変化を少なくし、しっかりと中まで乾燥させてから制作することでしょうか。

参考になれば幸いです、、!

他の人もこの問題を持っているかなと思ったので、今回記事にしました。

原因は収縮の差

ニスがひび割れる原因は収縮に差ができるため。

ニスが固まった後に、そのニスが無理やり動かされる状況になるとひび割れてしまいます。

これには主に2つの状況が考えられます。

・下地が未乾燥

・熱による急速な乾燥

・下地が未乾燥

下地が未乾燥な場合はひび割れの原因になります。

これは下地が粘土の場合に起こりやすいです。

粘土ニスが先に固まってから下地が固まると、固まったニスがさらに縮まろうとするのでしわのようになります。

粘土の場合、塊状にすると表面が乾いていても中が乾いていないこともあるので注意。

乾燥したか確かめる目安は持ったときに軽く感じるかどうか。

こざかい
こざかい

粘土の場合は余裕をもって乾燥を待った方がいいですね。

また、ニスを塗り重ねる場合も同様です。

・熱による急速な乾燥

熱による急激な乾燥はひび割れの大きな原因になります。

ニスの内側が柔らかいまま表面が速く固まって薄い膜ができてしまうと、内側が固まって収縮するときにその表面の膜にしわが寄ってひび割れます。

早く乾燥させたくてドライヤーやストーブなどで乾かすとこの現象が起こりやすいです。

対策はゆっくりと室温で乾燥させること。

気長に待つことがきれいに仕上げるコツです。

きれいに仕上げるコツ

常温(10~25度程度)で風が当たらない室内でそっと置いておくとまずしわが寄らないかなとおもいます。

また、しっかりと乾燥した下地の上に塗ることを心がけましょう。

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