画材同士の併用と相性のまとめ!組み合わせで表現の幅をUP

画材同士の併用と相性のまとめ!組み合わせで表現の幅をUP画材全般
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併用できる画材と相性について

今回は画材の併用について解説していきます。

画材は絵の具やペン、色鉛筆、パステルなど種類がとても多いですよね。

絵を描くのに慣れてくると、1つの種類だけでなく複数を組み合わせて描きたくなることもあるかと思います。

ですが実は画材同士には相性があり、合わせやすいものと合わせにくいものがあります。

なので、具体的にどんな画材を組み合わせるのがおすすめなのかを紹介。

こざかい
こざかい

いろんな画材を組み合わせて絵を描くと表現の幅もぐっと広がるので、いろいろ研究してみてください。

相性の悪い画材でも、あえて組み合わせることで特殊な表現ができることもあります。

画材の相性はメディウムで決まる

画材のおおまかな相性はメディウムで決まります。

メディウムとは媒体のことで、顔料と一緒に混ぜられているもののこと。

例えば、油絵具だったら油、アクリル絵の具だったら水というような感じ。

どの画材がどんなメディウムを使っていればいいかがわかっていれば、なんとなく相性の良さもわかるので、簡単に頭に入れておきましょう。

相性の悪いものについて先に簡単に紹介します。

これの組み合わせ意外だと基本的に併用ができます。

相性の悪いもの

・油系の画材の上から水を使う画材を使う(はじいてしまう)

・アルコール系と油系の画材(お互いを溶かしてしまう)

固形や乾燥状態の画材

固形状態や乾燥状態の画材はメディウムがあまり使われていなく、ほとんど顔料で作られているものです。

メディウムによる相性が無く、ほかのどの画材とも併用ができます。

主な画材

・ドライパステル(ハード・ソフト)、パステル色鉛筆
→主に水彩絵の具や水彩色鉛筆との併用がおすすめ。パステル自体も水に溶かして使うこともできる。
また、油絵具の下書きなどに使うことも多い

・粉末顔料
→日本画などでよく使われる顔料の粉。自分でオイルや膠に混ぜたりして使える
汎用性が高く、応用が利く。

・鉛筆、木炭
→多くの絵の下書きなどに。ほかの画材とは見た目の相性が良くないので、作品として絵の中で一緒に使われることは少ない。

水を使う画材

水を使う画材は主に絵の具類に多いです。

使うときに水で溶かして、水分の蒸発によって顔料を定着させます。

油を使う画材との相性は悪く、油を使った画材の上に描くことはできません。

逆に、水を使う画材で描いた後に、乾燥後上から油系の画材で描くことは可能です。

こざかい
こざかい

水を使う画材は乾燥後はどんな画材とも組み合わせることができます。

・水彩絵の具、水溶性インク
→風合いが似ているので、水彩色鉛筆と併用することが多い。

・アクリル絵の具
→アクリル絵の具で描いた後に、上から油絵具やオイルパステルなどの色の強い画材を使うことが多い。
モデリングペーストやジェルメディウム等の専用メディウム類も豊富で、メディウム類に砂や布などと一緒に混ぜて使うともできる

・水彩色鉛筆
→水彩絵の具、ドライパステルとの相性が良い。見た目の相性も良く、どちらも水に溶けるので使いやすい。

・水性ペン
→水を使う画材とは滲んでしまうので併用はあまりしない。
下地として水彩絵の具や水彩色鉛筆、水性インクなどを使うことはある。
有機溶剤を使うアルコールマーカーとはにじまないので相性がいい。


油分を含む画材

油分を含む画材は水を使う画材との併用は苦手。

併用する場合はしっかりと水分が抜けて完全に乾燥した後に上から描くことはできます。

なので、基本的には油を使った画材は絵の仕上げに使うことになります。

こざかい
こざかい

クレヨンで軽く描いた後に、あえて上から水性絵具を使ってはじかせるような特殊な表現もあります。

幼稚園の頃によくやった気がします。

・油性色鉛筆
→水彩絵の具や水彩色鉛筆、インクなどで背景の下地を作った後に、上から描くことが多い。

・オイルパステル、クレヨン
→油絵の下地によく使われる。硬化しないのでほかの画材との併用は難しい

・油絵具
→油絵具はアクリル絵の具、オイルパステル等を下地として、仕上げるときに使うことが多い。
乾燥時間が長く、油絵具の上から別の画材を使うことはほぼ無い。

・油性ペン
→油性以外の画材の上に描くときに使うことが多い。
アクリル絵の具等の上からでもしっかりと発色する。

有機溶剤を含む画材

有機溶剤を含む画材は主にアルコールを含む画材。

アルコールは油と水の両方に溶けます。

画材は油性とは相性があまりよくなく、油性系画材を溶かしてしまいます。

なので、基本的には水性系の画材と併用することが多いです。

こざかい
こざかい

油性系の画材をとかすので、うまく利用すれば独特な絵を描くことができるのかもしれません。

・アルコールマーカー(コピックなど)、アルコールインク
→イラストでは水彩絵具や、水彩色鉛筆などど併用することが多いです。
アルコールマーカーを下地にして上から水性ペンや油性ペンを使うことも多いです。

最後に

画材を組み合わせると絵の表現の幅もぐっと広がるので、自分で研究してみてください。

いろんな組み合わせを試すのも、絵を描く面白さだと思います。

自分なりの組み合わせを見つけられると、絵の個性にもつながります。

こざかい
こざかい

このブログではいろんな画材を紹介しています。

おすすめのものやメーカーごとの比較などについてもまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

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