色褪せないペンの選び方について解説!
今回はペンの色褪せについて解説していきます。
書いたものが数年経つと色が薄くなることはよくありますが、その対策について説明していきます。
大事なのは顔料を選ぶこと
ペンのインクには大きく分けて染料と顔料があります。
色褪せないペンを選ぶには、顔料を使っているペンを選ぶことが大切です。
顔料は色褪せにくい性質があります。
市販の多くのペンには染料と顔料のどっちを使っているかの表記がされているので、確認してみましょう。
染料と顔料の違いについて簡単に説明すると、染料は溶剤に溶かして色素を抽出したもので、顔料は色素を練り込んだものになっています。
イメージとしては、染料が食塩水、顔料が泥みたいな感じです。
食塩水は塩が水に溶けていますが、泥は砂が水に溶けているわけではないみたいな感じ。
染料は顔料よりも安定していないので、紫外線などでの経年変化に弱いです。
染料だと、赤や黄色系の色が消えやすいですね。
よく看板などでプリンターで印刷したものが経年変化で赤だけ消えてしまったものを見たことが無いでしょうか。
その現象が染料だと起こります。
顔料を使っている主なペン
ここからは具体的に顔料を使っている代表的なペンを紹介していきます。
有名な顔料の
マジックインキ(油性)油性の顔料ペンの代表
ポスカ(水性)不透明なペンを選ぶならこれ
プロッキー(水性)透明色の顔料ペン
ピグマ(水性)細い線を引くときに。漫画や製図で必須のペン。
カラーマスター(水性)コピックみたいな使い方ができる顔料の筆ペン
マジックインキ(油性)
マジックインキは油性の顔料ペンです。
昔使ったことがある人もおおいのではないでしょうか。
油性なので、ガラスや金属などにも自由にかける点がうれしいポイント。
ペン先はブロードタイプのものと、ファインのペンタイプの2種類があります。
ポスカ(水性)
ポスカはおなじみのペンですね。
不透明なので、下地の色をしっかり隠すのが大きな特徴。
そのため、黒い紙や写真の上にもしっかりと描くことが可能。
色数も比較的多く、太さよって8~29色までそろっています。
ペン先はファインまたはブロードの2種類
プロッキー(水性)
プロッキーも文房具店や画材店でよく見かける顔料のペン。
ポスカと似ていますが、こちらは透明色になっています。
透明色なので、色の重ね塗りは比較的得意なペン。
ペン先はブロードとファインが両端についています。
ピグマ(水性)
ピグマは画材店では必ず置いてあるペン。
この手のタイプは通称ミリペンと呼ばれ、黒い細い線を引くときに重宝します。
イラストで線画を描くときや、製図の時に使用。
ミリペンの中でも最も有名でよく使われるのがこのピグマで、メーカーはおなじみのサクラクレパス。
細いサイズでのバリエーションがかなり豊富になっています。
カラーマスター(水性)
カラーマスターはイラストでよく使われるマーカータイプの顔料ペンです。
ペン先はコピックスケッチと同様で、細い線を引けるファインタイプとブラシタイプがついています。
コピックよりも作品の経年変化に強くしたいときに使うことが多いペン。
顔料ペンは色数が少ないものが多いですが、これは例外。
色数が60色と豊富で、イラストで十分に使える数がそろっています。
コピックは染料ですが、カラーマスターは顔料です。
コピックほどの色の繊細さはありませんが、長く色を持たせたいときにはおすすめ。
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