アクリル絵の具の乾燥時間は?遅くする方法と早くする方法を解説!
今回はアクリル絵の具が乾く時間について解説していきます。
アクリル絵の具の乾燥時間はとても早いのが特徴で、早いがゆえに絵を手早く塗っていくのに適した絵の具です。
今回はそんなアクリル絵の具の乾燥時間と、それを早めたり遅くしたりする方法についても解説していくのでぜひ参考にしてみて下さい!
一般的なアクリル絵の具の乾燥時間
乾燥時間はその時の気温や湿度などによって変わりますが、大体このぐらいの時間になっています。
・チューブから出した状態 2~3時間程度
・絵を描いたとき 10~20分程度
わりと早いですよね。
アクリル絵の具は早くていいのですが、パレットに出した絵の具もすぐに乾くのがちょっともったいないなと感じることはよくあります。
アクリル絵の具は乾燥時間が短い
アクリル絵の具の最大の特徴の一つに、乾燥時間がとても早いことがあります。
油絵は乾燥に1週間以上かかるので、比較するとかなり長いですよね。
アクリル絵の具は水分の乾燥によって固まるので乾燥が早くなっています。
一方で、油絵は油の酸化によって固まるので、乾燥が遅くなります。
乾燥時間を遅くする方法
ここからは乾燥時間を遅らせる方法について話していきます。
・チューブからパレットに出した絵具の乾燥を遅らせる
チューブからパレットに出した絵具の乾燥を遅らせるには、パレットの上に湿らせたティッシュを敷き、さらにその上に絵の具を出す方法があります。
常に絵の具に水分を供給し続けるので、乾燥が遅くなります。
時間をかけて絵を描きたいときに最適。
また、使わないときは上から密着させるようにラップで押さえておくと乾燥が止まります。
・絵に描いたアクリル絵の具の乾燥を遅らせる
絵に描いた状態で乾燥を遅らせる方法としては、専用のメディウムを絵の具に混ぜます。
スロードライメディウムというもので、絵の具に対して3割ほど混ぜて使います。
混ぜると絵の具の透明度が変わるので、少し慣れが必要。
主にグラデーションを作るときに便利。
・乾燥の遅いアクリル絵の具もある
また、そもそも乾燥の遅いアクリル絵の具を使う方法もあります。
ターナーのゴールデンオープンアクリリックスはアクリル絵の具の中でも乾燥が遅くされた特殊な絵の具。
普通のアクリル絵の具の4~5倍くらい乾燥が遅くなります。
パレットに出しても3日たっても完全に固まらないくらい遅いです。
油絵具に近いアクリル絵の具で、とても使いやすいのでおすすめ。
詳しくはこちら↓
乾燥時間を早くする方法
乾燥を早める方法はいたってシンプルで、ドライヤーを使うことだけです。
温風を当てればすぐに乾きます。
注意点として、一気に温めすぎると表面がぶつぶつしてきたり、ひび割れの原因になるので注意。
30cmほど離したところから当てていきましょう。
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