エポキシレジン初心者のためのおすすめの道具と使い方
今回はエポキシレジンの初心者向けの記事です。
そもそもエポキシレジンって何というところから、道具の選び方まで簡単に解説していくのでぜひ参考にしてみてください。
この記事さえ読めばエポキシレジンのことはざっとわかります!
エポキシレジンとは?
エポキシレジンはエポキシ樹脂のことで、主剤と硬化剤を混ぜて硬化させるレジンです。
用途は広く、接着剤、塗料、積層材として使われています。
海外とかだと、テーブルに使われたり、ギターに使われたりしています。
中にジオラマを入れてみたり、昆虫標本を作ってみたりと使う幅は広いですね。
エポキシレジンの特徴
エポキシレジンの特徴は下記のとおりです。
エポキシレジンの特徴は下記のとおりです。
・2液性で硬化
・透明度が高くてきれい
・硬化時間は1~2日程度
・大量に使うときに向いてる
・2液性で硬化
エポキシレジンは2液性で、主剤と硬化剤を混ぜることによって硬化させます
メーカーによりますが大体1:1~3:2ぐらいの分量で混ぜるので、しっかり量れば少量でも使えます。
この分量は結構シビアなので、量るときには0.1gまで表記される電子量りを使いましょう。
量るのが少し面倒な部分はありますが、使い勝手はいいです。
2液性は最初は使うのが少しめんどくさいと感じますが、慣れるとそうでもありません。
・透明度が高くてきれい
エポキシレジンは透明度が高いレジンです。
よくクワガタなどを中に入れた透明なレジンの昆虫標本を見たことは無いでしょうか。
あれも大体エポキシレジンです。
高品質のものはアクリル並みに透明。
透明度が高いので、基本的にはその透明度を生かしたものに使います。
例えば、中にものを入れて固めたり、薄ら着色したりなど。
海外だと、木製テーブルの天板の一部に青く着色したレジンを流すレジンテーブルが流行っています。
着色の方法もインクを混ぜたり、キラキラな粉末を混ぜたりなどいろんな方法があるので表現の幅が広いです。
・硬化時間は1~2日程度
エポキシレジンの硬化時間は自然硬化で1~2日程度です。
割と時間がかかりますね。
気温にもより、夏場だと1日、冬場だと2日は見ておいた方がいいです。
硬化までの時間が長い分、細かい調整が効くのはメリット。
中にものを封入した時に微調整して動かしたり、気泡を抜く作業を慌てずにゆっくりできます。
粘度は割とありますが、硬化するまでにじわじわと広がり、水のように薄く少しずつ動いていくので注意。
たとえばレジンの型を自作した時に型に流し込んでから、時間がたった後で型の隙間からレジンがはみ出てたなんてこともあります。
型を自作する場合はレジンが隙間からしっかりはみ出ないように念入りに作る必要があります。
また、硬化時は少し発熱するので注意。
僕は家でかたどりをして、エポキシレジンを流し込んだ後に外出したときがありました。
家に帰ったら隙間からはみ出て床にこぼれてた事故が起きたので、皆さんはきをつけてくだい。
・大量に使うときに向いてる
エポキシレジンは大量に使うときに向いているレジンです。
レジンを流し込んで塊状の置物を作ったりとか、コーティングしたりなどに向いています。
容量も多いもので4kgのものも買えたりするので、気兼ねなく使えます。
UVレジンとかだとどうしても少量になってしまうので、そうではなく大きなものを作りたいときに便利。
小さいものを作るときも、たくさん試作できたりするのはうれしいですね。
おすすめのエポキシレジン
僕はレジンをいろいろ試しましたが、一番のおすすめはフローレスレジンです。
このエポキシレジンは高透明、難黄変、大量に使えるというめちゃくちゃ最高なレジン。
特に黄変しないというメリットが大きくてこのレジンを今でも使っています。
レジンの欠点はその多くが時間とともに黄変していくことで、黄変しないレジンは数が少ないです。
僕自身、いろいろとネットで探した結果、このフローレスレジンにたどり着きました。
アメリカ製のようで、日本ではほぼ見かけないのですが、楽天で購入して使っています。
使う道具
エポキシレジンに必要な道具は下記のとおりです。
半分くらいは100円ショップのものでもそろいます
・2液性エポキシ樹脂(エポキシレジン)
・着色用のインク(必要なら)
・カラの容器(ポリプロピレン製だと良い)
・計量器(0.1g単位)
・ヒートガン
・プラスチックのスプーン
・ゴム手袋
詳細は少し長くなるので、下記の記事にまとめました。
使い方
エポキシレジンの使い方は基本的にしっかり量って混ぜるだけです。
主な手順は下記のとおりです。
・分量をしっかり量る
・よく混ぜる
・注型する
気を付けなくてはいけないのが掃除です。
レジンは水では落とせないので、エタノールやそれを含む除光液などでしか落とせません。
なので、掃除を簡単にする工夫が必要。
例えば、計量器にはラップを巻いておいたり、床には捨ててもいいビニールを敷いておいたりなど。
捨てるだけできれいにできるのでおすすめ。
また、エポキシレジンは硬化の遅いレジンです。
なので、硬化までにゆっくりと動くのでなるべく長時間目を離さないようにした方がい場合があります。
目を離したらいつの間にかレジンがシリコン型の隙間からこぼれていたなんてこともあるので、よく注意しましょう。
ぜひこの機会にエポキシレジンを使ってみてください!
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