今回は子どもに絵を教えるときに気を付けたいポイントについてまとめました
ついやってしまいがちな美術教育的にあまりよくないことをまとめたので、参考にしてみて下さい。
ちなみに僕は武蔵野美術大学で美術教育も学んでいました。
その経験から、今回お話していこうと思います。
間違いだらけの子どもへの絵の教え方
子どもの間違った教え方については下記のとおりです。
僕自身、ほかの大人が子どもに行っているのを何度も目にしています。
これらは美術教育を学んでいないとわからないことなので、今のうちに心に留めておきましょう。
これ以外にも、子どもの絵を否定したりけなすのは論外です。
・これは何を描いたの?と聞く
・結果だけを褒める
・手を加える
・キャラクターなどをそっくりに描かせる
・こうした方がいいなどのアドバイスをする
・これは何を描いたの?と聞く
ついやってしまいがちなのが、これは何を描いたの?と聞くことです。
なぜかというと、実は何かを描いているのではなくて、描くときの感覚を楽しんで描いている場合があるからです。
例えば、描いている感覚が楽しいか線を引いただけの絵などもあったりします。
あるいみでは抽象画に近いかもしれません。
もちろん、大人が見てもはっきりわかる絵は聞いても大丈夫なのですが、
大人が見て何が描いてあるかよくわからない絵を、何を描いたの?と聞くのはやめた方がいいです。
それが具体的な何かものを描いた絵でない場合、子どもは答えに困ります。
そうすると子どもは「絵=具体的な何かを描かなくてはいけない」と思ってしまうのでやめた方がいいです。
・結果だけを褒める
結果だけを褒めるというのは例えば、上手だねーとかそういう言葉です。
ダメではないのですが、より良い言葉として、頑張ったねと言った方が良いです。
なぜかというと、頑張ったねという言葉は過程を誉めているからです。
過程を褒めることで、子どもは自分の頑張りをほめてくれた、見ていてくれたと感じるようになります。
これは絵以外にもスポーツなどでも言えますね。
努力や工夫の過程をほめてあげましょう。
・手を加える
大人が子どもの絵に手を加えることは1番やってはいけないことです。
子どもの絵は創造力を育むためのものです。
大人が手を加えた瞬間にその創造力を潰すことになります。
見守ってあげることも優しさです。
・キャラクターなどをそっくりに描かせる
キャラクターなどの絵をそっくりに描かせるのも、創造力を育むという面であまりよくありません。
とはいえ、描いても否定はせずに、自分なりにアレンジしてみる方向に促してあげることが必要です。
とはいえ、子どもはキャラクターの絵が好きなので、難しいところ。
・こうした方がいいなどのアドバイスをする
子どもの絵のアドバイスはかなり難しいです。
そのため、基本的にはアドバイスは無くて大丈夫です。
美術教育学について知っておかないと適切なアドバイスは難しいです。
僕自身も、仮にアドバイスしてと言われたらかなり悩みます。
よく言ってはいけないアドバイスの代表としては、
子どもが空を紫で塗っていたときに、空をなんで青以外で塗るの?と言ったりすること。
むしろその感性を褒めてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
意外とつい言ってしまう言葉が多かったのでなないかと思います。
美術教育は意外と奥が深いので、この機会に本などで学んでおくのもオススメします。
おすすめの参考書はこちら↓
ちなみに、子どもにオススメな画材について書きの記事でまとめたので、こちらも参考にしてみて下さい。
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