アートを売るには人を巻き込むことが大切
作家として絵を販売して生活するためにはとにかく人を巻き込むことが重要です。
その理由は一般の多くの人にとっては「アート」は身近ではないからです!
アートは身近ではない
たとえば、日本の家庭で絵を飾る人はどのくらいいるでしょうか。
統計はありませんが、私の実感としてですが、2割ぐらいだと思います。
皆さんの身の回りにも飾っている人は少ないのではないでしょうか。
なので、絵を飾ることは一般の人にとって身近ではないのです。
ただ、「美術館にはみんなよく行くし、そんなことないんじゃない?」という声もあると思います。
確かに、西洋画の有名な画家展示会では行列ができるほど人が多く並ぶのを目にします。
ですが、それは教科書に載るような西洋画の過去の巨匠の作品ばかりで、そのほかの例えば現存の作家の作品の展示(例えばギャラリーで行うような)に、そこまでの人が過去に来たでしょうか?
このことから思うのは、作品は「見るもの」で「家に飾るもの」では無いという意識が多くの人にある。ということが言えます。
アートで人を巻き込むポイント!
「アートは見るだけのもの」のと思っている人に作品を飾ってもらうことを考えることが作家になるうえでは大切です。。
そのためのポイントは
・多くの人に知ってもらう
→まず、作品の認知度が少なすぎると、何か企画しても効果が薄くなります。まず認知度をあげましょう
・相手にギブする
→小さな物でいいので相手に何かしてあげることが大切
・信用される人になる
→作家になるうえで重要な要素。かかわったこともないような信頼のない人からは作品を買いたくないですよね
これらを満たす方法はいくつかありますが、私の経験を踏まえてご紹介します。
1、作品を展示している場で話す
これは一般的な方法ですが、ギャラリーなどで作品を展示して、その時に来た人と話す方法です。
相手のほうからすると、作家自身の人柄や、作品のコンセプトを知ることができるので、飾ってもらいやすくなります。
ただ、この方法はそもそもその展示を見に来る人が少ないと破綻すること、費用が掛かることがデメリットです。
2、SNSで企画を行う
SNSで企画を行い、人を巻き込むことも方法の一つです。
実際に私が行った企画は、
・泡の絵で作品を描くときに、モチーフを募集して描く
→初めてこれを行ったとき作品の完成後、そのモチーフが採用された相手の方から作品の購入依頼がありました。
この企画は何度か行いましたが、三回に一回ぐらいで問い合わせがありました。
・お題「○○な△△」で広く募集→採用者のみ、作品のミニ写真をプレゼント
→プレゼントした人から、後日依頼で作品の原画のオーダーの注文を頂きました。
このような感じです。普段は絵の投稿をしながら、たまに企画を行っています。
これらはなにがいいかというと、相手としては、自分の好きなものを描いてもらった「特別感」がありますよね?
その特別感や、描いてもらったということに対する気持ちから、作品を購入してもらいやすくなります。
また、お互いがSNSのユーザーなので、作品を家に飾ってもらったときに投稿してもらうと、他の人へ宣伝や信頼の向上にもつながります。
こうした企画や日々の投稿の継続が信用につながっていきます。
お金もあまりかかりませんし、SNSで認知が増えれば展示にもつながるので、順序としてはSNSのほうが優先度が高いです。
私の知るある方は、インスタグラムで有名そうな人やお金持ちっぽそうな人に無料で似顔絵を描いてプレゼントし、その後、作品の購入につなげるという方がいました。
これも人を巻き込んでますよね。
まとめ
作家として自力で作品を販売する方法として人をいかに巻き込んでいくことが重要かということ分かりましたでしょうか。
最初は勇気がいるかもしれませんが、続けることで徐々に成果が出てきます。
なのでぜひ上記の方法を試してはいかがでしょうか。
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