サクラクレパスの絵の具について解説!
今回はサクラクレパスの絵の具について解説しています。
サクラクレパスは子ども向けの画材として有名なメーカーで、子どものころに使ったことは無い人はいないというほどこのメーカーの画材は広く親しまれていますね。
日本のオイルパアステルのクレパスを開発したことが名前の由来になっており、
クレパス以外にも、絵の具や、筆ども製造しています。
今回のこの記事では大人が使う画材としてみたときの視点で、絵の具の特徴を解説していきます。
クレパスは僕も子どものころに使ていました。
サクラクレパスの販売する絵の具の種類
サクラクレパスの販売する絵の具は主に下記の4つ。
マット水彩
透明水彩
ポスターカラー
アクリル絵の具
意外と種類がありますね!
サクラ絵の具の共通の特徴
サクラ絵の具は共通して以下の特徴を持っています。
・発色は明るめ
・価格がかなり安い
・色数は少なめ
絵の具は全体的に明るく鮮やかで、使いやすいです。
子ども向けのイメージが強いですが、大人が日常で絵を描く分には十分な性能を持っています。
とはいえ、絵を描くのに慣れた人にとっては絵の具は他の大手画材メーカーに比べて鮮やかさが物足りない感じがします。
どんなに頑張っても作れない鮮やかな色があります。
色数もかなり少ないので、必然的に混色をする機会が増え、その分鮮やかさも落ちやすいのがデメリット。
絵を描き慣れたら別の絵の具を買い足していくことになります。
安い分、めちゃくちゃ色数が少ないです。
だいたい全12色のものが多く、買い足す場合にはほかのメーカーのものを買う必要があります。
マット水彩
サクラクレパスの絵の具で最もよく見るのがこのマット水彩です。
小学校で使ったことがある人も多いのではないでしょうか。
僕自身もこの絵具を使っていました。
サクラマット水彩はいわゆる不透明水彩になります。
不透明なので、絵の具を上から重ねると下の色を隠します。
水の量を調整することで、水を多くすれば透明水彩のように透明感ある絵に。
水を少なくすればアクリルガッシュのように下地を隠します。
ふたはオープンキャップ式で、パカパカと開くタイプになっています。
本体にくっついたままなので、ふたを無くす心配がありません。
ほかの絵の具を買い足す場合はホルベインの不透明水彩がおすすめ。
不透明水彩自体販売しているメーカーが少なく、ややマイナーな絵の具ですが、ホルベインはかなり力が入っています。
色数もかなり多いので、色には困りません。
不透明水彩について詳しくはこちらで解説しています↓
透明水彩
サクラの透明水彩は通常の透明水彩と同じで、小さめのラミネートチューブに入ったの絵の具です。
そのままでも使えますが、パレットに出して一度固めてから使いましょう。
絵の具としては使いやすいので、初めて透明水彩をつかう人にもおすすめ。
パレットを水拭きしたり、軽く筆を洗うだけでいい、絵の具が落ちやすいなど、片付けがしやすいのがメリット。
小さな子にも使いやすい絵の具だと思います。
色数が12色とかなり物足りないので、買い足す場合にはホルベインかターナーが安いのでそろえやすいです。
透明水彩のおすすめについてはこちら↓
ポスターカラー
サクラクレパスはポスターカラーも販売しています。
ポスターカラーは不透明な水性絵具ですが、不透明水彩よりも顔料が少なく、固着剤を多くしたものです。
乾いても耐水性はありません。
使い方としては、水彩のように絵の具を固めずにそのままチューブから出して使います。
主にデザイン業界で使われることが多いですね。
耐水性が全くないので、絵の具としては少し癖があります。
特にこだわりがなくて、絵を描きたい場合はマット水彩や透明水彩のほうが使いやすいのでおすすめ。
色を増やす場合にはターナー色彩のものが安くてコスパがいいのでおすすめ。
アクリル絵の具
アクリル絵の具は乾くと耐水性が得られる絵の具です。
耐水性になるので、乾いた後から上に重ね塗りをしても下の色を溶かすことはありません。
定着力も強く、ビニールやガラス、金属などのつるつるしたものにも描くことができます。
なので、子どもの工作ではかなり活躍する絵の具ではないでしょうか。
透明色のアクリルカラーと、不透明のアクリルガッシュとがありますが、不透明のガッシュのほうが表現の幅が広いのでおすすめ。
こちらも色数が12色と少ないので、本格的に描く場合は下記の2つの絵の具がおすすめ。
透明色の場合はリキテックス、不透明のガッシュはターナーが色数が豊富です。
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