今回は石粉粘土のメーカーをまとめました。
メーカーごとに特徴が少しずつ違うので、ぜひ参考にしてみてください!
石粉粘土(石塑粘土)とは?
石粉粘土は石塑粘土とも呼ばれています。
石の粉を主な原料として作られた粘土のことで、そこに糊や防腐剤を入れて作られています。
特徴は紙粘土よりも強度があり、磨きやすいこと。
石粉粘土の特徴
石粉粘土の特徴はこちら。
紙粘土と似たような粘土ですが、以下のような違いがあります。
・強度がある
・乾燥後の磨き、削りがしやすい
・重さがある
石粉粘土は紙粘土よりも強度があるので、細く延ばしたような造形も可能。
また、乾燥後に紙やすりで磨いたり、彫刻刀で削り出したりすることができます。
紙粘土とは違い、磨くとかなりピカピカになります。
また、原料が石の粉のため、紙粘土よりは重くなります。
石粉粘土の用途
石粉粘土は以下のような用途でよく使われます。
・フィギュア制作
・ブローチやお皿などの小物の制作
・製品のモデルづくり
など
石粉粘土は乾燥後の加工がしやすいので、しっかりとしたものが作れます。
そのため、プロダクト製品のモデルを自分で作るときにも使われるほど。
また、強度もあるので、ブローチなどのハンドメイド作品の材料としてもよく使われます。
![こざかい](https://kozakaiart.com/wp-content/uploads/2021/03/IMG_3380.jpg)
やすりや彫刻刀などでの加工がしやすい粘土です。
けば立たずにサクサク削ることができます!
オススメの石粉粘土
石粉粘土のオススメはパジコのラドールプレミックス。
万能で扱いやすい粘土なので、どんなものを作るときにも大丈夫です。
迷ったらとりあえずこれを買い、慣れてきたらほかの粘土を使ってみるのがいいかなと思います。
石粉粘土のメーカーまとめ
今回まとめた石粉のメーカーはこちら
・パジコ(ラドール、ラドールプルミエ、ラドール プレミックス)
・アートクレイ(ファンド、ニューファンド)
・クレオス(Mrクレイ)
・日清アソシエイツ(マイネッタ)
パジコ
パジコは造形用の粘土では最大手のメーカー。
高品質な粘土を製造しており、人気はとても高いです。
樹脂粘土のHeartyやModenaシリーズも有名。
また、UVレジンも星の雫・太陽の雫などを製造しています。
ハンドメイドをする人ならどれかは使ったことがあるはず!
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ハンドメイドに必須な材料を製造しており、
ハンドメイド好きには無くてはならないメーカーといえます。
ラドール
ラドールは硬く硬化し、収縮が少ないのが特徴。
そのため、主に粘土の芯に使うと良いです。
大まかな原型をこのラドールで作り、表面をきめの細かい粘土で作りこむのがオススメ。
削ると少しけば立つ感じがあるので、ジェッソを塗って仕上げると良いです。
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ひび割れがしにくいので使いやすいです!
・固さ…普通
・切削性…普通
・使いやすさ…使いやすい
ラドール プレミックス
ラドールとプルミエをミックスさせた石粉粘土。
ラドールの造形のしやすさと、プルミエの切削性の良さの両方を兼ね備えており、
使いやすさが増しています。
一番オーソドックスな石粉粘土といえますね。
普通に使いやすいので造形用粘土の中では最も人気があります。
そのため、画材店でもほぼ必ず見かける粘土。
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かなり万能な粘土。
石粉粘土で迷ったらとりあえずこれを買いましょう。
一番使いやすいです。
・固さ…普通
・切削性…良い
・使いやすさ…かなり使いやすい。基本の粘土はこれがオススメ。
ラドール プルミエ
かなり柔らかいので形が作りにくいが、硬化後が硬く削りやすい粘土。
紙やすりでの磨きや、彫刻刀での削りがしやすいです。
そのため、シンプルな形を作るときや、削って仕上げるときにはオススメ。
リューターなどで仕上げるときにはプルミエを使うといいかもしれません。
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リューターを使うとかなり細かい造形も簡単にできます。
・固さ…かなりやわらかい
・切削性…かなり良い
・使いやすさ…硬化してから加工するときに便利
ボークス(旧アートクレイ)
アートクレイ株式会社が令和2年にボークスへ事業譲渡しました。
ボークスでは主にフィギュアや模型材料を取り扱っています。
ニューファンド
収縮はしやすいものの、切削性や強度は良好な粘土。
収縮しやすいので、ひび割れ安く大きいものは作れません。
固めてから加工する場合には向いている粘土です。
この粘土は造形しやすいので、細かい造形物を作るときに向いています。
ブローチなどのアクセサリーを作るときにもオススメ
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硬すぎるときは、指に水を付けてよく練りこみましょう。
練るだけでだんだん柔らかくなってきます。
・固さ…硬め
・切削性…かなり削れる
・使いやすさ…癖はあるものの、慣れると使いやすい。
クレオス
クレオスはホビー系のメーカー。
模型材料や、塗装に関する画材を中心に販売されています。
Mr.クレイ
粘土の収縮が少なく、ひび割れのできないねんど。
そのため、大まかな塊感のある立体を作るときに便利。
紙粘土のように少し毛羽立ち感があるので、この粘土で仕上げるときは表面にジェッソなどで塗装して仕上げたほうがいいかもしれません。
べたつきが少ないので、子どもでも使いやすいです。
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毛羽立ちが気になる場合は表面にジェッソを塗って、研磨して仕上げるのもアリです。
・固さ…すこしやわらかめ
・切削性…普通(毛羽立ちに注意)
・使いやすさ…良い
日清アソシエイツ
クラフト材料をメインに取り扱うメーカー。
特にミニチュア系やアクセサリーを作るに必要な画材をメインに販売しています。
マイネッタ
マイネッタは石粉粘土の中でも硬化前がかなり硬め。
そのままではかなり使いにくい粘土です。
この粘土は少し特殊で、固いときに湯煎すると柔らかくなって使いやすくなる粘土です。
そのため、固くないと造形できないものを作るときにt買います。
例えば、ひも状のものや薄い形状のものなど。
少し特殊な使い方をする粘土。
・固さ…かなり硬め(湯煎すると柔らかくなります。)
・切削性…普通
・使いやすさ…普通に使うには向かない粘土。
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