石膏かたどりの必要な道具とやり方まとめ!【彫刻・粘土】

石膏かたどりの必要な道具とやり方まとめ!【彫刻・粘土】彫刻
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用意するもの

・石膏

・プラスチック、ゴム容器

・プラスチックコップ

・ゴム手袋

・混ぜる棒

・切金

・スクレーパーとハンマー

・石膏

石膏はいくつか種類があります。

一般的によく使われるのが吉野石膏のA級石膏。

ホームセンターの模型材料コーナーにありますが、大容量のものは最大20kgサイズのものがAmazonや楽天で購入することができます。

より石膏に強度を持たせたいときには樹脂入り石膏を使うのもおすすめ。

ただ、2面型の場合は型取りをきれいに行わないと、型が外れにくくなる可能性が高くなるので注意。

こざかい
こざかい

石膏にもいろいろ種類があり、より強度のある樹脂石膏(ハイストーン)などもあります。

・プラスチック、ゴム容器

石膏を混ぜる容器です。

柔らかいプラスチックやゴム容器だと繰り返し使えるのでおすすめ。

専用のゴム容器は最も使いやすいです。

安く済ませたい場合は100円ショップで売っているプラスチック容器でもOK。

手で多少変形できるものを選びます。

これは型取りが終わった時に、容器に残った石膏を掃除しやすくするためです。

こざかい
こざかい

容器は大きめのものを選びましょう!

・ゴム手袋

ゴム手袋は必須です。

石膏はアルカリ性のため、手で触れると荒れます。

使い捨ての薄手のものが使いやすくておすすめ。

・切金

切金は粘土原型のものを分割して型取りするときに使います。

これは石膏同士の境目に差し込み、分割する働きをします。

薄い(0.3mm程度)アルミや真鍮板を使うのがベストで、薄くて丈夫なのでおすすめ。

これを金属用のハサミで切って使います。

費用を抑えたいときはプラスチックの下敷きを切って使ってもいいです。

原型制作について

原型は基本的に石膏にくっつきにくい素材であれば大丈夫です。

プラスチックや金属、水粘土、油粘土がよく使われています。

木や石膏の原型などの場合、石膏とくっつきやすいので、表面に離型剤を塗る必要があります。

複雑なものを型取りする場合、2面以上の型になります。

そのため、どのように分割してかたどるかも考えましょう。

粘土原型にして、切金で分割したり、石膏よりもシリコン型にした方がいい場合もあります。

・スクレーパーとハンマー

スクレーパーとハンマーは石膏を外すときに使います。

ハンマーはゴムハンマーだと騒音が少ないので便利。

型取りのやり方

・型の分割(抜け勾配)を考える

・切金を入れる(粘土原型の場合)

・水と石膏を混ぜる

・石膏を流し込む

・型の分割(抜け勾配)を考える

まず、2面以上の分割した型を取る場合、どこで分割するかを考える必要があります。

型がきれいに外れるように抜けを考えましょう。

複雑なものほど分割数は多くなります。

・切金を入れる(粘土原型の場合)

彫刻では粘土原型がよく使われますが、型の分割には切金をつかいます。

型同士を区切る役割があり、粘土に差して使います。

切金は0.3mm程度の金属板を切って使うのがベスト。

8×5cmとかの長方形の形に切っておきます。

差すときは事前に入れる場所の粘土にカッターで切り込みを入れると差しやすいです。

↑切金を入れたところ。

少し重なるようにして入れていきます。

・水と石膏を混ぜる

準備が出来たら水と石膏を混ぜます。

水と石膏の混合比は厳密でなくても大丈夫ですが、石膏が多いほど固まるのが速く、強く硬化します。

やり方はまず、先に容器に水を入れます。

次に、石膏を少しずつ上から振りかけるように水の中に入れていきます。

この時に一気に入れすぎるとダマになるので注意

混水の目安ですが、振りかけてしばらくたっても水面から石膏の山が出て、崩れない程度になったらOK。

その後、へらやプラスチックスプーンなどで混ぜていきましょう。

混ぜるときはなるべく空気が入らないように、ダマがなくなるまで混ぜます。

こざかい
こざかい

石膏は時間で固まるので、手早く混ぜましょう。(大体、4分ぐらい)

石膏が水っぽい状態のままで混ぜ終わらせます。

また、石膏を扱うときは手が荒れるので必ずゴム手袋をしましょう。

↑10秒ぐらい待って、大体このぐらいで止まったぐらいがベスト。

・石膏を流し込む

いよいよ石膏を流し込んでいきます。

最初は石膏がまだ水っぽいので、そのうちに原型の表面に石膏を薄く塗布します。

原型の表面に空気が入らないようにすることが大切。

石膏を息を吹きかけて徐々に延ばしたり、筆を使って塗ると空気が抜けやすいです。

作業していると徐々に石膏が固まってくるので、それに合わせて徐々に石膏を盛っていきます。

原型から大体2cmぐらいの厚みになるように均一に盛っていきましょう。

完全に石膏が固まったら、すべての面を同様の手順で石膏を流し込んでいきます。

こざかい
こざかい

別の面の石膏同士がくっつかないように注意する必要があります。

また、石膏を外しやすくするために、スクレーパーを入れる目印を作ると良いです。

粘土をひも状にし、原型から2cmぐらい離れたところに沿わせるように切金の上にのせておくと良いですね。

こうすると石膏がかなり外しやすくなります。

最初に薄く筆で石膏を延ばしていきます

この時に空気を抜き、密着させるようにするのがポイント

石膏が全体的に盛れました。

石膏は徐々に固まるので、少し固まってくると盛り上げることができます。

固まり始めてから完全に硬化するまでは早いので、手早く行いましょう。

また、固まるのが早すぎると思ったら、石膏の混水量を少し増やすと良いかもしれません。

型の外し方

型の外し方は、スクレーパーを石膏の間に差し込んで、外していきます。

ハンマーでスクレーパーをたたいて、少しずつ剥がしていきます。

この時に、1か所をずっとやるのではなく、全体をたたいていき、石膏の型を浮かせるようにするのがポイント。

石膏が欠けた場合、接着剤や石膏でくっつけることができます。

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