美大の卒業制作の費用はいくら?
今回は美大の卒業制作の費用について書いていこうと思います。
僕自身、武蔵野美術大学を卒業しており、卒業制作はなんとか優秀賞を取るまでになりました。
そんな僕の体験や、周りの友人の話をもとに書いていきます。
これから卒業制作を控えている美大生や、美大に興味のある人は是非参考にしてみてください。
学費もお金がかかるのに、卒業制作もお金がかかりますね、、
費用の内訳
美大の卒業制作にかかる費用の内訳は主にこの通りです。
制作費(ピンキリ 3~20万円ほど)
展示費(学外展示をする場合はかかる 6万円ほど)
手伝い費(手伝ってもらうときの費用)
雑費(什器、交通費など)
僕の場合はトータルで12万円ほどかかり、割と安上がりなほうだったと思います。
ここから具体的に内訳を解説しています。
4年間の集大成となる作品なので、お金をかけたいところ。
お金をかければいい作品になるわけではありませんが、お金がないと表現の幅は狭まってしまいます。
制作費
まず一番は制作費ですね。
制作費は人によって大きく変わるので、大体このぐらいというものがありません。
学科によって大体異なり、彫刻科や工芸科は高めでデザイン科は割と安上がりです。
大きな作品を作ろうと思えばその分高くなりますね。
作品の材料だけでなく、加工する道具や機材もお金がかかるので注意。
デザイン科などは、モックアップ(試作品)を外注することも多く、その場合はめちゃくちゃお金がかかるので注意
僕は金工を専攻しており、銅板と和紙を使った作品を制作したので、割と安上がりでした。
大体3万円ほど。
友達は銀を使っていたので、かなり高くついた人もいましたね。
20万円近くかけた人もいました。
金属を鋳造するときの鋳造費や、道具代で結構かさんでいました。
展示費
展示費にもお金がかかります。
学内展のみだとお金はほぼかかりませんが、学外展示をするとお金がかかります。
卒業制作は学内展のみだと展示期間が1週間ちかくしかありません。
半年近くかけた大学の集大成である卒業制作が1週間の展示だとかなりもったいないですよね。
そのため、学外展示をする人が多いです。
主にギャラリーやイベント施設を借りて行うことが多く、展示する人が有志で参加し、割り勘になります。
僕の場合は東京の青山のスパイラルを借りて展示し、費用は3万円ほどかかった気がします。
手伝い費
卒業制作は大きな作品を作るようなときは後輩に手伝ってもらうこともよくあります。
展示するときも一人でできない量になることもあるので、意外と人手は必要。
僕も3年生の時に先輩の手伝いをよくやっていましたし、自分が制作するときは後輩に什器の製作をしてもらいました。
僕は焼き肉を後輩におごったりしました。
雑費
雑費は什器の制作(1万円くらい)や、その他道具代、ポートフォリオ、名刺などです。
展示の際に作品のところに置く名刺は作っておきましょう。
名刺は必須です。外注しましょう!
4年生になる前に稼いでおこう!
卒業制作は結構なお金がかかるので、4年生になる前に稼いでためておくことが大切。
4年生になると就活や卒業制作で忙しくなるので、3年生までに貯めるのがベスト。
15万円くらいはためておくと安心ですね。
お金がないと作品の制作に制約がかかり、自分のイメージしたものが作れません。
そのため、余裕をもってためておきましょう。
アルバイトの探し方
美大生におすすめなアルバイトの探し方や職種はこちらで解説しています↓
僕はこの方法で陶芸教室のアルバイトができました。
casieもおすすめ
アルバイトもいいですが、自分の作品で稼ぐ方法もあります。
SNSで作品も販売できますが、casieで絵をレンタルに出す方法が手軽でおすすめ。
casieは絵を郵送で送るだけで、レンタルされれば月に千円前後の収入になります。
そのため、10枚レンタルされれば毎月1万円近くの収入に。
なので課題の合間に作った作品などをレンタルに出しておくと、卒業制作費が捻出できます。
casieに出品するにはこちら詳しい体験談はこちらに記載しました↓
かなり手軽なのでおすすめ。
1作品月に千円前後は少ないように思えますが、1回限りではなく毎月なので、結構な収入になったりします。
家に作品を眠らせておくよりは出した方がいいですね。
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