リアルな油絵の描き方と必要な道具まとめ!

リアルな油絵の描き方と 必要な道具まとめ!油絵の具
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リアルな油絵を描こう!

今回はリアルな油絵を描くために必要な画材と描き方について簡単にまとめてみました!

絵を描くときに、だれもが一度はめちゃくちゃリアルな絵を描きたい!と憧れるものですが、意外と描くのは難しいかなと思います。

僕もリアルな絵を描くために、いろんな画材を試したり、技法を研究し、今は何とか描けるぐらいにはなりました。

その経験を今回はお話していくのでぜひ参考にしてみてください!

道具

リアルな油絵を描く道具はこのような感じでそろえればOK

・高品質な油絵具で色数を多くそろえる

・オイルも種類が必要

・ステンシル刷毛は必須

・高品質な油絵具で色数を多くそろえる

まず絵の具についてですが、有名メーカーのもので色数を多く(最低24色以上)そろえましょう

メーカーはホルベイン、ターレンスのレンブラント、クサカベなど画材メーカーで売っているものであればOK。

Amazonで売っている海外?の激安絵の具だけは避けましょう。

絵の具の色数はできるだけ多いほうが良く、最低でも24色はほしいところ。

絵リアルな絵を描く場合、色の混色がかなりシビアになってきます。

そのため、色数が多いほうが混色の手間が省けます。

ですが油絵具はアクリル絵の具や水彩と比べ、色数が多いセットはすくなめ。

僕のおすすめはホルベインで、コスパが良く、多めの色数のセットもあります。

こざかい
こざかい

僕は普段は下記の油絵具を使っています。

絵の具をケチらなくていいぐらいの価格でおすすめ!

まずはこのセットからはじめて、必要に応じて画材店で単色を買いそろえていきましょう。

・オイルも種類が必要

油絵のオイルはいくつか種類があります。

基本はペインティングオイルが一つあれば十分ですが、リアルな絵を描く場合はオイルの使い分けも重要になってきます。

ペインティングオイルは揮発性オイルと乾性油を調合したものですが、それらを単体でも使えるようにした方がいいですね。

揮発性オイル(ペトロールやテレピン)で最初は全体的に色を薄くのせたり、

乾性油のみで乾燥時間を遅めにして、ゆっくりと時間をかけて描いたりできます。

絵の制作の進行度に合わせて調合して使えるようになりましょう。

なので、オイルはペインティングオイル、揮発性オイル、乾性油の3つを揃えるのがおすすめ。

こざかい
こざかい

僕は下記のものを実際に使っています!

・ペインティングオイル

ペインティングオイルはオーソドックスなオイルです。

すでに調合済みになっているので、そのまま油絵具に混ぜて使えます。

ペインティングオイルは黄変しにくいものを選びたいところ。

黄変は白色の絵の具の色はかなり影響を受けやすいです。

・シッカチフ

シッカチフはオイルを薄めるときに使います。

すぐに乾燥し、水彩のように絵の具が薄くなるので、主にかきはじめに使います。

絵を描く最初に大まかに色を薄くのせるときに便利なのであった方がいいですね。

・乾性油

乾性油は主に終盤に使います。

これは無くても大丈夫ですが、あると重厚な画面を作ることができます。

どの植物のオイルを使うかでいくつか種類があり、ポピーとサフラワーが一般的。

・ステンシル刷毛は必須

リアルな油絵を描くときに僕が必須だと思うのがこのステンシル刷毛です。

これは主に絵の具をぼかすときに使います。

リアルな絵は筆跡をいかに消してきれいなグラデーションを作るかにかかっており、

それを簡単にできるのがこの刷毛。

ステンシル刷毛以外にもぼかす方法はあり、例えば扇状の筆で軽くなでたりなど。

自分に合った方法を見つけたいですね。

こざかい
こざかい

普通のラウンドや平筆だとどうしても筆跡が残ってしまい、絵の具をきれいにぼかすのはかなり難しいです。

なので、これらの筆を揃えるのはほぼ必須なので必ず持っておきましょう!

描き方編

描き方のポイントは下記の通りです↓

・絵の基礎力があるのは大前提

・下書きはかなり丁寧に

・全体的に進めよう

・影は大切

・筆跡は残さずにぼかそう

・時間をかけて描く

・絵の基礎力があるのは大前提

まずリアルな油絵を描くには当然ながら、自分の絵の技量を上げることが必要です。

この辺りは絵を描き続けていれば自然と上達していくので、時間はかかりますが何度もトライするしかないですね。

具体的な上達方法は下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください↓

こざかい
こざかい

絵はすぐには上達しません。

なので長いスパンで時間をかけて上達する必要があります。

・下書きはかなり丁寧に

下書きはかなり丁寧に描きましょう。

絵の制作時間の全体の2~3割ぐらいの時間を使う気持ちで丁寧に描きます。

下書きだけでもほぼ絵として完成して見えるぐらい描いてもいいですね。

一度丁寧に書いておけば自信をもって着彩できますし、観察力も上がっているので下書きを思い出して着彩できるので絵のクオリティがぐっと上がります。

下書きの完成度で絵の最終的な完成度もほぼ決まるといわれています。

こざかい
こざかい

絵がうまい人ほど下描きに時間をかけますね。

僕自身の経験上でお話をします。

美大受験の時に6時間で絵を仕上げる着彩の試験があったのですが、下描きには1時間近くかけていました。

下描きを丁寧に描いていればその分、着彩も迷うことなく早く描き進められるので、実質的に絵が早く仕上がります。

・全体的に進めよう

リアルな絵に関わらず絵を描くときに言えることですが、全体的に進めることが大切です。

絵の全体的な雰囲気や明暗を最初から作っていき、完成像をしっかりと予想しながら描き進めていきましょう。

たまにSNSなどで部分的に描き進めていくものを見かけますが、この方法はおすすめしません。

それはおそらく写真をそのまま模写していくような描き方で、自分のイメージ以上の作品を制作することができません。

・影は大切

絵をリアルに描く場合、おそらく一番大切なのが影です。

影は床に落ちる影で、これをめちゃくちゃ丁寧に描くことでかなりリアルな絵を描くことができます。

モチーフそのものよりも影のほうが大事かもしれません。

影はきれいにぼかすことでかなりリアルになりますが、これはステンシル刷毛や扇状の筆を使うことで表現が可能。

影を描くときのポイントは性質を理解することで、

影はモチーフから離れるほどぼかしが強くなったり、ものと床が設置している部分の影はかなり強い黒になっていたりします。

このあたりを丁寧に観察していきましょう!

こざかい
こざかい

影はものをリアルに見せる最も重要な要素です。

・筆跡は残さずにぼかそう

筆跡は残さず、しっかりとぼかしてきれいなグラデーションを作ることが油絵では大切です。

この方法はアクリル絵の具や水彩ではできない油絵の特権でもあります。

筆跡を消すにはステンシル刷毛や扇状の筆を使ったり、絵の具が乾いた後に上から薄く塗り重ねていったりしましょう。

・時間をかけて描く

最後に大事なのが時間をかけること。

もうこれ以上描けない!と思うぐらい描いてみましょう。

そして、そこからさらに時間をかけて何とか描いていくと、

自分の限界を突破していき、かなり絵がリアルになっていきます。

1枚の絵でも1週間、1か月と長く時間をかけても全然OK。

僕の予備校時代はたったA3ぐらいのサイズの絵のデッサンでも1週間近くかけたときがありました。

一度時間をかけて描くことで、だんだんと絵を描くスピード自体も速くなってきます。

また、油絵具を使う場合は絵の具の性質上、修正がしやすく重ね塗りをして複雑な色を作れるので時間をかけた方が良いです。

リアルな絵を描く油絵画家の人は1枚の絵でも平気で1か月くらいの時間をかけていますね。

こざかい
こざかい

時間をかければいい絵になるというわけではありませんが、

リアルな絵を描くためには時間は必要です。

実際に描いていてみた

ここからは実際に僕が描いた例を紹介します。

まず最初に下書きを丁寧に行います。

油絵は下地をかなり隠すので、下描きの線は2Bぐらいの鉛筆で濃く描きましょう。

かなり丁寧に行い、この絵でも30分以上は時間をかけています。

下描きが済んだら大まかな色を塗っていきます。

大まかな明暗ができた後です。

明部、中間、暗部、反射光のそれぞれの色で4色程度で塗り分けるとざっくりと立体感が出てきます。

この時に、目をぼやかしながら絵を見ると立体感が出ているかわかりますよ。

あまり細部にはこだわらずに塗っていきましょう。

全体的にぼやかした感じです。

筆の塗り跡が消えてリアルな表情が生まれてきました。

今回はこんな感じで完成です、、!

こざかい
こざかい

動画もあります↓

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