絵を始めたての初心者が描くべきモチーフまとめ
今回は絵を描き始める初心者向けに、練習用の絵のモチーフの選び方を解説していきます。
いったい何から描けばいいの?というレベルの完全初心者向けの記事になっています。
基礎的なモチーフ
基礎的なモチーフは想定で描くこともでき、一番簡単に用意ができます。
実際のモチーフを見て描きたい場合は100円ショップで近い形のものを探したり、
紙立体で作るのもありです。
美術予備校とかだと、石膏でできたものがあるのでより観察しながら描けます。(購入する場合は大きな画材店で売ってます)
基礎的なモチーフはそれ自体は面白みもないモチーフなので、描いていて結構つまらなくてめんどくさかったりします。
ですが、基本的な立体感や形の取り方がわかるので、一通り描けるようになりましょう。
美大受験のデザイン科や工芸だと、採点しやすいように基礎形態に近いモチーフが多く出されます。
・立方体
立方体は最も基本的な形態です。
一番の難関は正確な立方体の形をとること。
長方形に見えたり、ゆがんで見えずに、しっかりと立方体になるように感覚を身に付けましょう。
・球体
球体は正確な正円を描く訓練になります。
100円ショップなどで適当なボールを買ってそれをデッサンするのもあり。
・円柱
円柱は楕円を描くのが難しいモチーフです。
楕円は端がとがりすぎたり、丸すぎたりしたりしてはいけなく、こちらも感覚的に楕円の形を身に津yける必要があります。
また、上下の楕円でパースが変わることにも注意
・卵形
卵型はシンプルですが複雑な形をしています。
実際の卵を見ながら描けるので、モチーフの用意が簡単なのはうれしいところ
人をうまく描きたいとき
・自画像(肩から上が一般的)
・手(いろんなポーズを描くと効果的)
・足
・全身(公園や電車の中で街中の人を描きます。友達がモデルになるのが最良)
静物をうまく描きたいとき
自然物
果物
→リンゴ、レモン、バナナ、梨、オレンジなど
野菜
→ほうれん草、カブ、ピーマン、ナス、トマトなど
植物
→チューリップ、ひまわり、バラ、コスモス、ボタン、アジサイ、綿、落ち葉など
魚介
→貝(サザエ、アワビ)、イカ、サバなど
工業製品
→ドライヤー、蛇口、空き缶、腕時計、アイロン、コップなど
風景を描く
・公園
・家
・海
風景を描く場合、公園や海辺だとイーゼルをもって現地で描きやすいですね。
街を描きたい場合はイーゼルが置きにくかったりもするので写真を撮ってそれを見ながら描きます。
写真だと、時間で状況が変わったりしないので描きやすいです。
ただ、実際に見た方が空気感や遠近感の表現がしやすいので、うまく使う必要があります。
石膏像は入手難易度が高い
アカデミックな絵の訓練として、よく石膏像を描いたりしますが、個人だとなかなか入手が難しく、現実的ではないんですよね。
一応、新宿の世界堂に行けば石膏像が買えますし、専門店でオンラインで買うこともできます。
ですが、一度買うと結構邪魔になります、、(笑)
なので、描きたい場合は美術予備校や絵画教室に少し行く方がいろいろ楽です。
一番最初に描くべきモチーフのおすすめの順番
初心者が一番最初に描くべきモチーフは何でしょうか。
一般的に美術予備校に通うと下記のような順番で描くことになります↓
アカデミックな場合
↓リンゴ
↓各種基礎形態(立方体、円柱、球体)
↓静物単体(いろんな形態・質感のもの)
↓石膏像
↓静物の組み合わせ
個人的には静物単体で好きなものを描いていき、慣れたら自分の描きたい絵のモチーフ(風景や人体など)を描いていけばいいと思います。
最初の単体静物でおすすめなのは、リンゴ、トマト、ナス、マグカップ、缶、ティッシュ(箱)が形態や色がシンプルなので描きやすいです。
なぜ最初にリンゴを描くのか
美術予備校に行くと大抵最初に描くのがリンゴです。
その理由は基本的な要素が大体そろっているため。
例えば、大まかな立体感を付けやすかったり、塊感があり、上から見たらやや5角形になっているという自然物としての構造の把握などが学べます。
また、複雑な色や質感がありすぎないのも理由だと思います。
絵がうまくなるための関連記事
最後に、絵がうまくなるための関連記事を紹介します。
僕の経験をもとに解説しているので、ぜひ参考にしてみてください、、!
コメント