アクリル画に必須!バーニッシュの種類と使い方!

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皆さん!完成した作品は保護をしっかりしているでしょうか。
大切な作品が劣化したら悲しいですよね。

作品を描いた上で最後に作品を保護することは作品を劣化させないためにも重要で、
この作品保護の責任は作家にあります。

なので今回はこのアクリル画の作品保護のバーニッシュの使い方についてまとめました!

アクリル絵の具の保護にはバーニッシュ!

アクリル絵の具は絵の具メーカーからバーニッシュと呼ばれるものが販売されています。
これは完成後の作品に塗るもので、作品への傷や汚れを防ぎます!また、画面のつやを均一にする効果もあります。

バーニッシュをうまく使えば作品の完成度も上がるので必ず使いたいところです。

バーニッシュは液体タイプとスプレータイプの2タイプがあり、どちらも一長一短です。
二つの特徴をまとめてみました。

ちなみにアクリル絵の具のメーカーについてはこちらの記事で解説しています

液体タイプバーニッシュの特徴

スプレータイプの特徴は主に5つ!誰でも簡単に使えるのが大きな特徴です!

希釈できる

割安

重ねて厚く塗ることができる

重厚感が出る

扱いには慣れが必要

液体タイプのメリット

液タイプはスプレータイプより割安で、重ね塗りする事で厚い塗膜を作ることができます。
特に艶ありのバーニッシュの場合、厚い膜によって強い光沢を得られます。そのため、作品の重厚感が増します

艶ありの場合塗ると、塗る前より明度が落ちて彩度が上がり、作品の色に深みが出ますね。

絵の具がまだ乾燥前の色と同じになり、黒がよりはっきりと変化。

塗った後


液体タイプのデメリット

デメリットとしては扱いがやや難しいということです。

雑に塗ってしまうと液だれを起こして妙な厚みが生まれてしまったり、気泡が入って凹凸ができたり、刷毛の跡がついたりしてしまいます。
マットタイプの場合は凹凸はあまり気になりませんが、艶ありの場合はかなり目立ちますよ。

私はホルベインのクリスタルバーニッシュをよく使っています。これは艶ありタイプのものです。

塗り方のコツ

塗り方のコツは薄く手早く塗布します。

基本的には原液のまま使いますが、日がたって硬い場合は若干水を混ぜます。

塗る道具はスポンジ刷毛がおすすめ。

普通の刷毛だとたまに毛が混じったり、刷毛跡が目立つことがあるため。

少量を取り、薄く塗っていきましょう。

一度にたくさん塗りすぎると液だれを起こすので注意。

少し足りないかなと思うぐらいで塗ってみて、足りなかったら一度乾燥した後で再度塗るのが確実です。

塗り終わったら平らな場所において乾燥を待ちましょう。

※補足

早く乾かそうと思ってドライヤーを使うのは厳禁です。

気泡が発生したり、ひび割れなどの原因になります。

なるべく涼しい場所でゆっくりと乾燥させるのがベスト。

塗り方のコツのまとめ!

・少しずつ薄く塗り、回数を分ける

・塗ったら液だれをしていないか確認

・平らなところで乾燥させる

これを守れば大丈夫です!

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スプレータイプのバーニッシュの特徴

扱いやすい

割高

塗膜は薄い

定着が弱めor水に溶ける画材でも大丈夫

スプレータイプのメリットとデメリット

スプレータイプの最大の特徴は扱いやすいことです!

液だれやムラなどが起こりにくく、初めてでも簡単に塗布することができます。
バーニッシュは作品が完成してから塗るので、どうしても失敗したくないものです。

失敗するかどうか不安な人はこのスプレータイプをお勧めします。

また、他のメリットは定着が弱いものでも使えるということです。
私の作品はアクリルの上からペンで書いていますが、液タイプのバーニッシュを刷毛で塗るとペンがはげるのです!

しかし、スプレータイプだとその事故は起こりません。
強い光沢を得る場合はスプレータイプを使った上から液タイプのバーニッシュを使います。

また、スプレータイプは有機溶剤を使用しているため、水に溶けやすい画材でも使えるということです。
なので水溶性のペン等の画材を併用していても使えます。

デメリットは割高なことと、スプレー単体ではかなり塗膜が薄めという点です。
塗膜の厚みは好みだとは思いますが、スプレーだけだと強い艶などは得られません。

スプレータイプの使い方は作品を平置きまたは立てかけて、均一にスプレーを塗布するだけです!
塗膜が薄いので最低2回は塗布しましょう。

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補足 つやありとつや消しについて

バーニッシュにはつやありとつや消しとがあります。

どちらを選べばいいかの参考ですが、

アクリル絵の具の多くは絵の具自体がつや消しになっています(ターナーやリキテックスなど)

そのため、絵の色調を変えたくなければつや消しを選びましょう。

一方で絵により深みを与えたい場合はつやありがおすすめです。

こざかい
こざかい

絵の雰囲気で分けてもいいですよね。

ちなみにつやが中間のサテンタイプもありますよ!

選ぶポイント

・色を変化させたくなければつや消し

・落ち着いた雰囲気にしたければつや無し

・黒をはっきりさせたければつやあり

・目立たせたければつやあり

コメント

  1. art より:

    はじめまして。
    液タイプを薄く塗り、回数を分けるとは乾燥させてから塗り重ねるのでしょうか?
    それとも、薄くぬり息を吹きかけて気泡を抜いた後にすぐ塗れるのでしょうか。
    初めてチャレンジしようと思っておりますので、教えていただければ幸いです。

    • はじめまして!
      一度薄く手早く前面に塗って、乾燥後に再度薄く重ねます。
      薄く塗ることで気泡を減らすことが出来ます。
      もし、気泡が残ってしまったら、乾燥前であれば息を吹き替えることで多少は気泡を減らせますね!

  2. art より:

    ありがとうございます。
    試してみます!

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